研究室ブログ/日々の生活・・・
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三菱マテリアル訪問

こんにちは。3年の109です。

 

今回は2023年12月7日に三菱マテリアルの大宮事業所を訪問させていただきました。

研究室に入ってからお出かけは初めてでとてもわくわくデス!

 

↑三菱マテリアルの大宮事業所はとても存在感のある建物でした。

装置の説明をたくさんしていただきました。知識不足で途中から頭がパンクしそうになりました…。もっとたくさん勉強していきたいです!

 

その後の質疑応答では、仕事のやりがいについて伺いました。大学での専攻科目のことだけでなく、もっと幅広く学べることがやりがいに繋がっているとおっしゃっていました。企業に就職してからも成長し続けられるというのは大切なことだと感じました。

 

その後はご飯を食べながら懇親会をしました。就職活動の話から休日の過ごし方までたくさんのお話をしていただきました。食堂のご飯もとってもおいしかったです。

 

分析化学は企業にとって欠かせないものだと感じました。就職後のために大学で学べる事をたくさん勉強していきたいと思います!

 

↑三菱マテリアルの皆さんと写真を撮りました。ありがとうございました!

 

 

109

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新世代紹介Part4 井口君

皆さん、こんにちは。市長です。

今年の十月に新しい三年生が入りました。井口君です。

↑ 真面目に実験してます。井口君はAmong us(ゲーム)と音楽、アイドルが好きです。

「King Gnu」が好きで,井口君は井口さんが好きです。センスいいですね。

でも,アイドルではないです。どういうことでしょう。

ちなみに井口君は僕と同じパソコンを持っています。イヤホンも同じものです。

奇遇ですね。私もAmong usとKing Gnu、アイドルを好きになれそうです。

市長

 

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pHメーター講習会

皆さん!こんにちは井口です!

この度,初めてブログを書かせていただくのでとてもはりきっております!

 

私たちは2023年12月1日に大山研,大橋研の方々と合同でpHメーター講習会を受けてきました。

堀場さんのご指導のもと,pHメーターの仕組みを教えていただいたり,様々なサンプルのpHを予想して,実際に計測したときのpHを当てることができれば,豪華景品を獲得できるといったとても楽しいクイズを交えながらの実習でpHメーターについて学ばせていただきました!

ちなみに私は景品でオリジナルカレンダーを貰いました!まだ,年明けしていませんが既に飾ってめくっています。

↑ みんな真面目。pHメーターマスターへの気迫が伝わってきますね。

 

↑ 3年生も集中力で乗り切っております!

これでpHメーターの操作に関して怖いものはありません!

この調子でどんどんレベルを上げていきます!

 

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第59回FIA講演会@徳島 で研究成果発表を行い、最優秀講演賞など3賞を受賞しました

2023年11月24日に「第59回フローインジェクション分析(FIA)講演会」が,徳島県青少年センター(とくぎんトモニプラザ)(徳島市)で開催され,高貝先生と大学院生3名が参加しました。

学生が研究成果発表を行い「最優秀口頭発表賞」(1件/8名発表)、「最優秀ポスター発表賞」(1件/16名発表)、「優秀ポスター賞」(5件/16名発表)の3賞を受賞しました。

 

研究発表のタイトルは、以下のとおりです。

【口頭発表】

「最優秀講演賞」(1件/8名発表)

岩本友樹,高貝慶隆,“完全閉鎖型フロー合成・分析法 ~合成・濃縮・分離・検出を統合したインテリジェンスFIA~”

 

【ポスター発表】

・「最優秀ポスター賞」(1件/16名発表)

木村梨子,高貝慶隆,“フロー系濃縮を志向したアルギン酸ゲルによるトリチウム水の迅速的交換”

 

・「優秀ポスター賞」(5件/16名発表)

ビャムバドルジ アナラ,鷲山幸信,荒野真結,鈴木李英,高貝慶隆,“金ナノ粒子包含樹脂によるアスタチン-211の吸着と固相反応場としての活用”

 

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日本知能情報ファジィ学会誌「知能と情報」に論文が掲載されました。

博士課程の丹治珠緒さんの研究成果が、2023年11月の日本知能情報ファジィ学会「知能と情報」誌に論文掲載されました。

【著者/論文誌名】丹治 珠緒, 古川 真, 高貝 慶隆*, 知能と情報, 35(4), 742-745 (2023).

【タイトル】階層クラスター分析と確信度の併用による複合材料の化学データを用いた段階的識別

【DOI】https://doi.org/10.3156/jsoft.35.4_742

【概要】複合材料の組成を分析するとき,多くの場合は材料を溶剤に溶かして分析をします。

しかし,逆に,溶けている成分を測定しても元々の複合材料が分かる訳ではありません。

今回,溶けている成分を分析して元々の複合材料が分かるために,多変量解析法を活用した方法を開発しました。

しかし,これまでの多変量解析(例えば,階層クラスター分析や証拠の理論)をもってしても,材料同士の類似性がわかりますが,複合材料に含まれる素材を識別するには至りませんでした.

そこで,本研究では,階層クラスター分析と確信度の2つの方法で段階的に評価する方法を実施しました.

そうすることで矛盾の無い結果を得ることができ,それぞれの模擬試料に対する確信度を定量的に算出することができました.

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FIA講演会@徳島

MWです。2023年11月24日に高貝先生,KIMさん,ドルさん私の4人で徳島県にて開催された第59回フローインジェクション分析講演会に参加してきました。

徳島では何が特産なのかな~とワクワクしながら事前に調べていたのですが,南福島駅近くに徳島ラーメンだったことを思い出し,本場の徳島ラーメンに焦がれながらの移動でした。

徳島の空港名が「徳島阿波踊り空港」で空港の名前にまで阿波踊りがついていて怒涛の阿波踊り推しが面白かったです。(空港内でも阿波踊りの映像が流れていました。)
ホテルについてからは,徳島を少し観光してから明日の英気を養うために徳島ラーメンで〆て発表本番に備えました。

学会当日,午前中は私の発表がありました。口頭発表でしたので緊張しましたが何とか乗り越えることができました。午後からはポスター発表がありました。KIMさんとドルさんが発表しました。今回の学会では,全ての発表が1つの会場であったため様々な方の発表を聴講することができ,とても勉強になりました。

発表終了後,交流会が開催されました。気さくな方が多く,人見知りである私も楽しいひと時を過ごすことができました。様々な大学の学生が集まっていたこともあり研究室の話や,住んでいる県の話で盛り上がりました。

学会を通して,多くの人と交流し話を聞くことで研究だけでなく普段の生活に対しても刺激になりました。今回の経験を糧にこれらも励んでいきたいと思います。

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中性子小角散乱(SANS)実験@東海村

2023/11/6-8

もんじゃです。

11/6-11/8にJAEA@東海村でSANS実験を行ってきました。

メンバーは昨年と同様,先生,Npさん,TMOさん,いわしさん,もんじゃの5人です。

前回はNpさんの実験のお供としての参加でしたが,今回は私がメインの実験となりました。
外部での実験かつ,先輩方にお手伝いいただく形になりましたので,「失敗できないな」とやや気を引き締めて臨みました。

SANSの測定機器との1年ぶりの再会です。
昨年同様,緑色の大きな検出器が私たちを出迎えてくれました。

実験開始直後,当初の計画では時間が足りなくなることに気づき,かなり焦りました。
みなさんにお手伝い頂き,なんとか計画を立て直すことができ,一安心です。
今回の実験で一番焦った瞬間でした。
次回は,より綿密に計画を練る必要があると実感しました。

全員が2回目のSANS実験でしたので,各々が自然と役割分担し,スムーズに実験が進みました。

前回の教訓が活きたのか,日付をまたぐことなくホテルに戻ることができました。
朝の出発時間は,少し早かったですが…
ちなみに朝なのに,朝日ではなくオリオン座が綺麗に見える時間でした。

最終日には,近くの食堂にお昼を食べに行き,無事に3日間の実験を終えることができました。

↑美味しいお昼ご飯をいただきました。

今回は先輩方だけでなく,事前準備の際にM1のメンバーにも協力していただいたので,感謝の気持ちとして東海村公式キャラクターのイモゾーファミリーのキーホルダーをプレゼントしました。

↑イモゾーファミリーのキーホルダー

みなさん喜んでくれたみたいです。
これで,M1のメンバーは次回も手伝ってくれることと期待しています。

多くの方にご協力いただいた実験でしたので,どんな結果が届くか今から大変待ち遠しいです。
みなさまご協力いただきありがとうございました。

もんじゃ

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放射化実験@JRR-3(茨城・東海)

皆さんこんにちは!KIMです。

 

もう11月に入り,すっかり季節は冬になってしまいました。

最近こたつを出しまして,外に出たくない沼にはまっております…。

 

さて,2023年11月7~9日にW先生,ポルコちゃん,私の3人で茨城県東海村にあるJRR-3へ中性子放射化実験をしてきました。

中性子放射化とは,その名の通り,中性子をターゲットに照射して放射化させて測定するという機械です。放射化するためには原子炉にもっていかなければならないのですが,そこはもちろん,安全面に考慮してロボットが持っていってくれます。

ただ,丹精込めて作ったサンプルなだけに少し名残惜しい気持ちもありつつ,サンプルとお別れを告げました。

しかし,悲しんでいる余裕もなく,すぐ吸い込まれてしまい,原子炉まで150 mあるにも関わらず,あっという間に放射化され帰ってきました。それからは時間が尽きるまで測定をしていました。いい結果になることを祈るしかないですね。

 

また,w先生のご厚意で,原子炉の中の実験施設も見学させていただきました。

さすがにチェレンコフ光は見れなかったのですが,上から炉心も見ることができ,もしここに落ちてしまたら…と想像するだけで恐怖ですね。炉室にはたくさんの実験施設もありました!この中で実験するには一日ウン十万円もするのだとか。

他にもJRR-4やタンデム加速器など,バラエティに富んだ実験施設がたくさんありました。

 

実験が終わり,w先生が東海の近くに美味しい海鮮のお店があると連れて行ってくださいました。おすすめは目光の天ぷらと日替わり定食とのこと!

ポルコちゃんは日替わり定食,私KIMは海鮮丼を選びました。

一口食べてみて,感動ですね。海なし県出身の私にとっては今までに食べた海鮮の中でトップに匹敵する味でした!!

 

最終日,実験を終えて電車で帰ろうとしたとき,なんと!
イモゾーを発見しました!一時期  高貝研大ブームになったあのいもゾーです!!

ポルコちゃんとパシャリ!疲れも吹っ飛ぶいい出会いとなりました。

今回,実験を行うにあたりご指導いただいたw先生,本当にありがとうございました。

大変貴重な機会となりました。

 

KIM

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3年生歓迎会

皆さんこんにちはTTです!

10月20日に新しく高貝研に入ってきた3年生の歓迎会を行いました。

半年前に自分の歓迎会を開いていただいて,早くも自分が歓迎する立場になり感慨深いです…!

場所は鳥政で行いました。

今回,残念ながら高貝先生が体調不良のため歓迎会には参加できませんでした,,,

3年生たちも楽しみにしていたのですが,先生との飲み会は次の機会に持ち越しです。

気を取り直して歓迎会の様子をお届けします。

乾杯の音頭は高貝先生の代打として,ごまひちゃんが行いスタートです。

今にも鉄板からあふれそうなモツ焼きをこぼさないように苦戦しながら各テーブル盛り上がりました。

その様子をお届けします!

 

 

楽しい時間もあっという間に過ぎ,お開きの時間となりました。

3年生も我々もお互いのことをよく知ることができたと思います。

あらためて高貝研のメンバーとしてよろしくです。

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ASIANALYSIS XVI@マレーシア で招待講演を行いました

10月9日~12日にマレーシアのクアラルンプールで開催された「ASIANALYSIS XVI, 2023」に高貝先生が参加され、招待講演を行いました。

タイトルは、以下のとおりです。

◆招待講演

Y. Takagai, “Gold Nanoparticle Catalytic Flow Synthesis and Cycle Monitor System Utilizing on Solid Phase Extraction”

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新世代紹介Part3 Snくん

みなさんこんにちは,ごまひです。

 

先日,白鳥の雁行を見かけて,冬の訪れも近いな~と感じております。

真っ白な白鳥が青空の下を飛んでおり,美しいフォーメーションと優雅な飛翔に感動して

無我夢中で目に焼き付けていました。

学校で見かけた景色なので,大学に居る方はぜひ空を見上げてみてください~

 

さて,10月より新しく3年生が研究室に仲間入りいたしました。

 

今回は,Snくんの紹介です!

 

Snくんは,いつも明るく元気よく研究室に登場します。

 

見ていても聞いていてもザ・爽やかな登場で,私は毎度若さとキラキラしたオーラを感じて目を細めております。

さらに,テニスが趣味らしいです。(爽やかすぎますね…)

 

 

こちらは実験中の様子です。

 

↑ Snくんのスマイルと後ろのHzさんが見事にかっこよく決まってます!

 

↑ 慣れない操作ですが,堂々としていますね!

 

研究のお話になると,「難しそうですね…」とつぶやいていましたが,

研究室生活については「仲良く過ごしたいです!」とやる気に満ちております。

 

はじめは不安なことがいっぱいあると思いますが,

好きな食べ物だというカツオのたたきを食べてがんばっていきましょう。

(ちなみに,魚介系全般食べられないらしいです。でも,たこ焼きとかマグロは食べられるらしい…)

 

食の好みに関して謎多き,Snくん。今後の活躍に期待です。

これからよろしくお願いします!

 

今回は,Snくんについての紹介でした!

 

ごまひ

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新世代紹介Part2 109ちゃん

こんにちは! ポルコです。

最近実家に子犬が仲間入りし,あまりの可愛さに笑みが止まらない毎日を過ごしております。

まだ会えていないので,次回の帰省がとっても楽しみです。

 

 

今回は3年生の紅一点,「109ちゃん」をご紹介します!

 

109ちゃんのペンネームは,東京にある某ビルから取ったそうです。

一緒にペンネームを考えていた時に近くにいたnmさんがひらめいたことで決まりました。

 

 

3年生が配属されると練習実験から始まるのですが,有機合成のにおいに耐えながら頑張っていました!

上級生に見守られながらの実験です。

 

 

 

いつも笑顔がはじけている109ちゃんですが,休日はゲームをしているそうです。

特にスプラトゥーンが好きだそうです。

研究室メンバーはゲーム好きな人が多いので,みんなで対決できそうですね。

笑顔がかわいらしいですね!

 

 

実験中はいつも「不器用なんです…」と心配していましたが,これからたくさん練習をしてメキメキと上達するはずです!

 

以上109ちゃんのご紹介でした!

これからよろしくお願いします!

 

ポルコ

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新世代紹介Part 1 Ir君

皆さん,こんにちは。一十です。

 

2023年10月2日より新セメスターが開講し,高貝研究室に新しいメンバーが加入しました。

 

今回は,配属されたばかりの新メンバーから,Ir君をご紹介します。

 

慎重に実験を進めるIr君。

 

Ir君は,きれい好きで,毎週末のお部屋の掃除は常に欠かさないそうです。

未だに,海外演習で使用したスーツケースが自室に鎮座している私には,非常に耳が痛い話でした。

 

 

Ir君のひそかな楽しみは,撮りためていたドラマの一気見で,好きなジャンルは,アクションとサスペンスだそうです。

おすすめの作品として,「VIVANT」を薦めてもらったので,ブームに乗り切れなかった私は,これを機に視聴してみたいと思います。

 

最後に,今後の研究室生活について意気込みを聞きました。

「難しい課題にも,くじけずにくらいついていきたい。」とのことです。

 

これから,どうぞよろしくお願いします。

 

一十

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ウィーン訪問記_TU Wien&採水編

TMOです。前回に続き、2023.9.21~2023.9.25のウィーン訪問記をお送りいたします。

今回はTU Wienと採水に関しての記事です。ウィーン訪問の大きな目的の1つである、TU Wienに行ってまいりました。

 

TU Wienは、ウィーンの街のど真ん中にありました。ホーフブルグ宮殿やシュテファン大聖堂をはじめとするウィーン生粋の観光地の付近に位置しているためとても栄えていました。

ここでは、キャンパスに併設されている本屋さんに立ち寄り、TMOは派手派手な実験ノートを2冊入手しました。きっと実験もバチバチにはかどるでしょう!現在進行形で書き進めている実験ノートはまだ半分ほどページが残っています。たくさん実験・検討を重ねてイケイケノートに切り替わりたい!(本末転倒が否めない…。)

TU Wienには、環境放射能学の今を先行くGeorg先生のラボがあります。

街中にあったキャンパスとは異なる場所に原子力センターがあり、そこにGeorg先生のラボがございました。

原子力関連の施設は住宅少ない場所、海沿いなどにあるイメージを持っていたTMO。ウィーン中心部からは少し離れているもののトラムに乗り、数10分で行けるような街中にあったのでとても驚いてしまいました。建物内にあるサロンのような場所では多くの学生さんが交流していました。自分も交流の場に混ざりたい気持ちを抑えてTU Wienの施設訪問を無事に終えることができました。

 

この長期間のウィーン滞在では、隙あらば採水を試みておりました。気合を入れ、30本以上のサンプル管をスーツケースに入れてきたのですが正直もっと必要でした。それだけウィーンの街には採水できるポイントが散りばめられていました。また今回は、ウィーンからは少し離れた世界遺産登録されているハルンシュタット湖でも採水をしてまいりました。

研究室メンバーにも協力していただきながら日本中、そして世界中の水をコレクションしてます。がっつり採水・計測結果をまとめて日の目を浴びさせたいところです。

 

実は採水場所によっては、水を汲むのに命を懸けなければならないようなポイントもあります。TMOでは水を汲むことが困難な場所に関しては高貝先生にも協力していただきました。

今回の採水では、

高尚な場所であることは分かっていながらも治外法権に甘え、採水意欲を抑えられなかったTMO。(写真1参照)

綺麗なハルンシュタット湖の湖沼水を汲むために崖下まで降りてくれた高貝先生。(写真2参照)

採水はできたものの白鳥と鴨に囲まれ、逃げられなくなったTMO。(写真3参照)

風に煽られた水により、夜なのにびしょ濡れになってしまった高貝先生。(写真4参照)

などの採水秘話が生まれました。特にびしょ濡れになってしまった先生のお姿。みなさまにも生で見ていただきたかったです。夜のウィーンでびしょびしょです。TMOは「ええー!大丈夫ですか!(笑)」と言いつつも笑いながら先生の写真を撮っていたのでした。

写真1

写真2

写真3

写真4

 

 

以上、ウィーン訪問記を二部にわたってお伝えしました!

約1週間ほどの出張は、普段のラボ生活では味わえないことばかりで非常にいい刺激になりました。

一方で実験意欲の向上にも繋がりましたので,日々精進してまいります。

 

TMO

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ウィーン訪問記_IAEA編

TMOです。2023.9.21~2023.9.25に高貝先生と共にオーストリアのウィーンを訪問しました。

今回の訪問目的は、IAEAとTU Wienの見学・ミーティング、そして各地の水試料のサンプリングです。

この記事ではIAEA訪問について紹介いたします。

 

今をときめく処理水放出に関するホットニュースによくよく登場する、あのIAEAです。国際原子力機関です。

名前の響きだけで圧倒されましたが、厳粛な雰囲気を保ちつつも人で賑わっていました。

翌週の月曜から総会が催されるとのことでその会場設営や準備が進められている最中でした。ニュースで見かけるIAEA議会の会場をチラ見させてもらえました…。

既視感のありますよね。

ざっと総会前のIAEAの空気を味あわせていただいた後は、水文学部門のラボ見学です。

ラボでは、大規模な質量分析計をMさん自身の手で”組みあげて”計測を実施されています。少数精鋭部隊で大量のサンプルを前処理・計測しているとのことでしたので、装置は基本的にオートメーション化されてました。

どの装置も配線がたくさん伸びており、ぱっと見の見学だけでは盗むのは困難な技術でしたが、刺激と感動をいただけました。自分の未熟さ・浅さを痛感させられましたので今後も精進してまいります。

 

装置の概要説明を受けてふむふむとしているTMOの後ろ姿ではなく、背面にある複雑な装置の方に注目してくださいね!自力で組まれているものですよ!すっごい!

見学する中で、このラボでの計測対象の1つである雨水などの環境水の試料倉庫を見させていただきました。たくさんのサンプル管が棚にぎっしり並べられていました。トリチウムをはじめとした放射性核種の分析を実施し、そのデータベースを蓄積を継続しているとのことです。私も各地の試料水を収集しておりますが、5年後の冷蔵庫を想像して非常に怖くなりました…。

見学させていただきつつ、高貝先生のミーティングも行われていました。私なんぞの口からはとても外に出せないような内容です。内容はもちろん秘密ですが、ヘッド同士の会話に入る隙はなかったのでTMOは黙々と聞き流しておりました。

見学後は、IAEAのバーに連れて行っていただきました。IAEA内はオーストリアの法が届かないエリアのため免税区域です。そのため、ウィーンの街にあるどのお店よりも安い値段で飲食ができるとのことでした。高尚な場所でいただいたビールと私の満足気な顔をどうぞ。これ以上ないくらいのドヤ顔です。

最後に、セキュリティゲートを出てしまう前にちゃっかりサンプリングも済ませました。なかなか汲めない試料水です。レア度が非常に高かったのでもっと大きなサンプル管を持ってこなかったことをすこし後悔しました。

 

IAEAへの訪問と職員の方々にお会いできた時間は自分にとって大きな転機になりました。世界をフィールドとして活動されているラボの規模感とそこで働くラボメンバーの様子、設備、そして技術開発は参考にしたいものばかりです。今すぐにとは決して言えませんが、一歩ずつ自分も成長していきたいです。そんな決心のつく、いい機会でした。

次回の記事では、TU Wien訪問と各地でのサンプリングについて紹介いたします。

 

TMO

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JAMSTEC 研修@横須賀

皆さん,こんにちは。一十です。

 

2023年9月26日から28日にかけて国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部を訪問し,

同位体希釈法に関する実習および施設見学を行いました。

 

 

今回の参加者は,GSWさん,ごまひさん,そして私の3名です。

 

今年の2月に高知コア研究所を訪問し,同位体希釈法に関する基礎的な講義を実施して

いただいたこともあり,今回の実習では,より実践的な内容をご準備していただきました。

 

具体的な実習内容に関しては,初日に測定試料の前処理,2日目に表面電離型質量分析計(TIMS)への

試料のセット,そして,最終日にTIMSでの測定となります。

 

緊張しながら作業を進める私。少し手が震えていました。

 

丁寧に作業を進めるごまひさん。

 

実験室に備わっている装置や研究内容についてお話されているGSWさん。

 

TIMSでの測定の様子となります。

 

また,座学において,測定誤差を小さくするためのポイントについて詳しくご教授いただきました。

 

さらに,ご厚意で,JAMSTEC内の施設をご案内していただきました。

こちらは,構内に展示されている海中作業基地「ハビタット」です。

1970年代に実際に稼働していたもので,水圧が人体に与える影響を調査するために造られたそうです。

 

海洋科学技術館では,研究船の模型や深海生物の標本,実物の熱水噴出孔を拝見しました。

 

また,有人潜水調査船しんかい6500の実物模型の操縦室に入らせていただきました。

想像していたよりもはるかに船内が狭く,非常に驚きました。

通常は,操縦士の方2名,研究者の方1名の合計3名が乗船し,調査に出発するそうです。

私も,しんかい6500に乗船し,技術館に展示されていた深海生物が実際に動いている様子を

観察してみたいと思いました。

 

今回の研修にご対応いただいたJAMSTECのみなさま,誠にありがとうございました。

教えていただいたことを今後の研究活動に活かしていきたいと思います。

 

一十

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Springer社「Analytical Sciences」誌に論文が掲載されました。

博士課程の丹治珠緒さんの研究成果が、2023年9月23日付(冊子版)のSpringer社「Analytical Sciences」誌に論文が掲載されました。

【著者/論文誌名】T. Tanji, M. Furukawa, K. Fujimoto, Y. Takagai*, Analytical Sciences, 39, 1585-1589 (2023).

【タイトル】Analysis of groundwater flow line of the Goshiki-numa pond community using elevation-considered principal component analysis.

【DOI】https://doi.org/10.1007/s44211-023-00357-x

【概要】

地下水の流れを明らかにするためには、一般的に多くの化学成分を測定する必要があります。
そして,成分の一つ一つについて妥当かどうかを検証しなければならないため、一般的に人間が持っている感覚では、正しい答えを見つけることは難しいです。

本論文では、標高を考慮した多変量解析(≒主成分分析;e-PCA)を活用して、
2011年から2014年、2016年に収集した19因子×102水(計1,938データ)を入力することで、
五色沼周辺の地下水の流れを明らかにすることができました。
本論文のe-PCAは、地下水の流れを明らかにするための有効な手法であることが実証されました。
分析科学だけでなく、環境科学や土木工学など、水質に関する多データを扱う分野にも応用できると考えられます。

 

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ICP-MS定量イメージング技術が英国王立化学会「Analyst」誌に掲載され,表紙に選定されました。

博士課程の柳澤華代さんの研究成果が、2023年9月21日の英国王立化学会「Analst」誌に論文掲載され,2023年9月号の表紙に選ばれてハイライトされました。

【著者/論文誌名】K. Yanagisawa, M. Matsueda, M. Furukawa, H. Ishiniwa, T. Wada, T. Hirata, Y. Takagai*, Analyst, 148(18), 4291-4299 (2023).

【タイトル】Quantitative imaging of trace elements in solid samples by online isotope dilution laser ablation-inductively coupled plasma-mass spectrometry

【DOI】https://doi.org/10.1039/D3AN01028G

【概要】オンライン同位体希釈法でLA-ICP-MSを実現し,歯や骨のなかに含まれるSr(今回は安定同位体)を可視化(イメージング)と定量の両方ができるようになったというものです。

今回の論文では,微量元素の正確な定量可視化を可能にする「オンライン同位体希釈(ID)レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法(LA-ICP-MS)」を発表しました。

この手法は,まずレーザーで固体試料を照射して気化します。そのガスに霧状にした同位体濃縮スパイク溶液を装置内(オンライン)で混ぜた後,誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)で測定する手法です。従来,LA-ICP-MSでは,標準試料が必要でしたが,それらを使用せずに元素を定量できます。この方法は,定量だけでなく可視化(イメージング)も可能にします。今回,実際の生物学的硬組織(マウスの切歯、ヒトの乳歯、魚の耳石)の定量イメージングに本手法が適用可能であることを実証し,湿式化学分析で得られた濃度と一致することを証明しました。
この新しいオンラインID-LA-ICP-MS法は、生物学的組織を含むさまざまな材料の定量イメージングに潜在的な可能性を秘めていることを示しました。

X線分析では難しかった障壁を打破できたことは大きな価値があると思います。

   

 

 

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分析化学会第72年会@熊本において、研究成果発表を行いました

2023年9月13日~15日に開催された、日本分析化学会第72年会(熊本城ホール)に学生4名が参加し、研究成果発表を行いました。

研究発表のタイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】9月14日発表

・ビャムバドルジ アナラ,荒野真結,鈴木李英,高貝 慶隆,“医療用試薬の合成・分離を目的とする金ナノ粒子包含樹脂の開発”

・岩下彩夏,高貝慶隆,“両性イオン界面活性剤を用いる金ナノ粒子の曇点抽出と粒径選択性”

・齋藤文加,柳澤華代,柳堀あや子,松枝誠,及川博史,橋本淳一,高貝慶隆,“シリカゲルを用いる強酸性条件でのタンタルの吸着特性”

・岩本友樹,高貝慶隆,“フロー合成における循環計測の開発と金ナノ粒子包含樹脂によるアミノフェノール合成への応用”

 

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日本分析化学会第72回年会に参加してきました。

皆さん、こんにちは!高止まりのドルです。

2023年9月13日~15日に開催された、第72日本分析化学会にてポスター発表してきました。

今回は初の分析化学会、初の熊本で緊張とワクワクの3日間でした。貴重な経験をさせて頂きました高貝先生に感謝いたします。上の写真は先生と学生の4人で綺麗に収まった一枚で~す。

全国から大勢の学生が集まった楽しい学会でした。よって、ポスター発表の会場は皆が同時に意見交換していたためすごく賑やかでした。招待講演、分析機器メーカーの技術紹介、ポスター発表から多くの学びと刺激を得ました。

これとはべつに得たものもあります。それは、毎日ラーメンを食べるという贅沢な経験です。イエーイ!

外国人のドルには、ラーメン屋の食券に書いてある「B・K・Y」の意味が分かりませんでした。一緒に居た日本人の学生はすぐあてました。正解はバリカタ・カタイ・ヤワラカイだそうです。読者の皆さんは一発で分かりましたか。そもそも麺の硬さをバリカタと表現するのが面白い。

熊本ではどの店に入ってもからし蓮根がありました。最初は食べ方が分からなかったが、たまたま日本酒と一緒に食べたのが大当たりでした。

そんなに相性がいいと思いませんでした。からし蓮根を食べた後に、日本酒を飲むとからしの味を和らぎつつ日本酒の美味しさが強調されてきました。日本酒好きの皆さま、おすすめです。

最後に私にとって、熊本と言えば漫画「ワンピース」だった。

時間の都合上熊本県庁前の船長ルフィと会えました。彼の態勢と合ってないですがワンパンチもらって反省してきました。次に熊本へ行く機会があれば、麦わらの一味のメンバー全員のところ行ってみたい。

 

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化学工学会第54回秋季大会@福岡

初の九州上陸したMWです!

2023年9月11日から13日まで福岡大学で化学工学会第54回秋季大会が開催されました。

 

福岡に到着後,心配性な私は観光もせず…スライド修正。

先生にはホテルで夜遅くまで発表練習に付き合っていただきました。

なかなか上手く発表できず時間がかかってしまいました。

 

発表本番,前日の先生との練習のおかげで無事に発表を終えることができました!

本番の発表が終わったら,分析化学会(熊本)が控えていたので急ぎ新幹線で熊本へ。

熊本に着いたらさっそく熊本ラーメンをお昼にいただきました!

ホテルの受付でコテコテの(典型的な)熊本ラーメンのお店を聞いたのですが,コテコテ(油どろどろ)な熊本ラーメン店にたどり着きました。日本語って難しいですよね。ただ滅茶苦茶おいしかったです。おすすめのお店だけありました。

この後の熊本で分析化学会年会に行ってきましたが,続きは次回のブログをお楽しみください。

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化学工学会 第54回秋季大会@福岡大で研究成果発表を行いました

2023年9月11日~13日に開催された、化学工学会 第54回秋季大会(福岡大学)に学生1名が参加し、研究成果発表を行いました。

研究発表のタイトルは、以下のとおりです。

【口頭発表】9月12日

・岩本友樹,高貝慶隆,“金ナノ粒子包含樹脂によるp-アミノフェノールのフロー合成・計測システムの開発”

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International Symposium for the 80th Anniversary of the Tohoku Branch of CSJ @東北大 で研究成果発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました

2023年9月8日に、東北大学青葉山コモンズ(仙台市)で開催された「International Symposium for the 80th Anniversary of the Tohoku Branch of the Chemical Society of Japan」に高貝先生と学生1名が参加しました。学生は、研究成果発表を行い、Excellent Poster Awards (優秀ポスター賞)を受賞しました。

研究発表のタイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

Y. Kusunoki, W. L. Hinze, Y. Takagai, “Affect of chemical structure of hydrophilic group in betaine surfactant on the phase separation phenomenon”

後日、高貝研において、賞状授与を行いました。

 

 

また、高貝先生は、招待講演を行いました。

【招待講演】

Y. Takagai, “Mass-Spectrometric Analysis of Radionuclides in Environment”

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日本化学会東北支部80周年記念国際会議

2023年9月8日。もんじゃです。

9/8に東北大学で開催された日本化学会東北支部80周年記念国際会議に参加してきました。
みちのくシンポ以来,2ヶ月ぶりの東北大学です。

前回の東北大はnm君と2人での参加でしたが,今回は高貝先生と2人での参加です。

午前中にはHinze先生のご講演もありました。
撮影NGだったため,写真は撮れませんでした。すみません。
ミセルについて研究している私にとっては非常に勉強になりました。
所々英語の高い壁を感じましたが,スライドの図を見て何とか理解することができました。
英語の勉強を頑張らないといけないと,反省しております。

午後には,高貝先生の学生時代の後輩である福島高専の加藤先生のご講演もありました。
午後の講演は,色々と聞きやすい配慮をしてくれたのでありがたかったです。

そして,分析化学セッションのトリは高貝先生のご講演でした。

 

↑高貝先生のご講演

先生の発表を初めて拝見しましたが,堂々とされた発表で大変勉強になりました。
スライドもわかりやすく,発表時間10分の中に高貝研のエキスが濃縮されていました。

高貝先生の発表の後は,私のポスター発表でした。

↑発表中(会場が体育館だったため,やや蒸し暑かったです。)

発表中は多くの方が来てくださり,貴重なコメントなどを頂きました。

また,大会のHPで知ったのですが,光栄なことにポスター賞を頂くことができました。
分析化学とはいいにくい分野を研究しているため,賞は無理だろうと思っていたのですが,予想外の受賞にかなり驚きました。

頂いたコメントや賞を励みに今後も研究に励んでいきたいと思います。

 

もんじゃ

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JASIS 2023

2023年9月8日

みなさま,こんにちは! ポルコです。

9月7日に幕張メッセで開催されましたJASIS 2023に参加してきました!

幕張には千葉ロッテマリーンズの本拠地があり,プロ野球ファンの私はワクワクしながら会場まで移動しました!

 

まず,会場に到着すると大きなパネルがあり,規模の大きさに圧倒されました。

 

多くの企業が出展しており,初めて見る装置やハイテクな装置に驚くばかりでした。

堀場製作所のブースではpHメーターなどの他に「表面分析装置」が展示されており,私の腕時計を測定してみました!

ドキドキしながら結果を待つと,予想通り「ステンレス」と出てきて一安心でした。

 

たくさんの装置や器具が展示されている中で,ガラス細工の実演をしているブースがあり,金魚のひれなどの細やかな造形が素敵でした。

職人技のあまりの素晴らしさに数十分立ち止まって見てしまうほどでした。

 

本当に多くの種類の装置や技術を学ぶことができ,充実した一日になりました!

 

ポルコ