研究室ブログ/日々の生活・・・
0

JASIS 2024

皆さん,こんにちは。Snです。

9月5日に幕張メッセで開催されたJASIS 2024に参加してきました!

今年のJASISにはなんと400社以上の出展があったようです。気になるブースが多く参加前から楽しみでした。

 

会場に到着後,最初にICP-MSなどでお世話になっているパーキンエルマーさんのブースへ!

ブースには最新のICP-MSやICP-OESなど多くの装置が展示されており,壮観でした。

そして,ブース前で写真を撮らせていただきました。いつもありがとうございます!

 

 

次に毎年,pHメーター講習会でお世話になっている堀場製作所さんのブースへ!

ブースには全自動のpHメーターや蛍光X線分析装置などが展示されていました。

見学中,蛍光X線分析装置で私の腕時計のガラス面を測定していただのですが,二酸化ケイ素に由来するSiのピークを見ることができました。

その後,社員の方の時計も同様に測定していただくと測定画面に表示されたのはAlのピーク!?

理由をお聞きすると,その時計にはなんとサファイアガラス(主成分:酸化アルミニウム)が使用されておりAlのピークが出たそうです。

こっそりその時計の値段をお聞きしたところ数十万円するとか…。さすが堀場製作所の社員さんですね(笑)。

私もいつかサファイアガラスの時計が変えるくらい沢山働いて稼ぎたいです。

 

その後は各自が見たいブースを見学しに行きました。

様々な分析装置メーカーさんが出展されている中,自動車部品メーカーさんのブースもありました。

ブースを覗いてみると,そこにはアーム型ロボットが溶液調製している光景が!

ロボットはメスフラスコやピペットを持ち,決まった動きですが自動で作業を行っていました。

危険な試料を扱う場面でこのロボットが使えれば,安全に分析できそうですね。

近未来的だなと感動する一方,このように人の仕事がロボットに置き換わっていくのかと複雑な気持ちになりました…(笑)

ロボットに負けないように自分の腕を磨き,化学に関する知見を深めていきたいです。

 

様々な最新の装置や知らなかった装置を見学することができ,充実した1日となりました!

見学をさせてただいた企業の皆様,ありがとうございました!

 

Sn

0

北海道大学訪問

みなさんこんにちは~ごまひです。

最近,学校でニホントカゲの幼子を見つけました。
しっぽが虹色に輝いていて,はじめて見た私はかなりの衝撃を受けました。
幸福が訪れるらしいので,それを楽しみに最近は生活しています。
(多分まだ訪れていないはず…)

さて,8月19日に北海道大学へ行ってまいりました。
北海道大学さまには,研究で大変お世話になっております。
今回は作業場の見学をさせていただいて,実際に使用されている機器などを見させてもらいました。

まず,北海道大学ですが,とにかく広い。

大学生以外にも,地域の子ども連れ家族,外国人観光客などが多く訪れており,とにかく賑やかな観光地です。

広大なキャンパスの中には,クラーク博士の胸像が↓

胸像なので,皆さんがイメージしてた指差し像とはまた違うはず。

 

また,レンガ造りの博物館(行ったときは閉館日でした…)や,モネの睡蓮のような鮮やかな池,広大に広がる草原と小川…など都会な札幌駅が最寄りのはずなのに,自然豊かなキャンパスです。

 

そして,今回の目的であるNさまの技術室へ。
入ると見たことのない機械がずらり。

極めて薄く試料をカットすることが可能な機械なのですが,透明な樹脂に試料を包埋してカットしているようです。
写真はないのですが,歯を包埋してカットした薄いガラスのプレートを見せていただきました。
とても薄く綺麗な断面で見とれてしまいました。

私が依頼しているものもとても小さいものなのですが,いつも綺麗にカットしていただき,こんなにも小さいものを綺麗にカットできる技術に驚きました。

実際の機械は丸い刃物が回転しているところで試料を持ちながら,手で動かしていくようです。

聞いているだけで,とっても繊細な作業だとわかり,緊張してしまいました。

自分が行っている研究は,たくさんの方々の支えによって成り立っていると,今回の訪問でより強く実感しました。

感謝の気持ちを忘れず,今後も研究に励んでいきたいです。

北海道大学のNさまはじめ,技術室のみなさま,お忙しい中,貴重な見学の機会を作っていただきありがとうございました。
今後とも,よろしくお願いいたします。

 

最後に日帰り北海道の思い出を詰め込みましたので,ご堪能ください。

先生と早歩きで北海道の観光地も回れました。

一枚目:おいしすぎた自分で絞り出す生協のアイス  ←先生もお墨付きで学校に要望出したい
二枚目:かの有名な北海道大学のポプラ並木
三枚目:ラーメン横丁のサッポロみそラーメン

 

 

ごまひ

0

静岡-岐阜実習

みなさんこんにちは,ポルコです!

8/6~8に静岡大学・岐阜薬科大学で放射能測定・取扱実習に参加してきました!

今回はMWさん,ごまひちゃん,ポルコの3名で参加させていただきました。

 

私は静岡県に行くのは初めてだったので,有名な食べ物や観光名所をたくさん調べてから向かいました!

実習初日は静岡大学でフリッケ線量計についての実験をしました。

実験ではγ線の照射装置を使用したのですが,迷路のような道をたどった先の地下に設置されていました。

秘密基地に向かっているようでワクワクしましたが,これは万が一事故が起こった際に遮蔽をするためだそうで厳重な対策がされていることが分かりました。

 

夜ごはんは静岡県の人気店「さわやか」に行ってみました。

平日にもかかわらず2時間待ちという大人気っぷりにとても驚きました。

定番のげんこつハンバーグをいただきました!

とってもジューシーで美味しかったです!

↑①溢れ出る肉汁,②他大学の皆さんと

 

2日目は浜岡原子力規制事務所,浜岡原子力発電所を見学しました。

2011年の福島での事故を教訓に原子力発電所内の津波対策,災害発生時の訓練が行われていることが分かりました。

規制事務所には災害時に備えて100人が2週間生活できるだけの食糧が備蓄されているとのことでしたが,

これらが開けられずに賞味期限が近くなることを願うばかりです。

2日目の夜は岐阜県まで移動しなければならなかったので,途中の愛知県豊橋市で「あんかけスパゲッティ」をいただきました。

下にうすい卵焼きが引かれていて甘辛い味付けがとても美味しかったです!

 

 

3日目は岐阜薬科大学での実習で,大気中のラドンを測定しました。

エアサンプラーという装置と掃除機を用いて空気を吸引し,その中の塵埃を測定しました。

塵埃は部屋の隅に集まりやすく,装置の吸引力とどこで採取するかが測定成功のカギを握っていました。

←このように感じで空気を吸引しました!

サンプルの採取場所によって測定結果がとても異なっていたので,環境試料などを採取する際には採取条件も重視しなければいけないと感じました。

 

実習が終わり,岐阜駅前を歩いていると金色に光る鳥居を発見しました!

お参りしたので,少しでも金運が上がっているといいですね。

(MWさんとごまひちゃんはサマージャンボ宝くじを買う予定だそうです。当たるといいですね☻)

 

金色の織田信長像もありました!

金色のものが多くあり,縁起の良い街ですね。

 

実習でも観光でもたくさん学ぶことができ,充実した3日間となりました。

このような機会をいただいた静岡大学のO先生ありがとうございました!

この実習で学んだことを日々の研究に生かしたいと思います!

 

ポルコ

0

3 rd International Conference on Advanced Materials and Characerization(AMC-2024)(@タイ / バンコク)で研究成果を発表しました

2024年7月24日-26日に、タイのバンコクで開催された「3 rd International Conference on Advanced Materials and Characerization(AMC-2024)」で学生2名が研究成果を発表しました。

タイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

・T. Tateno , R. Kunii , T. Takase , K. Washiyama , Y. Takagai, “Separation of Astatine-211 minority chemical species in aqueous solution by ion pair chromatography”

 

・K. Naganuma , M. Matsueda , K. Yanagisawa ,H. Oikawa , J. Hashimoto, Y. Takagai, “Separation of niobium using silica gel and its application to niobium analysis”

0

みちのく分析科学シンポジウム2024(@東北大学)で研究成果を発表しました

2024年7月20日に、東北大学で開催された「みちのく分析科学シンポジウム2024」で学生2名が研究成果を発表しました。

タイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

・楠裕翔,柳田脩,Willie. L. Hinze.,高貝慶隆,“両性イオン界面活性剤を用いる曇点抽出における第二液体相を構成する因子の特定”

・伊藤央泰、柳澤華代、古川真、高貝慶隆,“ストロンチウム同位体希釈ー誘導結合プラズマ質量分析を利用する10種金属イオンの同時定量”

0

みちのく分析科学シンポジウム2024@東北大学

みなさま,こんにちは。一十です。

 

2024720日に東北大学で開催された,みちのく分析化学シンポジウム2024にて,

ポスター発表を行いました。

高貝研究室からの参加者は,もんじゃさんと私のふたりです。

 

福島大学と比較して,東北大学の青葉山キャンパスは,広大な敷地を有しており,

方向音痴な私は青葉山駅から会場の工学研究科総合研究棟に到着するまで,

駅の出入口付近に設置されていた学内マップに何度も戻る羽目になりました。

周囲の建物とマップをよく照らし合わせてから,進路を決めているはずなのに,

道に迷ってしまうのは,なぜなのでしょうか。

 

いつも車を運転する度に,カーナビが登場する以前の人々は,

地図だけを頼りに目的地へたどり着いていたのかと想像して尊敬の念を覚えています。

 

昨年に引き続き,2度目の参加となる,もんじゃさん。

緊張していた私とは対照的に,落ち着いて,発表や質疑応答に臨まれていました。

 

目をつむってしまっている私。

多くの方に私の発表を聞いていただき,大変嬉しく思ったものの,

今回頂戴した質問の中には,既存のデータだけでは,十分にお答えできないものがいくつかあり,

得られた結果に対して,根拠を持ってメカニズムを説明できるように,実験を積み重ねて,

自身の研究に対する知見を蓄積させていきたいと強く感じました。

 

一十

0

中性子放射化分析@JRR-3(茨城県東海村)

みなさんこんにちは,ポルコです!

7/10,11に茨城県東海村にあるJRR-3という施設で中性子放射化分析実験をしてきました。

昨年に続き福島県立医科大学のW先生にお世話になりました!

2人旅ということでワクワクドキドキしながら実験しました。

 

中性子放射化は試料に中性子を当てて放射化させ,その放射能を測定するという実験です。

今回は中性子の照射は職員のみなさまにお願いし,放射能測定のみを行いました。

 

1試料あたりの測定時間が短く,頻繁に試料交換が必要だったので終わるころにはヘトヘトでした。

朝から一生懸命実験していましたが,ちょっとした待ち時間にW先生と少しはしゃいだ写真を撮ってみました!

W先生一緒に撮ってくださりありがとうございます!

↑測定結果にビックリ! 頭を抱えている風です。

 

実験も終わり,私たちの疲れを癒してくれるのはやっぱり海鮮ですね。

日替わり定食と目光のから揚げは何度食べてもおいしいです。

 

またこのご飯に出会うまで,一生懸命研究に励みたいと思います!

W先生ご指導いただきありがとうございました。

 

ポルコ

0

ICASS 2024(@カナダ,Niagara Falls)で研究発表を行い、The 3rd Place Poster Prizeを受賞しました

2024年6月26日~28日に、カナダのNiagara Fallsで開催された「66th International Conference on Analytical Sciences and Spectroscopy (ICASS 2024)」で学生1名が研究発表を行い、The 3rd Place Poster Prize(ポスター賞3位)を受賞しました。

タイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

・T. Tanji, M. Furukawa, K. Fujimoto, Y. Takagai, “Material Classification Method for Stainless Steel Series Using Multi-Element Component Data Obtained by ICP-MS in Partially Dissolving Materials”

 

0

66th ICASS 2024@Niagara Falls

みなさまこんにちは。TMOです。

2024.6.26~28に行われました66th ICASS 2024@Niagara Fallsに参加してきました。

今回は,TMOとGSWさんの2人で参戦です。GSWさんとは航空券の関係で,現地のトロントピアソン空港での待ち合わせでした。実はTMOは,初のおひとりさま海外フライトで,恐る恐るでしたが何事もなく,入国審査も”顔パス”で通過しました。「余裕でした!」の婉曲表現ではなく,なぜかほんとに顔パスでした。(予習したのに…。)

トロントの空港からバスで2時間ほど移動してみますと,空港周辺の町並みはとても栄えておりました。何なのかはわからないでっかいタワーやビルが多く,道中も渋滞しているような進みでしたがナイアガラフォールズに近づくにつれて田舎風景に…。車窓からの景色を受け,「ああ,ナイアガラってやっぱり大自然の中にあるんだろうなあ」と感じたのも束の間,でかすぎるカジノタワー・ド派手で回転速度が速い観覧車・その周りの陽なアーケード街とTMOが抱いていた印象は大きく間違えていたことに気づかされました(笑)

滞在先のクラウンプラザホテルの前でバスを降り,チェックイン。

Google map上だと,ホテルの前からは滝目前のはずなのですが,あんまり見えない。7階のお部屋の窓からやっとアメリカ滝とレインボーブリッジのコラボレーションを見ることができました。ちなみに奥の方に見える(写真だと小さすぎるかも)高速道路のゲートのようなものはアメリカとのボーダーラインです。徒歩でも国境を渡ることができるスポットでした!

到着時刻は現地時間で20時過ぎでしたが,昨年のオタワ渡航でも感じたようにやっぱり明るい。

時間感覚が狂わされます。ちなみに今回の渡航中,時差ボケが改善されることはありませんでした…。

これが1番つらかった。後に大事件を生みます。

さて,ほぼ寝れていませんでしたが寝て起きると学会初日です。GSWさんの招待講演も,TMOのポスター発表もこの日が出番です。そんな我々の発表風景をぱしゃり。GSWさんのスライドはどれも美しく,全部で11枚も写真を撮っておりました。スライドの半分ほどを撮ってました。我ながら熱心なファンのようでした。

TMO自身の発表はというと…正直なところ「もうひと頑張りできたな」という気持ちでした。40分の発表時間のうち,後半は疲れてしまったのもありますがもっと質問に対してストレートに応答できたなあ…と反省です。もっと学ばなければなりません。

 

気を張り続けていたこともあって2人とも発表後は疲労困憊でした。

しかし,休息する間もなくマジックショーを見ながらのレセプションです。マジックシアターまでは徒歩で移動しましたが,生憎の雨です。普通は嫌がるかもしれませんが,TMOにとってはサンプリングタイムです。なんと今回はGSWさんが協力してくださりました!これで採水協力者のリストにGSWさんも仲間入りです。

今回鑑賞するのは,ナイアガラフォールズの街に個人シアターを持つマジシャンのショーです。

彼の肩書きはWORLD CHAMPION MAGICIANですよ?凄そうですよね。

しかし同じテーブル席になったICASSメンバーに彼を知っている人は誰も居ません(笑)

ショーは約2時間。アッと驚くようなマジックがいくつもありましたが,箱系のマジックの多さが気になってしまいました。また,もともと疲れていたことと寝不足も相まって後半は睡魔に襲われてしまいました。しかし,あんなに眠かったのにベッドに入ると前日と同様に数時間で目が覚めてしまいました。

学会2日目,3日目は他のプレゼンターの口頭発表を見に行きました。

各々で見たいジャンルの発表を見に行きつつ,講演会場の先々や食事の時間などにICASS参加メンバーの方々と談笑を楽しみました。

ちなみにTMOの大やらかしがここで1つ。日本時間+13時間という時差に全く対応できず,2日目の夜のレセプションを逃してしまいました。

それだけならまだよかったのですが,ポスター発表の優秀者の第3位に選ばれていたようで登壇する機会を逃しました…。翌日に出会った参加者の方が仰るには「TMOさんの名前が呼ばれましたが,会場がしーーーん…となっちゃってましたよ。”日本からきているから疲れちゃったのかな”とフォローしてくれてたよ。」とのこと。オーガナイザーの先生からは後ほどクレジットカードに奨励金を送りますねと言っていただきましたが,せっかくの国際会議の表彰式を逃すハプニングは直近5年ほどはないであろう失態でした。本当に悔しい…!

オーガナイザーの先生との記念写真↓

ちなみに今回のICASSは3日間開催でしたが,3日目の開催が危ぶまれるハプニングも起こりました。

学会2日目の夕食,レセプションに参加しそびれたのでホテル付近の地ビール屋さんに赴きました。

ビール飲み比べセットを嗜んでいると,隣のカフェから続々とお客さんが店外へと出てきます。その直後,ビール屋さんでも緊急そうなサイレンが鳴り,NIAGARA FALLS FIREラベルの付いた消防車が到着。4人ほどの消防士がカフェにゆったりと入っていきます。ボヤ騒ぎ程度かなあと思っていたところ,ウェイターから会計をして帰ってくれとの指示がありました。全然食べ終わってないし,なんならビールも飲み終わっていないのになんだなんだと思いながらも滞在先ホテルに戻ろうとすると,道中,学会会場のホテルロビーでスプリンクラーが作動しています。こちらは先ほどのカフェよりも多くの消防士が出動しており,どうやら出火元は学会会場のホテルだったらしい。

 

火事のおかげで学会会場のホテルに宿泊していたメンバーは大変そうでしたが,我々は隣の別ホテルに泊まっていたことによって生まれた利益が2つ。1つ目は,学会3日目の会場が我々が宿泊していたホテルに変更になったことです。部屋と会場を行き来することができるようになりました。距離の変化は地味ですが,非常に快適になりました。2つ目は,朝食会場が学会会場のホールではなく,ホテル上階の見晴らしの良いレストランでいただけたこと。この景色ですよ。

また皆様も恐らくお待ちかねのナイアガラフォールズ!間近に見たくてうずうずしていたナイアガラフォールです!学会の合間を縫って見てまいりました。ナイアガラの滝は,アメリカ滝とカナダ滝の2種類がありますが,どちらも迫力満点。訪れた際には絶対にナイアガラシティクルーズに参加してください。高貝先生が以前ナイアガラの街を訪れたときには霧の乙女号という名前のツアーだったようで,「とりあえず乗ってきな」という先生の助言を頼りに体験してまいりました。感想は写真が十分に物語ってくれています。

ツアー前↓         ツアー後↓

 

採水↓                     成果↓

 

国際会議に参加するといろんなベクトルの刺激が得られます。ほかの方の発表を見ていると,視野の広がりのおかげか帰国したらやりたい実験がたくさん出てきます。また,毎度のことではありますが英語での成果発表やコミュニケーションも未熟だなと痛感しつつも,勉強意欲が向上しました。

個人的には寝過ごしてしまったことが最も大きなハプニングでしたが,合間合間でもさまざまなハプニングばかり起こった思い出深い学会でした。また今回は2年連続で参加したこともあってか,皆さまからよく声をかけていただけました。ICASSの雰囲気がとても好きなので,またいつか参加できたら良いなと思います。

 

TMO

0

学振DC フレンドシップミーティング2024@京都

どうもこんにちは。TMOです。

2024年6月15日に日本学術振興会 特別研究員-DC フレンドシップミーティング2024 in KYOTOが開催され,高貝研究室からはわたくしTMOが単身にて参加してまいりました。分析化学討論会ぶりのKYOTO。ちょうど1月ぶりのKYOTOです。生まれてこの方,福島市に住み着いているTMOにとってTOKYOよりも西側はだいぶ遠い道のりでした…。

 

DCフレンドシップミーティングは,その年に採用された学振DCの学生が一同に集結し,親睦を深めるために開催された交流会です。なんと今年度が初開催のイベントだったようで,記念すべき第1回に参加することができました!

イベントは企画が盛りだくさんで,交流しやすいような工夫がちりばめられていました。

はじめに行われたのは「ともだちビンゴ」です。26歳であることを思い出してしまい,少しばかりの羞恥心を感じつつも,多くの学生と話すきっかけになりました。ビンゴの終盤には恥ずかしさは微塵も抱かず,懸命にビンゴカードを埋めようと多くの参加者にアタックしてました。

こちらがそのときに使った1列のみ達成されたビンゴカードです↓

 

ビンゴの次は,ランダムに分けられたグループごとにマシュマロチャレンジを行いました。こちらはパスタ20本,テープ,紐を用いて土台をつくり,てっぺんに置いたマシュマロの高さを競うといういたってシンプルな企画です。わたくしのグループではトラス構造を狙ってパスタを組み上げましたが,到達した高さは50 cm…。あまりぱっとしない記録でした…。ちなみに優勝チームは90 cm?くらいでした。(スゴスギ…!つくり方を紹介してほしかった。)

 

アイスブレイク企画の後,いよいよメインのイベントが開催です。はじめに日本学術振興会の理事長様からのご挨拶がありました。DCへ向けた激励のおことば,この会が開催されるに至った経緯,そして特別研究員のシンボルマークが発表されました。中央にある「star」は、全国選抜を突破したトップレベルの日本学術振興会特別研究員を表現しているようです。学会などの講演資料にて多用していこうと思います!

こちらがそのシンボルになります↓わたしは結構気に入りました。福島大学のロゴとカラーリングの相性がよさそう。

 

その他にも,DCの大先輩からのありがたいメッセージや,ポスター発表,研究トークなどなど内容の濃い企画がもりだくさんでした。いずれの企画でも文理を問わず,多くのジャンルで活躍を目指す学生との交流が叶い,視野の広がりといい刺激が得られました。研究内容についてディスカッションをした際には,分野外であっても本質的な質問をぶつけられたり,幼少期からの天才エピソードを伺ったりと非常にハイレベルな集まりだなあと痛感…。

ちなみにDC大先輩のお話でもっとも沁みたことばは,研究者としてやっていくには運も重要ということばです。ある一定のレベルまではロジック,テクニック,そして努力で高めることはできますが,DCをはじめとする研究費の申請や研究活動においては,タイミングなどの運も重要と仰ってました。まさにそのとおりだなと。

ちなみにTMOの個人的な話を少しだけ交えますと,昔ラグビー部のマネージャーを務めておりました。ラグビーは,ボールを前に落とすことができないルール(ノックオン)でして,自分のチームのノックオンが減ることを祈って(ちょっとがめつい(笑)),道端に落ちていたごみを拾っていました。以来,自分の運も掬い上げられるように(もっとがめつい(笑))ごみ拾いを続けています。とはいえ,運だけではやっていけるわけもないですので,ごみ拾いはしつつも目の前にある自分の研究に真摯に向き合っていこうと思います。

今回は先進気鋭の若手研究者が集まる会にわたくしも参加することができ,研究活動のモチベーション向上になりました…!より一層,邁進してまいりますのでどうぞご期待くださいませ。

TMO

0

経産省の支援により「分析の迅速化・効率化技術の開発」を開始しました。

令和6年度より「廃炉・汚染水・処理水対策事業費補助金(安全システム(核燃料物質・難分析元素等の分析の迅速化・効率化技術の開発))」に係る補助事業におきまして,福島大学(実施責任者:高貝慶隆教授)は新たなプロジェクト(2ヵ年)を開始しました。

廃炉・汚染水・処理水対策事業は,東京電力福島第一原子力発電所(以下,1Fと略記)の廃炉や汚染水問題の解決に向けて,経済産業省が技術的に困難な研究開発を支援する事業です。

このプロジェクトでは,燃料デブリの取り出し時の汚染の拡散抑制に合わせて実施すべき測定技術の開発を目的としております。今回,質量分析により迅速分析する上で,その分離・前処理等の工程を迅速化,効率化,自動化,または省力化するための技術開発を実施します。開発した分析技術は,1Fの現場の分析作業者が容易に実施可能なものを目指します。

下記のURLの通り、多くの報道機関に取り上げられました。

プレスリリース当日配布資料

2024年6月13日 福島民報 2面

2024年6月13日 福島民友 3面

0

第84回分析化学討論会@京都工芸繊維大学

皆さんこんにちはTTです。

2024年5月18, 19日に京都で開催された日本分析化学会 第84回分析化学討論会に
,TMOさん,市長くん,ごまひちゃん,そして私の4名で参加してきました。

今回は私と市長くん,ごまひちゃんがポスター発表を行いました。

会場が京都ということもあり,道中は修学旅行気分でした。
現地に着いてからは,京都観光でリフレッシュして次の日の学会本番に備えました。

学会初日は,午前中に市長くんの発表があり,午後から私とごまひちゃんが発表しま
した。
↓発表中の様子

  

久しぶりのポスター発表でしたが,いろんな方と討論させていただき,貴重な意見をたくさんもらえて個人的には満足できました。

ただ,当日は気温が30℃近くあり,議論だけでなく会場内の温度もヒートアップしていたため,終わるころには体力がほとんど持っていかれました,,,

↓無事に発表が終わって一安心している様子

学会2日目は,様々な方の発表を聴講させていただきました。今回の学会は,複数の会場で発表があったのですが,聞きたい発表がいくつかあり,体がもう一つ欲しくなりました。どの発表も面白い内容でとても勉強になりました。

 

今回の学会では,たくさんの方と話すことで刺激をもらえました。また,京都の土地でリフレッシュすることができたため,これからは気持ちを切り替えて日々の研究に励みたいと思います。

 

TT

0

第84回分析化学討論会@京都工芸繊維大学で研究成果発表しました

2024年5月18日~19日、第84回分析化学討論会が京都工芸繊維大学において開催され、高貝研からは、大学院生3名が参加し、研究発表を行いました。

研究発表のタイトルは、下記のとおりです。

【ポスター発表】

・立野巧真、国井里央、高瀬つぎ子、鷲山幸信、高貝慶隆 , “イオン対クロマトグラフィーによる水溶液中の211At化学種の分離”

・後藤真宙、青木譲、石庭寛子、高貝慶隆, “表面電離型質量分析計による野生動物の歯牙・骨片中の放射性ストロンチウム-90の直接定量とネズミ頭骨中の放射能分布”

・司朝陽,丹治珠緒,柳堀あや子,大崎剛裕,片山雄治,美河正人,高貝慶隆、“中空糸型正浸透膜によるヨウ化物イオンの濃縮”

0

2023年度 卒業式

2024年3月25日、2023年度の卒業式が行われました。

高貝研究室の卒業生は、11名です(博士後期課程2名、博士前期課程5名、学類生4名)

ご卒業おめでとうございます!

学類生4名は、今後も院生として研究を続けていきますので、これからもよろしくお願いします。

0

2023年度 卒業式

皆さん,こんにちはSnです!

 

2024年3月25日は,福島大学の卒業式でした!

高貝研究室からは学類生4人,大学院生7名が卒業となりました。

ご卒業おめでとうございます!!!

皆さん,笑顔でとても華やかですね。

↑こちらは毎年恒例?の廊下での一列写真です!

留学生のお二人は母国の正装姿で参加され,ちょっとした注目を集めていました。

とても似合ってます!

 

写真撮影の後は卒業生へ色紙とプレゼントをお渡ししました!

色紙を作っているとき,研究室メンバーからの寄せ書きを見て先輩方の人柄の良さがとても伝わってきました。

また,色紙用の写真を選んでいるときアルバムから「先輩を探せゲーム?」が始まったりと制作側も楽しませてもらいました。

そんな色紙ですが,私のタイミングの悪さ!?が発揮して危うく渡せなくなりそうな場面もありましたが無事お渡しすることができました!

 

先輩方にとっての研究室の最終日,とても賑やかですが卒業となると少し寂しいですね…

改めまして,ご卒業おめでとうございます!今後のご活躍を心より応援しています!

また,学類生4人は大学院に進学されるのでこれからもよろしくお願いします!

 

Sn

0

2023年度 学長表彰に当研究室から3名が選ばれました。

2024年3月22日、事務局棟大会議室において、学長表彰式が行われました。

高貝研からは、3名4件について、表彰されるというとても名誉な表彰式となりました。

おめでとうございます。

◆学長賞受賞者

青木譲(共生システム理工学研究科 博士後期課程3年)

柳澤華代(共生システム理工学研究科 博士後期課程3年)

木村梨子(共生システム理工学研究科 博士前期課程2年)

(学位記授与式で紹介された際の写真です)

0

NDEC-9で研究成果発表を行いました

2024年3月21日~22日、第9回次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-9)が富岡町文化交流センター 学びの森で開催されました。

高貝研からは、大学院生2名が参加し、研究発表を行いました。

【口頭発表】

・柳澤華代,横田裕海,松枝誠,石庭寛子,藤本勝成,高貝慶隆,“質量分析イメージングの効率化を支援するソフトウェアの開発”

・長沼和希,松枝誠,柳澤華代,及川博士,橋本淳一,高貝慶隆,“放射性ニオブのシリカゲルによる分別処理と分析化学的応用”

0

日本化学会第104春季年会(@日本大学理工学部船橋キャンパス)で研究成果発表しました

2024年3月18日~20日、日本化学会第104春季年会が日本大学理工学部船橋キャンパスにおいて開催され、高貝研からは、大学院生2名が参加し、研究発表を行いました。

研究発表のタイトルは、下記のとおりです。

【口頭発表】

楠 裕翔、中川 太一、Willie Hinze、高貝 慶隆,“熱感応性相分離における両性イオン界面活性剤のアミノプロピル硫酸エステル基の効果”

 

【ポスター発表】

・齋藤 文加、柳澤 華代、松枝 誠、高貝 慶隆,“強酸性条件におけるタンタルイオンのシリカゲルへの吸着挙動”

 

0

就業体験@レゾナックテクノサービス

2024.3.18

 

皆様こんにちは,ポルコです!

2024年3月11~15日に株式会社レゾナック・テクノサービスさんにて就業体験をさせていただきました!

今回はコロナ禍が明けて数年ぶりの開催ということで,TTさんとポルコがお世話になりました。

 

まず日立駅に着くと壮大な海と満開の桜がお出迎えしてくれました。

福島市では見られない海に感動しながら,春の訪れを感じられました。

 

就業体験では開発部のOさん,Aさんにお世話になり,事業所内の見学や実際の業務をさせていただきました。

 

カラム充填剤の合成からカラムへの充填作業,性能評価までを実際に行いました。

カラム充填剤の合成では,一度に大量に合成するため数リットルの容器を使用しており,そのスケールの大きさに驚くばかりでした。

↑合成した充填剤をろ過するTTさん

 

カラムの充てん作業では,充填機を用いて一本ずつ手作業で充填していました。

充填作業は圧力をかけるためねじを固く締めるのですが,私は筋力がなく締めることも外すこともできませんでした。

日ごろの運動不足が祟ってしまいました…。これを機に筋トレを始めようと思います(汗)

 

その後は実際に液体クロマトグラフでカラムの性能評価を行い,納品となるそうです。

普段使っているカラムがどのように作られているかを知ることができ,より大切にカラムを使おうと思ました。

 

この一週間で事業所内でお会いした皆様がとても明るく話しかけてくださり,とても明るい雰囲気の会社なのだと感じました!

また,毎日の安全管理も徹底されており,安全に働くことが出来る環境だということが分かりました!

 

↑お世話になったみなさまと

 

実際に就業体験をさせていただき,とても貴重な体験をたくさんさせていただきました。

株式会社レゾナック・テクノサービスのみなさま,本当にありがとうございました!

 

ポルコ

0

中性子小角散乱(SANS)実験@東海村

みなさんこんにちは!Irです。

3/4~3/6の間にJAEA@東海村でSANS実験を行ってきました。

メンバーは,先生,Npさん,TMOさん,もんじゃさん,ポルコさん,Snさん,Irでした。

今回は,もんじゃさんの実験のお手伝いとして参加させていただきました。

 

前夜に,回らないお寿司屋さんで茨城の海鮮をいただきました。

大将が素敵な方で,料理も絶品でした。3日間の実験を乗り切るパワーをもらえました!

 

3/4 JAEAに到着し,いざ実験開始です!

Irは初めて外部での実験に参加させていただいたので,緊張とワクワクの気持ちでいっぱいでした。

先輩方は3回目のSANS実験となるので,しっかりとサポートできるようにと意気込んでおりました。

 

施設の中には,普段見慣れない大きな装置がずらりと並んでおり,迫力満点でした。

SANSの測定機器は緑色で,一際目立っておりました。

実験していく中で想定外の事態が起こり,計画通りに実験が進まないことに…

しかし,すぐさま計画を練り直し,柔軟に対応していた先輩方はさすがでした。

そんな先輩方の姿からも多くの刺激を受け,自分も成長しなければと身に染みて思えました。

また,実験のお手伝いをしてくださったJAEAの方がフランスの方で,英語でコミュニケーションをとりました。

英語が苦手なIrにとっては一番の試練でもありました。もっと勉強して流暢に英語を喋れるようになりたいですね。

 

あっという間に3日間の実験が終わり,JAEAに別れを告げ東海駅に向かいました。

帰りの電車の時間ギリギリに,駅のホームに着いて一安心。

していたのも束の間,まさかの反対側のホームに乗るはずの電車が…

全力ダッシュと車掌さんの助けにより,なんとか乗ることができました。

何事も最後まで油断禁物ですね。

 

実験のために関わってくださった多くのみなさま,貴重な経験を本当にありがとうございました。

この経験を糧に,今後もより一層研究に励んでいきたいです!

Ir

0

2023年度 卒論・修論・博士論文発表会

皆さんこんにちは,井口です。

 

2月15,16,19日の3日間で卒論・修論・博士論文発表会が行われました。

 

高貝研究室からは学類生4人,博士前期課程5人,博士後期課程2人が発表しました。

今回のような発表会に参加するのは初めてだったので、ワクワクしながら聴いていました!

↑15,16日に行われた修論発表会の様子です。

研究に対する強い思いが伝わってきて、今までに培ってきた成果を発揮していたとても素晴らしい発表でした!

↑無事に発表を終え、とても良い表情です!

 

↑16日に行われた博士論文発表会の様子です。

非の打ち所がない素晴らしい発表でした!

スライドや説明がとても分かりやすく、難しい内容でも理解することができました。

 

↑19日に行われた卒論発表会の様子です。

卒論発表会では学びの一環として二年生も見学しており、多くの人が発表を聞くというプレッシャーがかかりやすい状況でした。しかし、その中でも堂々と発表しており、とてもかっこよかったです!

来年度は僕が発表する番なので、今回の先輩方の姿を見習っていきたいと思います。

 

他の研究室の発表も拝見させてもらいましたが、様々な研究内容を聞いていく中でまだまだ知らないことがたくさんあるのだなと思い知らされました。これからも日々、勉強に精進していこうと思います!

 

今回発表された先輩方、素晴らしい発表をありがとうございました!

0

大掃除&3研究室交流会

皆さん, こんにちは!

ブログ初投稿となります,Snです。

この前まで練習実験をしていた私ですが研究テーマも決まり,気が付けばもう12月下旬… 時間の流れはあっという間ですね…

 

さて,今年の研究室最終日12/22はメンバー全員で大掃除を実施しました。

私は代々,先輩方が受け継いできたドラフトの掃除を担当しました。

掃除中,ドラフト下の水槽の水が止まらない事件もありましたが師匠の一十さんのご協力もあり,なんとかやりきることができました!

来年,私が後輩に教えるときはそのようなことがないようにしたいです…

こちらは研究室前で掃除機をかけているドルさんです。お掃除ありがとうございます!

 

 

大掃除の後は猪俣研,大山研,高貝研で3研究室交流会を行いました。

場所はGARDEN&FOREST 一期です。

乾杯のご挨拶を猪俣先生からいただき,交流会のスタートです!

 

オードブル,チーズフォンデュなどお洒落な料理の連続で大盛り上がりでした!

途中,なんと先生のテーブルからお料理をいただきました!!!

大掃除の後ということもあり私は空腹で,いただいた料理を沢山食べてしまい帰宅中も満腹ですごい幸せでした。(体重計に乗るのが怖かったです)

 

 

各テーブル,笑顔で楽しそうですね!

2時間のコース料理でしたがあっという間に過ぎ,最後に大山先生から終わりのご挨拶をいただきました。

私が急に挨拶をお願いしたにも関わらず,流石のトーク力でした。大山先生,ご挨拶ありがとうございました。

コロナ明け久し振りの3研究室交流会,とても楽しい時間を過ごせました!

今年も1年ありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします。

0

高圧ガス保安講習会

はじめまして!

ブログ初投稿となります,3年のIrです。

 

12月21日にカネコ商会さんによる,高圧ガス保安講習会を受けてきました。

 

まず最初に,高圧ガスの取り扱いや事故例などについての講義を受けました。

高圧ガスを安全に取り扱うために,大切なことをしっかりと学ばせていただきました。

実際の事故例などを見て,しっかりと取り扱い方を身に付けなければいけないなと感じました。

 

講義のあとは,ガスボンベにレギュレータを取り付ける実技を行いました。

はじめて行うのでドキドキでしたが,講義で学んだことを生かして,いざ実践しました。

丁寧に教えてもらいながらだったので,皆さん上手に取り付けられていました。

↑教えてもらいながら一生懸命取り組んでいますね。

 

私も実践したのですが,レギュレータが斜めについてしまいました。

まだまだ修行が必要そうです。

 

カネコ商会さん,丁寧に教えていただきありがとうございました。

今回学んだことを生かして,今後の研究室生活をより一層頑張っていきたいです!

 

Ir

0

青木譲さん,柳澤華代さんの両名が2023年度 日本分析化学会東北支部奨励賞を受賞しました

高貝研究室の博士後期課程の青木譲さん,柳澤華代さんの両名が、日本分析化学会東北支部 「東北分析化学奨励賞」を受賞しました。

授賞式・受賞講演が2023年12月16日に東北大学理学部にて開催されました。

 

青木譲:  受賞題目「表面電離型質量分析法による微少試料中の極微量放射性ストロンチウム-90の直接定量法に関する研究」

柳澤華代: 受賞題目「レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法による直接定量および元素マッピングに関する研究」

 

【受賞内容】青木譲氏:  受賞題目「表面電離型質量分析法による微少試料中の極微量放射性ストロンチウム-90の直接定量法に関する研究」

放射性ストロンチウム-90(Sr-90)は、生体内の硬組織に収着して骨肉腫や白血病を引き起こす可能性があり,その分析は必要不可欠です。しかし、一般的な分析法では、数十グラム以上の試料量を必要とするため、生体試料などに含まれるSr-90を分析することは非常に難しい状況でした。青木さんは,表面電離型質量分析法を利用した微少試料に含まれる極微量なSr-90を定量できる分析システムを構築しました。
この業績は,環境動態や地球ダイナミクスの理解,核査察などの幅広い分野で有効な手段であり,将来の研究の発展も期待できるものであると評価されました。

※青木氏は,事情により当日の授賞式は欠席となりました。

 

【受賞内容】柳澤華代: 受賞題目「レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法による直接定量および元素マッピングに関する研究」

近年,固体試料を直接レーザー照射で分析するレーザーアブレーション技術が発達しています。しかし,試料ごとに適合した固体標準物質を毎度,調製しなければならず,未知試料の分析には多くの課題がありました。柳澤さんは,独自のオンライン同位体希釈法の開発に成功し,固体標準物質を使用しない直接定量法を実現しました。これらの業績は,分析化学の発展に貢献し,将来の研究の発展も期待できるものであると評価されました。

 

 

0

JAEA&日立ハイテク訪問

こんにちは!井口です!

2023年12月12,13日に私たちは茨城県にあるJAEAと日立ハイテクへ行ってきました!

茨城県にはバスで向かったのですが,長時間の移動だったので腰痛との戦いになりました,,,

 

腰痛と戦っているうちに,ついに日立ハイテクに到着しました!

日立ハイテクのことについてご説明いただいたり,会社案内をしていただき,分析機器の製造過程なども見せていただきました!

普段,利用している機器の製造過程を目にすることができて,とてもわくわくしました!

今後は分析機器を使用する際,技術者のみなさんの顔を思い浮かべながら,大切に扱おうと決意しました。

貴重な体験をありがとうございました!

 

日立ハイテクでの楽しい時間を終えた後,私たちは茨城県東海村にあるJAEAに行ってきました!

こちらでは2日間に亘って様々な施設を見学させていただきました。

1日目はJ-PARCを見させていただき,ここでは大強度陽子加速器の概要を聞かせていただいた後,実際に施設の中に入って現場見学をさせていただき,中に入ると大規模な装置があり,その大きいスケールに圧倒されたと同時に自分の小ささを感じました。

↑こんなに大きい機器で実験をしているところは見たことがなく,驚いてばかりの1日でした!

 

2日目にはSTACY, JRR-1, JRR-3の3施設を見てきました。

臨界実験や中性子ビームなど多くのことを学ばせてもらったり,JRR-1の展示館ではJRRの歴史であったり,実験で利用されている材料やシステムを知ることができ,とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

JAEAでの見学の際にいくつかの施設で実験を行っている現場に入らせていただいたのですが,入る前に防護服を着たり,金属類やスマホの持ち込み禁止などの徹底した管理を受け,改めて行われている実験の重要性を感じました。

私は人生で初めて防護服を着たので,一瞬テンションが上がりましたが,絶対にヘタなことはしていけないと少しだけ緊張しちゃいました,,,

 

             

↑貴重な体験ができて皆さんニコニコでした。絆も深まったと思います。

 

これにて終了と言いたいところですが,やはり旅行には美味しいものも欠かせませんよね!

ということで帰る前に日立おさかなセンターへ行き,美味しい海鮮をいただいてきました!

↑お寿司!最高でした…これ以外言葉が出ません…

 

今度こそ,これにて旅行終了です。2日間という短い期間でしたが,とても濃密な時間となりました!

日立ハイテク,JAEAの皆様,そして企画してくださった高貝先生本当にありがとうございました!