中性子小角散乱実験@JAEA(茨城・東海村)

はじめまして!

ブログ初投稿になります,いわしと申します。

 

秋と言えばスポーツの秋や読書の秋など様々な秋がありますね。みなさんはどんな秋をお過ごしでしょうか?

さて,今回は実験の秋ということで,茨城県東海村の日本原子力開発機構にて10月13日から10月15日までの3日間にわたりSANS-JⅡという集光型偏極中性子超小角散乱装置を利用させていただき実験をしてきました!

 

今回は高貝先生,Npさん,TMOさん,もんじゃくん,私の5人で利用させていただきました!(SANS組ですね)

 

中性子小角散乱とは,中性子が物質に当たった時の散乱のされ方を調べることで,その物質内部の構造を解析することができます。

名前の通り小さい角度に出た散乱を測定するのですが,なんと検出器が最大で10 mとかなり大きいです!小さい角度の散乱は近いところではどれも同じ角度とみなされてしまうため大きくなっているようです。(初日はその大きさに驚いていましたが二日目には慣れてしまいました…)

写真の奥にも装置があります…

 

今回の実験では私は主に解析や器具の洗浄をお手伝いしました。実験は長丁場で大変な場面を多くありましたが,なんとかみんなで協力し測定を終えることができました!

この写真では解析と試料の準備をしていますね。

 

利用する機会が限られる装置でしたので,大変貴重な経験となりました!

次回がありましたら,今回の学んだことを活かしてより良いデータを取りたいです!

 

いわし