研究室ブログ/日々の生活・・・
0

4年生のお昼

2021.05.20

皆さんこんにちは!お久しぶりのドルです.

今年の4年生はお弁当を持参するえらい人が少なく,毎日のように学食からお昼ご飯買いに一緒に行っています.最近は暖かくなってきたので,大学会館までの道に色々な動物に出会います.

 

 

 

 

 

これはちょろ吉君と初めて出会って可愛がっている一同.

皆さんも挨拶してください.ちょろ吉です.

 

 

 

 

 

 

ちょろ吉君はお好みがはっきりしていまして気になった人には積極的にアピールしてきました.

 

 

 

 

 

 

 

 

懐かれて嬉しい.^^

2021年05月17日から始まった唐揚げランチ『唐揚げ一個増量』キャンペーンを見逃さず食べてきました.

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、初日に出遅れてしまったので、二日目は早く行って並んで待ちました.唐揚げが一個増えるだけでこんなもりもりになるんだと感激したドルがいました.

 

 

 

 

 

簡単に食べきる自信がありましたが、意外に頑張らないといけませんでした!美味しかったです.

このキャンペーンもそろそろ終わるので皆さんも是非並んで食べてください!

0

新学期が始まりました!

(2021.04.28)

皆さんこんにちは,N吉です!

大変ご無沙汰しております(^^) 本日は4月の研究室の日常について紹介したいと思います。

新学期も始まり,研究室のメンバーは各々が自分の研究に勤しんでいます。

↓↓ 控室の光景 ↓↓

 

 

 

 

 

控え室では解析中のメンバーが作業を行っています!皆真剣な表情ですね…。

この写真を撮った時に私が勢い余って控室の電気と換気扇を消してしまい皆に笑われてしまったのは内緒です…(-_-;)

…何はともあれ,今後も日々精進していきたいと思います!

以上,研究室の日常の1コマでした!

N吉

 

 

0

学位授与式

お久しぶりです。Npです!

2021/03/25は,福島大学の学位授与式でした~

高貝研からも,学部生4人,大学院生3人が卒業しました。

 

 

 

 

学部生たちは,晴れ着姿で華やかでした!

 

 

 

 

これには、MMさんもニッコリ😊

 

 

 

 

残念ながら,A木君ともりおは用事があってこれませんでした🥺

学部生4人と,A木君は進学予定なので,これからの活躍にも注目です。

W谷とNpは,社会人として頑張ります!

 

 

 

研究室の皆さんお祝いありがとうございました!

先生,大変お世話になりました!

 

 

・・・・・先生,客員研究員として,これからも宜しくお願い致します。

Np

0

R2年度 放射線取扱主任者・第一種試験 2名(+1名)=3名合格

国家資格である「第一種放射線取扱主任者」に高貝研究室のメンバー2名(+1名:卒業生)=計3名が合格しました。

第一種試験は,令和2年12月27日~28日に実施され,東京会場 で受験しました。

令和2年度の第一種放射線取扱主任者試験は、受験者数 2,157名 合格者数 904名 合格率 41.9%でした。

令和3年3月22日に合格者の発表があり,合格証が手元に届きました。

おめでとうございます。

0

日本化学会第101春季年会(2021)に参加しました

3月20日、日本化学会第101春季年会(2021)がオンライン開催されました。高貝研からは、大学院生3名が参加し、口頭発表を行いました。

・藁谷朱里,大沼 知沙,川上智彦,高瀬つぎ子,高貝慶隆,“銀ナノ粒子担持マイクロスフェアの開発と評価”

・荒野真結,鈴木李英,大沼知沙,Hinze L. Willie,高貝慶隆,“金ナノ粒子を固定化した両性イオン型マイクロスフェアによる 4-ニトロフェノールの還元”

・東海林達也,松枝誠,古川真,高貝慶隆,“ICP-MS によるベータ線放出核種の多核種同時定量分析”

0

アメリカ化学会「Environmental Science & Technology」誌に世界の放射性セシウム汚染に関する論文が掲載されました

ドイツのステインハウザー研究室との共同研究の成果が、2021年3月12日のアメリカ化学会「Environmental Science & Technology」誌に論文が掲載されました。

4か国(ドイツ、日本、オーストリア、ウクライナ)の研究者が参画した研究成果となりました。

【著者/論文誌名】D. Zok, T. Blenke, S. Reinhard, S. Sprott, F. Kegler, L. Syrbe, R. Querfeld, Y. Takagai, V. Drozdov, I. Chyzhevskyi, S. Kirieiev, B. Schmidt, W. Adlassnig, G. Wallner, S. Dubchak, and G. Steinhauser*, Environmental Science & Technology, 2021, 55(8), 4984–4991.

【タイトル】Determination of Characteristic vs Anomalous 135Cs/137Cs Isotopic Ratios in Radioactively Contaminated Environmental Samples

【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.est.1c00180

【概要】この研究は,放射性セシウムが過去に世界中の様々な場所に降下しました。福島の事故では、放射性セシウム134と137が大きくトピックスされていますが、ウランの核反応によって生成する長寿命核分裂生成物である放射性セシウム135という核種も降下しています。

今回、世界中で放射性セシウム汚染が起きた地域の放射性セシウム135と137の比率を調べることで、どのような特徴があるのかを調べました。試料は、チェルノブイリ(ウクライナ)、福島(日本)、旧トリニティ実験所(アメリカ)、1960年代の人の肺組織の灰(オーストリア)、比較として標準試料の5種類をICP-MS(アジレント8900)で計測しました。その結果、135Cs/137Csの比率は、原子力発電所事故が起きた福島の試料 は(∼0.35)、チェルノブイリの試料 は(∼0.50)でした。その一方で、 1960年代の人の肺組織からは(1.9 ± 0.2)と高い比率が計測されました。逆にトリニティ実験所の試料は、非常に低い割合を示しました (<0.4)。これらの結果から、過去に137Csの高濃度のプルームが通過して、セシウムボールなどに中長期的に暴露されたのではないかと考えています。

0

プチリフォームと席替え

2021.03.08の出来事….

こんにちは!モリオです(‘ω’)
久しぶりにブログを書きます。緊張しています。

私たちが普段生活している研究室は実験室と控室に分かれています。
控室ではパソコン作業や休憩をしているのですが

な,なんと控室に大きな棚が設置されました!

ついでに席替えもしましたのでご紹介しますね。

 

まずは設置された棚をご覧ください!

 

 

 

 

 

 

w谷さんも写真に撮らせていただきました~

コロナウイルス対策も兼ねて控室は満席にならないようにしています。

 

 

この棚,可動式なんですよ。

なかなか大掛かりな作業の末に設置されました!

 

 

また,今回の席替えでフレッシュ3年生(もうすぐ4年生)が控室にお引越しになりました!

写真撮影時はみんな忙しそうだったので写せませんでした…

 

 

ひっそりと電子レンジも新しくなっています。

ほかほかご飯が食べられますね。

 

 

そしてw谷さんはもうすぐ卒業です…

本当に本当に寂しいですが,新天地でのご活躍を期待しております!

 

以上,高貝研究室の日常でした。

新しい席になったということで引き続き研究頑張ります~(*’▽’)👐

0

NDEC-6で研究奨励賞および最優秀発表賞を受賞しました

2021年3月3日、次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-6)がオンライン開催されました。高貝研からは、大学院生2名、学類生2名が参加し、研究発表を行いました。

そして,丹治珠緒さんが研究奨励賞(核種分析部門)ならびにセッションにおける最高賞,最優秀発表賞(11件中1件)を受賞しました。

 

研究発表のタイトルは、下記のとおりです。

・丹治珠緒,古川真,高貝慶隆,“化学分析と主成分分析による狭所の水質クラスタリング”

・青木譲,大沼知沙,RalfSudowe,高貝慶隆,“核燃料元素の効率的分離に向けたデスフェリオキサミンB固定化マイクロポリマーの開発”

・東海林達也,松枝誠,古川真,高貝慶隆,“並列分離系によるベータ線放出核種の多核種同時ICP-MS分析”

・国井里央,古川真,高貝慶隆,“レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量分析計による微細金属断片に固着したSr分布の可視化”

 

 

 

 

 

0

2020度 卒業論文発表

はじめまして!文です!

2月19日(月)にM-24教室で卒業論文発表が行われ,高貝研究室から学部4年生4人が発表しました!

発表の様子です↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間発表や発表練習のときより,表現や説明のポイントなどが見やすくなっていたり分かりやすい説明になっていたりしたため,全く違う発表に感じました。

教授の質問や意見に対して一生懸命答えている先輩の姿を見てかっこいいと思う反面,1年後先輩たちと同じようになれるか不安にもなりました。

まだまだ研究を始めて間もないですが,いろんな人の前でしっかりと発表ができるように,実験に励んでいきたいと思います!

 

 

 

 

 

発表があった先輩方,本当にお疲れ様でした!!

0

中川さん博士論文発表

皆さん,こんにちは。Rです!

2021年2月17日,福島大学M22講義室にて博士論文発表が行われました。

ここで高貝研究室から博士後期課程3年生の1名が発表しました。

 

冒頭の様子:

「ナノ物質のサイズ・形状に関する化学的制御法の研究」について発表されました。

 

 

聴講者の様子:

皆,真剣に聴講しました。

 

発表の様子:

 

質疑応答の様子:

私にはとても難しい内容の質疑応答が行われていました。

 

 

今年,卒業される2名の先輩方:

短い間でしたがありがとうございました。

0

修士論文発表会(2020年度)

皆さんこんにちは。KIMです。

2020.02.16に修士論文発表会が行われました。

高貝研究室からは2名、発表に臨みました。

↓↓こちらがその時の様子です↓↓

 

 

 

 

素晴らしい発表内容であり、先輩方の偉大さを改めて感じました。

より高度な質問内容でも、堂々と答えている先輩方はとてもかっこよかったです!

自分も先輩方の背中を追い、努力していきたいと思います!

先輩方、発表本当にお疲れさまでした!!!

 

0

画面越しでの講習会

皆さん,明けましておめでとうございます。
ドルです!

~「New year, new me!」といった投稿がSNS上,目に入らないですね。きっと皆さん2021年からも恐れているのかな~

高貝研はコロナウイルス感染対策の一環として,オンラインミーティングサービスを利用し,中間報告や様々な講習会を行っています。
タイムラグやネットワーク問題といった改善すべき点もあるが,安心して業務をこなすというメリットが最適であろう。まあ,離れている人でもすぐ顔を見れるので楽ですし!

年明け初のイベントとして雑誌会を控えている研究室メンバーですが,2021年1月14日にドルみたいな論文検索できない後輩(B3向け)のために博士課程の先輩方が講義してくれました。

 

 

 

講義資料に「彼女が欲しい」とN氏の心の声が出てしまっていて,途中で一回笑って再び集中することができました。論文検索ツールの紹介や使い方はもちろん,引用するときに適したソフトウェア(Mendeley)の使い方を教わりました。

貴重な知識を今後につなぎ,雑誌会も頑張ります。

0

アメリカ化学会「Analytical Chemistry」誌に放射性ストロンチウム分析法に関する論文がハイライト・掲載されました

修士課程で卒業した伊藤千尋さんの研究成果が、2020年12月15日のアメリカ化学会「Analytical Chemistry」誌に研究成果が論文掲載されるとともに、Supplementary Coverに選ばれました。

【著者/論文誌名】C. Ito, R. Shimode, T. Miyazaki, S. Wakaki, K. Suzuki, Y. Takagai*, Analytical Chemistry, 2020, 92(24), 16058–16065.

【タイトル】Isotope Dilution–Total Evaporation–Thermal Ionization Mass Spectrometric Direct Determination of Radioactive Strontium-90 in Microdrop Samples

【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.analchem.0c03673

【概要】この研究は,分析することが非常に難しい「難分析核種」のひとつとして知られている放射性ストロンチウム90(Sr-90)の分析方法に関するものです。

今回,表面電離型質量分析計(TIMS)という質量分析装置を利用することで,わずか1滴の試料量(1マイクロリットル)に含まれるSr-90を直接分析することに成功しました。TIMSは,これまで「同位体比」,つまり,同位体が存在する比率を測定する装置として知られており,「絶対量」を直接計測することはできませんでした。さらに,自然界には,Sr-90と同じ質量をもつジルコニウム(Zr-90)が豊富に存在するため,質量分析計で直接分析することは不可能と考えられてきました。今回,ZrとSrの表面電離温度の違いを利用し,また,同位体希釈法とファラデーの法則を利用することで,前処理することなく1滴の試料に含まれるSr-90を計測できました。この論文では,涙,唾液,まつ毛などに付着したSr-90をモデル試料として計測することに成功しています。

【備考】この研究は、Anal.Chem誌 2020年 92巻におけるSupplementary Coverに選ばれてハイライトされました。

0

中川さんが東北分析化学奨励賞を受賞しました

高貝研究室のDrコースの中川太一さんが、日本分析化学会 東北支部 「東北分析化学奨励賞」を受賞し、受賞講演が2020年12月12日にオンラインにて開催されました。

中川さんは、界面活性剤を用いる曇点抽出法を用いて、生成する界面活性剤のマイクロドメインなどを積極的に利用し、ナノ粒子を形状および粒径を制御して生成する新しい方法論を確立しました。それらは、具体的には、硫酸カルシウムナノロッドの曇点抽出法による形状制御生成法の開発、両性イオン界面活性剤のマイクロドメイン形成と銀ナノ粒子抽出法の開発、金ナノ粒子の簡易合成法と配位子交換反応利用法の開発などです。これらの新規な技術開発は、生化学研究を含むナノ材料の分離抽出・合成の分野で、分析化学に大きく貢献し、将来の研究の発展も期待できるものであると評価されました。

 

0

令和2年度 福島研究開発部門成果報告会に参加しました

2020年12月5日、富岡町文化交流センター学びの森において、令和2年度 福島研究開発部門成果報告会が開催されました。諸事情により、現地での参加はできませんでしたが、大学院生1名、学類生2名が参加し、ポスター発表を行いました。

・東海林達也,尾形洋昭,松枝誠,古川真,高貝慶隆,“放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素のICP-MS同時定量”

・丹治珠緒,古川真,高貝慶隆,“多種類の化学分析と多変量解析を併用させた敷地単位の水質クラスタリング”

・国井里央,古川真,高貝慶隆,“レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量分析計を用いる固体試料表面の強度マッピング法の開発”

 

 

0

令和2年度中間発表会(B4)

皆さん,こんにちは!ドルです.

2020年11月18日,福島大学L1講義室にて化学系研究室の中間発表会が行われました.

ここで高貝研究室から学部4年生が発表しました.

発表の様子:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発表後に先生方から質問や貴重なご意見をお聞きしたのでより良き論文になるでしょう.

発表の前:

 

 

 

 

見守る高貝研一同:

 

 

 

 

 

他の研究室の発表も感動的で興味深い内容でありました。

0

トリチウム水説明会

皆さんこんにちは,ドルです。

2020年10月7日に福島大学にてトリチウム水の処理についての説明会が開催されました。

今回の説明会はALPS処理水について,私たちの疑問や不安に答えてくださることを目的としており,いろいろと考えさせられる有意義な講義でした。

後半に学生の私たちの声を届ける質疑応答の時間があり,私は有効に活用できました~。その後,感想文を通して表現できる時間も設けてあったので,皆それぞれ意見を表現できたのではないかと思います。私もその時間を活用できました~!!

質疑応答の時間では,不安だという声も安心したという声もあがっていました。様々な意見を積極的に受け付けてくださっているとの印象を受けました。

経済産業省の方の話の前に,教授が基礎知識としてトリチウム水の事を教えてくださっている様子です。

 

 

 

 

 

その後,トリチウム水の処理の必要性やその安全性の確認ができているのかなどの話を聞いている様子です。

みんな真面目に聞いてますね~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため学生同士の間隔をとるといった対策を行いながらもとても有意義な時間になりました。このような貴重な機会を設けてくださった皆様に感謝します。ありがとうございました。

0

環境放射能学セミナー in 東日本大震災・原子力災害伝承館

皆さんこんにちは、0花です!

2020年10月3~4日の2日間、東日本大震災・原子力災害伝承館にて環境放射能学セミナーが行われ、高貝研究室からはB4のR央さん、T緒さん、私の3人が参加させて頂きました。

今回は「環境影響や廃炉技術の最先端から将来の復興知を育む」といったテーマで、私たちの研究とは異なる観点から環境や復興について研究をされている方々の講演を聞くことができてとても新鮮でした。

1日目の午前中は環境放射能研究所で研究をされている先生方の講演を聞きました。

 

 

 

 

震災当時の福島大学の様子や震災からこれまでの福島大学の歩みなど初めて知ることが多くありました。

午後は中間貯蔵施設の見学を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間貯蔵施設は想像以上に広く多くの汚染土壌が置かれていて、衝撃的でした。

これら汚染土壌の最終処分については、中間貯蔵開始後30年以内に福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講ずることとしていますが、福島県外のどこで最終処分を行うのかやその後の地元住民の帰還など、課題はたくさんあることがわかりました。

またJR双葉駅では地元の方のお話を聞く機会がありました。

 

 

 

 

 

地元の方の思いや状況を聞く機会は今まであまり無かったので、今後はより原子力災害により被害を受けた方々の気持ちを考えながら復興について考えたいと思いました。

 

2日目は、伝承館内の展示物見学と講演が行われました。震災からおよそ10年が経過し多くの人々から震災の記憶が風化していく中で、伝承館の展示物はいろいろなことを考えさせられたり、思い出させるものだと感じました。

私自身も震災当時の様子や辛い状況を思い出しましたが、より多くの方々にも伝承館の展示を見ていただいて震災の被害を風化させないように情報発信をすることの大切さを学びました。午後にはグループディスカッションが行われ、今回のセミナーで感じたことについてグループごとにテーマを挙げて話し合いを行いました。

 

 

 

 

環境放射能研究所や福島大学の他研究室の方々、福島高専の方々など、違った分野の研究をされている初対面の方々と意見交換を行いましたが、研究分野が違っても誰もが復興に貢献したいという思いを持っていて、良い刺激を受けることができました。

 

 

 

 

今回のセミナーでは、原子力災害の被害に遭われた地元の方々や、違った立場の方々と意見交換するという貴重な体験をさせて頂きました。

今回感じた思いを忘れずに、これからの研究に励んでいきたいと思います。

セミナー開催にあたりお世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

 

0花

0

送別会~梨狩り~

こんにちは,TMOです.

 

2020年9月16日(水)に研究室のメンバーみんなで梨狩りに行きました.

 

最近は研究室に籠り,研究活動に励んでいたので久しぶりにお出かけができてみんな楽しそうでした.

 

自分で狩った梨は愛着がわきますね.「かわいい~!」と梨を愛でる声が多々聞こえてきました.

 

一部なかなかナイフの使いこなせない方もいらっしゃいましたが,先生が率先してみんなに皮むきをしてくれました!感謝です!

 

 

 

 

 

中には梨を30個食べようと意気込んでる方もいましたが最後には苦しそうにしていました.

リベンジしたいですね!

 

 

 

 

 

お世話になったG藤さんとMみさんの送別会として今回の梨狩りは決行されましたが,みんないい思い出になったのではないかなと思います.

お二人とも新しい環境に慣れるまで大変かと思います.お体に気を付けて活躍してくださいますように研究室一同,心からお祈り申し上げます.

 

 

 

TMO

0

イギリス化学会「RSC Advances」誌にナノ粒子によるエマルジョン制御に関する論文が掲載されました

博士課程D3の中川太一君の研究成果が、2020年9月15日のイギリス化学会「RSC Advances」誌に研究成果が論文掲載されました。

【著者/論文誌名】T. Nakagawa, A. Hibara, W. L. Hinze, Y. Takagai*, RSC Advances 2020, 10(56), 34161–34166.

【タイトル】Nanoparticle induced formation of self-assembled zwitterionic surfactant microdomains which mimic microemulsions for the in situ fabrication and dispersion of silver nanoparticles

【DOI】https://doi.org/10.1039/D0RA06824A

【概要】金属ナノ粒子は様々な分野でその物理的・化学的特性を生かした応用研究がなされています。この金属ナノ粒子の特徴を より強力に発揮するためには、高濃度のナノ粒子溶液が必要です。しかしながら、ナノ粒子の濃度を濃くすると粒子どおしが凝集してしまい、元来の特徴を失ってしまいます。その解決策の一つにナノ粒子が集積したマイクロ粒子やマイクロエマルジョンがあり、多くの研究者が注目して研究を行っています。しかしながら、これらの開発・合成には多くの時間とエネルギーが必要になります。この研究では、ミセルを形成しない非常に濃度が薄い界面活性剤溶液(≒臨界ミセル濃度以下)で銀ナノ粒子を合成すると、銀ナノ粒子を集積したマイクロドメインができることを発見しました。このメカニズムとともに報告しました。

 

【備考】この論文は、オープンアクセスのため、無料で閲覧できます。

0

修士論文発表会(秋口修了)

皆さんこんにちは、0花です。

2020年8月18日に修士論文発表会が行われ、高貝研究室からは9月卒業となる修士2年生のMさんが発表を行いました。

学部時代からの集大成となる発表をされている先輩は本当にかっこよかったです!

 

 

 

毎日努力されている先輩の姿を見て、私たち後輩も良い刺激を受けることができました。

私にとっても研究室に入ってから今までたくさんお世話になった先輩なので卒業されるのは寂しいですが、今後のご活躍を応援しています。

 

0花

0

アメリカ化学会「Langmuir」誌にナノロッド制御に関する論文がハイライト・掲載されました

博士課程D3の中川太一君の研究成果が、2020年6月15日のアメリカ化学会「Langmuir」誌に研究成果が論文掲載されるとともに、Supplementary Coverに選ばれました。

【著者/論文誌名】T. Nakagawa, W. L. Hinze, Y. Takagai*, Langmuir 2020, 36(26), 7456–7462.

【タイトル】Rapid Micelle-Mediated Size-Controlled Fabrication of Calcium Sulfate Nanorods Using Silver Nanoparticles

【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.langmuir.0c01043

【概要】この研究は,硫酸カルシウムをナノメートルサイズのナノロッドの形状に成型し、そして、そのサイズをナノレベルで自在に制御できる方法を見出しました。ナノレベルの硫酸カルシウムは、骨髄幹細胞による骨再生医療や骨補填材料として医療業界で注目を集めている古くて新しい物質です。より生体親和性をよくするため、ナノメートルレベルでの形状制御・サイズ制御が求められています。

カルシウムイオンと硫酸イオンが混ざると沈殿しますが、非常に薄い濃度では混ぜても(≒溶解度積以下では)沈殿しません。しかし、この研究では、この非常に薄い濃度(溶解度積以下で)で混ざり合ったこれら二つのイオンに、中性界面活性剤(トリトンX-100)を混ぜて熱すると細さが数十ナノメートル、長さがマイクロメートルの極細のシャープペンの芯のようなロッドが綺麗に成形されてできることがわかりました。さらに、これに球形の銀ナノ粒子を加えると、その芯のようなロッドの長さだけが、銀ナノ粒子の濃度に応じてどんどん短くなる現象を見つけました。この論文では、これらの現象のメカニズムについても調査して、言及しています。

【備考】この研究は、Langmuir誌 2020年 26巻におけるSupplementary Coverに選ばれてハイライトされました。

 

 

0

第80回分析化学討論会にオンライン参加しました

2020年5月23日~24日、北海道教育大学札幌キャンパスにおいて、第80回分析化学討論会が開催されました。COVID-19感染拡大防止の影響により、現地開催は行われませんでしたが、大学院生3名が参加し、研究成果発表を行いました。

・森萌芽,Willie L. Hinze,高貝慶隆,“両性イオン界面活性剤の相転移現象と天然抗酸化剤による金ナノプレートのワンポット抽出”

・東海林達也,尾形洋昭,松枝誠,古川真,高貝慶隆, “放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素の同時自動分析システムの開発”

・荒野真結,鈴木李英,大沼知沙,佛願道男,Hinze Willie,高貝慶隆,“固相抽出を利用する金ナノ粒子包含樹脂の合成と触媒としての応用”

 

0

高貝先生が文部科学大臣表彰(科学技術賞)を受賞しました

高貝先生が令和 2 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞)を受賞しました。

また、それに関する新聞記事・地元紙での掲載がありました。

◆新聞記事(2020年4月9日)

 

郡山タウン誌:ザ・ウィークリー記事(2020年5月16日号)

【受賞内容】
氏 名:高貝 慶 隆 (専門:分析化学)
古川 真 (専門:分析化学)

受賞名:令和 2 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)

業績名:原子力災害に貢献する放射性ストロンチウム迅速分析法の開発

【業績の概要】 東京電力福島第一原子力発電所の事故直後、放射性ストロンチウム(Sr-90)の状況が ほとんど公表されないことに様々な懸念が広がり、復興阻害の一因となっていまし た。従来、Sr-90 と他の放射性核種を区別するため、多くの手作業と放射線計測に 1 ヵ月程度の分析時間を要しており、半減期が 1000 年を下回る核種は、質量分析計に よる実用分析が難しいとされてきました。 受賞者は、高周波誘導結合プラズマ-四重極質量分析を基軸とする Sr-90 の自動分析 装置を開発し、従来、2 週間以上の分析時間を要していたものを最短で 10 分に短縮 することに成功し、試料水を装置にセットするだけで従来と比較して簡便に運用で きる分析装置を提供しました。 本成果により、原子力災害などの放射能分析において、人間の手を介して行う方 法よりも従事者の被ばくを最小限に抑える効果が期待できます。さらに、原子力発 電所事故後、国家的危機にあった汚染水処理及びその分析業務は、大幅にスピード アップされ、国民へのスムーズな情報公開に寄与しています。

【文部科学大臣表彰について】 科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等に おいて顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に 携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与すること を目的とするものです。 科学技術賞(開発部門)は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与す る画期的な研究開発若しくは発明であって、現に利活用されているものを行った個 人若しくはグループ又はこれらの者を育成した個人が表彰対象とされています。 なお、令和 2 年 4 月 14 日(火)に文部科学省本省において予定されていた表彰式が、新型コロナウイルスの感染拡大の防止感染リスクを回避するため、開催中止となりましたので、6月3日に福島大学にて学長より授与式が代行されました。

◆福島大学での授与式の様子(2020年6月3日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0

日本分析化学会英文誌「Analytical Sciences」誌にオンライン希釈法に関する論文の掲載が決定しました。

2020年4月10日付,日本分析化学会の英文誌「Analytical Sciences」誌に研究成果の論文掲載が決定しました。

【著者/論文誌名】K. Yanagisawa, M. Matsueda, M. Furukawa, Y. Takagai*, Aanalytical Sciences, in press (2020).

【タイトル】Development of Online Dilution System for quantification of 90Sr Using Automatic Solid-phase Extraction Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometry

【DOI】https://doi.org/10.2116/analsci.20N009

【概要】この論文は,本研究室でこれまで開発してきた放射性ストロンチウム(Sr-90)を分析するための装置:カスケード型ICP-MS法の高機能化に関する論文です。環境中の様々な試料を分析するとき,例えば,魚などに含まれるSr-90以外の成分である海水中の塩分などの他の元素が多量に存在する場合,ICP-MS法ではそれが分析を妨害するという問題がありました。この問題を解決するために,この論文では,オンライン希釈法という新しいシステムを考案し,これを組み入れることでその問題を解決しました。

 

 

 

 

 

【左図は,Anal.Sci.誌のGraphic Abstractより引用】