環境放射能学セミナー in 東日本大震災・原子力災害伝承館

皆さんこんにちは、0花です!

2020年10月3~4日の2日間、東日本大震災・原子力災害伝承館にて環境放射能学セミナーが行われ、高貝研究室からはB4のR央さん、T緒さん、私の3人が参加させて頂きました。

今回は「環境影響や廃炉技術の最先端から将来の復興知を育む」といったテーマで、私たちの研究とは異なる観点から環境や復興について研究をされている方々の講演を聞くことができてとても新鮮でした。

1日目の午前中は環境放射能研究所で研究をされている先生方の講演を聞きました。

 

 

 

 

震災当時の福島大学の様子や震災からこれまでの福島大学の歩みなど初めて知ることが多くありました。

午後は中間貯蔵施設の見学を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間貯蔵施設は想像以上に広く多くの汚染土壌が置かれていて、衝撃的でした。

これら汚染土壌の最終処分については、中間貯蔵開始後30年以内に福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講ずることとしていますが、福島県外のどこで最終処分を行うのかやその後の地元住民の帰還など、課題はたくさんあることがわかりました。

またJR双葉駅では地元の方のお話を聞く機会がありました。

 

 

 

 

 

地元の方の思いや状況を聞く機会は今まであまり無かったので、今後はより原子力災害により被害を受けた方々の気持ちを考えながら復興について考えたいと思いました。

 

2日目は、伝承館内の展示物見学と講演が行われました。震災からおよそ10年が経過し多くの人々から震災の記憶が風化していく中で、伝承館の展示物はいろいろなことを考えさせられたり、思い出させるものだと感じました。

私自身も震災当時の様子や辛い状況を思い出しましたが、より多くの方々にも伝承館の展示を見ていただいて震災の被害を風化させないように情報発信をすることの大切さを学びました。午後にはグループディスカッションが行われ、今回のセミナーで感じたことについてグループごとにテーマを挙げて話し合いを行いました。

 

 

 

 

環境放射能研究所や福島大学の他研究室の方々、福島高専の方々など、違った分野の研究をされている初対面の方々と意見交換を行いましたが、研究分野が違っても誰もが復興に貢献したいという思いを持っていて、良い刺激を受けることができました。

 

 

 

 

今回のセミナーでは、原子力災害の被害に遭われた地元の方々や、違った立場の方々と意見交換するという貴重な体験をさせて頂きました。

今回感じた思いを忘れずに、これからの研究に励んでいきたいと思います。

セミナー開催にあたりお世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

 

0花