高貝先生が、日本分析化学会および日本分析機器工業会が主催する「先端分析技術賞JAIMA機器開発賞」を受賞 しました。
この賞は、先端的分析技術開発(機器開発、分析・評価技術開発、分析用新規物質の開発、など)や実用化において、優秀なる業績を示した個人あるいはグループに対して授与される賞で、高貝先生の研究業績「放射性ストロンチウムの迅速分析装置の開発」が評価されました。
2019年9月12日に表彰式が行われ、日本分析化学会第68年会では受賞講演も行われました。
高貝先生が、日本分析化学会および日本分析機器工業会が主催する「先端分析技術賞JAIMA機器開発賞」を受賞 しました。
この賞は、先端的分析技術開発(機器開発、分析・評価技術開発、分析用新規物質の開発、など)や実用化において、優秀なる業績を示した個人あるいはグループに対して授与される賞で、高貝先生の研究業績「放射性ストロンチウムの迅速分析装置の開発」が評価されました。
2019年9月12日に表彰式が行われ、日本分析化学会第68年会では受賞講演も行われました。
2019年7月20日(土)東北大学環境科学研究科(仙台市)において、みちのく分析科学シンポジウムが開催されました。当研究室からは、大学院生の藁谷および青木が研究成果発表を行いました。
発表題目は、以下のとおりです。
・藁谷朱里、高貝慶隆「混合還元剤による室温での異方性金ナノ粒子の合成と分光学的特性」
この発表で,藁谷は、優秀ポスター賞(発表者17件中,3件)を受賞しました。
・青木譲、阿部未姫、佛願道男、大沼知沙、藤原健壮、高貝慶隆、「デスフェリオキサミンB固定化マイクロポリマーを用いる強酸性溶液中のジルコニウムおよびハフニウムイオンの吸着挙動」
2019年7月5日(金)、東京電力ホールディングス株式会社様より福島大学に対して「難分析核種計測法の開発による福島第一原子力発電所廃炉作業効率化への貢献」の名目で感謝状が贈呈されました。
贈呈式は福島大学にて行われました。これは当研究室が中心となって開発した「放射性物質ストロンチウム90の自動分析装置」により、従来は2週間から1か月程度かかっていた廃炉分析業務の分析時間が30分程度に短縮したことによるものです。この装置は、2014年12月から福島第一原発構内で活用されています。
感謝状「貴学は難分析核種である放射性ストロンチウムを迅速に計測する手法を開発されました。
この技術により,福島第一原子力発電所における汚染水分析の作業を迅速かつ確実に
行うことが可能となりました。本技術開発にあたり,事故後早い時期から発電所の現場に
率先して来所され,当社と密に協調いただき,分析業務に携わる当社社員の技術力向上にも
ご尽力いただきました。そのご尽力・ご功績に対し,ここに感謝の意を表します。」
また、この内容は、地元の新聞紙にも掲載されました。
2019年6月25日~30日、カナダ・モントリオールのMarriott Montreal Airport In-Terminal Hotelにおいて、「63rd International Conference on Analytical Sciences and Spectroscopy (ICASS)が開催され、高貝先生が招待講演を行いました。
講演タイトルは、下記のとおりです。
Y. Takagai, M. Furukawa,“Dual spray chamber for ICP-MS or ICP-OES —Simultaneous Measurement of Incompatible Elements”.
2019年6月28日のアメリカ化学会「ACS Omega」誌に研究成果が論文掲載されました。
【DOI】https://doi.org/10.2116/analsci.34.387
【備考】オープンアクセスのため,購読費用が発生しません。
Cited from ACS Omega
2019年6月16日~20日、イタリア・ミラノにあるビコッカ大学において、48th International Symposium on High-Performance Liquid Phase Separations and Related Techniques(HPLC 2019)が開催され、研究成果発表を行いました。
発表タイトルは、下記のとおりです。
・Iwahashi, W.L. Hinze, Y. Takagai, “Manipulation of the cloud point temperature of triton x-100 and its application for the cloud point extraction and high performance liquid chromatography – mass spectrometric quantification of veterinary medicine macrolides”
・Y. Takagai, K. Yamazoe, M. Butsugan, C. Ohnuma, W.L. Hinze,”Synthesis and characterization of zwitterionic-type resin for high performance liquid chromatography and its application to amino acids separation”
発表の様子。
親愛なるProf. Colyer先生。久しぶりの再会でした。
2018年12月21日のアメリカ化学会「ACS Omega」誌に研究成果が論文掲載されました。
【著者/論文誌名】M. Konno, Y. Takagai*: ACS Omega, 3(12), 18028-18038 (2018).
【DOI】https://doi.org/10.1021/acsomega.8b02640
【備考】この論文は,アメリカ化学会ACS Omega誌の2018年Altmeric(オルトメトリクス)スコアで3位であったと発表されました。⇒ 記事
【備考】オープンアクセスのため,購読費用が発生しません。
Cited from ACS Omega
こんにちは。高貝研究室教務補佐子ズ 丸一補佐子です。
卒業式の報告をまじめに書こうと思ったのですが、卒業生のとびきりの笑顔が満載でしたので、今回はブログ形式でお届けします。
3月25日(月)高貝研究室の卒業生、修了生9名が卒業の日を迎えました。
卒業生が多いので、この日はとにかく華やかな研究室となりました☆
♡「可愛い~」の連発♡
そして、学長賞おめでとうございます!!
化学式の柄のネクタイがポイントなんですよ~
なんの化学式か補佐子にはわからなかったのですが・・・
こちらのお二人は、学業成績優秀者です♪
みんな、すごいです~!
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチパチパチ
卒業生&高貝研究室 これからも頑張ります!
今後もよろしくお願いします
2019年3月23日(土)富岡町文化交流センター 学びの森(福島県双葉郡富岡町)において、次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC4)が開催されました。福島大学からは、大学院生がポスター発表及び研究室メンバーが参加しました。
ポスタータイトルは、以下のとおりです。
・阿部未姫、佛願道男、大沼知沙、Sudowe Ralf、高貝慶隆「ヒドロキサム酸固定化マイクロポリマーの合成と核燃料元素吸着特性評価」
・下出凌也、伊藤千尋、宮崎隆、若木重行、鈴木勝彦、高貝慶隆、「前処理を用いない90Sr分析法の開発及び高感度測定を目的とするノイズの特定」
・小田島瑞樹、古川真、鈴木勝彦、平田岳史、高貝慶隆「レーザーアブレーションを用いる微量Srの同位体希釈-ICP-MS分析法の開発」
・尾形洋昭、古川真、高貝慶隆、「ハイブリットチャンバーによる二つの並列分離系を備えるICP-MS分析及び放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素の同時定量への応用
★こちらのポスターは、研究奨励賞を受賞しました。
3月16日-19日、甲南大学岡本キャンパスにおいて開催された、日本化学会第99回年会に大学院生8名が参加し、研究成果発表を行いました。
タイトルは、下記のとおりです。
【口頭発表】
・尾形洋昭・古川真・高貝慶隆「ハイブリットチャンバーによる二つの並列分離系を備えるICP-MS分析及び放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素の同時定量への応用」
・小田島瑞樹・古川真・鈴木勝彦・平田岳史・高貝慶隆「レーザーアブレーションを前処理法とするストロンチウムのオンライン濃縮-同位体希釈ICP-MS分析」
・鈴木李英・佛願道夫・大沼知沙・Hinze Willie・高貝慶隆「
金ナノ粒子を包含する両性イオン型球状樹脂の合成と評価」
・永作美有、Hinze Willie、高貝慶隆「両性イオン界面活性剤によって高濃度に合成・捕集された銀ナノ粒子の分散状態と構造の解明」
【ポスター発表】
・中川太一、Hinze Willie、高貝慶隆「熱応答性ミセルによる銀ナノ粒子のマイクロエマルジョン捕集」
・阿部未姫、佛願道男、大沼知沙、Sudowe Ralf、高貝慶隆「ヒドロキサム酸基を固定化したマイクロポリマーの合成と核燃料元素の吸着特性」
・岩橋弘之、高貝慶隆「TritonXを用いる曇点抽出の曇点温度の自在制御と抽出挙動に与える影響」
・ 下出凌也、伊藤千尋、宮崎隆、若木重行、鈴木勝彦、高貝慶隆 「 Identification and Development of Removal Methods as Noise Factor of Strontium 90 in Thermal Ionization Mass Spectrometry 」
2月20日(木)、いわき芸術文化交流館アリオス(いわき市)において開催された「平成30年度 福島研究開発部門成果報告会 廃炉と環境回復~若手研究者の挑戦~(主催:日本原子力研究開発機構 )」において、大学院生5名、学部生4名が参加し、そのうち1名が口頭発表、3名がポスター発表を行いました。テーマは下記のとおりです。
◆研究発表
尾形洋昭「カスケード型ICP-MSによる放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素の同時定量分析」
◆ポスター発表
・阿部未姫、佛願道男、五十嵐淑郎、高貝慶隆、“新規ウラン吸着剤の合成と評価”
・小田島瑞樹、古川真、鈴木勝彦、高貝慶隆、“固体試料中のSr分析を目的とするカスケード型ICP-MS法の開発”
・下出凌也、宮崎隆、若木重行、鈴木勝彦、高貝慶隆、“表面電離型質量分析法のSr分析におけるタンタルの効果”
高貝先生が、日本分析化学会東北支部が主催する「東北分析化学賞」を受賞 しました。
「東北分析化学賞」は、分析化学の進歩に寄与する優れた業績をあげた者に対して授与される賞で、高貝先生の研究業績「濃縮分離法の構築による微量成分の迅速分析に関する研究」が評価されました。
2018年12月8日に表彰式が行われ、受賞講演も行われました。
2018年9月11日-13日、琉球大学・千原キャンパスにおいて開催された、日本地球化学会第65回年会に大学院生1名が参加し、研究成果発表を行いました。
タイトルは、下記のとおりです。
・下出凌也、宮崎隆、若木重行、鈴木勝彦、高貝慶隆、「表面電離型質量分析計のSr同位体比測定におけるTaアクチベーターの微視的挙動とイオン化機構の考察」
2018年7月6日(金)〜7日(土)、平成30年度東日本分析化学会東北支部若手交流会が宮城県松島町で開催され、大学院生5名、学部生3名が参加し、研究発表(ポスター2件)を行ってきました。
発表タイトルは、下記のとおりです。
・岩橋弘之,高貝慶隆 「アルキルフェノールエトキシレート系非イオン界面活性剤の曇点制御法と相分離現象への影響」
・森萌芽,Willie L.Hinze,高貝慶隆 「ミクロ相内の高密度金ナノスターの沈殿分離と物性評価」
高貝先生が、公益社団法人新化学技術推進協 会(JACI)が主催する「2018 新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞」を受賞 しました。 新化学技術研究奨励賞は, JACI の産学官連携活動の一環として、化学産業の発展に必要な研究分野を指定し、応募された研究テーマの中から独創的な萌芽研究が選定されます。その中でも、高貝准教授が受賞したステップアップ賞は、過去の受賞者の中から受賞後の研究に対して斬新なアイデアに対して、切れ目の無い継続的な研究助成を行うことにより、研究成果の産業界への早期活用を図ることを目的に授与される賞です。
なお、こちらの内容に関しては、地元の新聞にも掲載されました。
【受賞概要】
2018新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞
福島大学 共生システム理工学類 高貝 慶隆
『放射性ストロンチウム分析の革新的な分析感度増幅システムの開発と福島第一原子力発電所廃止措置への展開』
2018年6月1日-2日に東北大学川渡共同セミナーセンター(宮城県大崎市)で行われた、第35回無機・分析化学コロキウムにおいて、高貝先生が講演を行いました。
講演タイトルは、下記のとおりです。
高貝慶隆、古川真、亀尾裕、川上智彦、鈴木勝彦「質量分析法で挑む福島第一原発の汚染水分析の最前線」(招待講演)
5月26日-27日、山口大学常盤キャンパス(宇部市)において開催された、第78回分析化学討論会に本研究室より、研究成果発表(一般講演)を行いました。
タイトルは、下記のとおりです。
・佐藤常寿、高貝慶隆「アルギン酸ゲルを利用するトリチウム水の移動挙動と濃度低減」
なお、この研究は、分析化学討論会配布の冊子「展望とトピックス」(分析化学の最近の成果の中から、身近な社会との関りが特に深いと考えられるものを選んで分かりやすく解説したもの)に掲載されました。(10ページ目)
2018年4月8~13日において、ハワイ島で11th International Conference on Methods and Applications of Radioanalytical Chemistry( MARC XI)が開催され、本研究室の研究成果発表を行いました。招待講演、オーラル発表、ポスター発表を行いました。
・M. Abe, M. Butsugan, Y. Takagai, “Development of Shiderophore Chelate-Modified Polymer Particle and Its Application to Removal of Uranium Ion”
・M.Furukawa, H.Ogata, Y. Takagai, “Development of ICP-MS or ICP-OES Dual Spray Chamber for Switchable Analysis in One Sample Injection and Its Application to Radioactive Material Analysis and Related Chemical Analysis” 【招待講演:Y. Takagai】
・Y. Takagai, M.Furukawa, “Rapid Analysis of Strontium 90 by Inductively Coupled Plasma Quadrupole Mass-Spectrometric Approach.”
特許が認定されましたので、お知らせいたします。
◆発明の名称「対象物質の分析方法及び分析装置」
・特許認定6315430号(2018年4月6日登録)
・発明者 高貝慶隆,古川真
・出願人 福島大学,(株)パーキンエルマージャパン
・出願番号 特願2016-75872
・出願日 平成28年4月5日
カラムによる対象物質の分離精製において、対象物質の回収率を容易に測定することができる技術を提供する。
2018年3号の「Analytical Sciences」誌に研究成果が論文掲載されました。
【著者/論文誌名】A. Ayala, Y. Takagai: Analytical Sciences, 34(3), 387-390
【DOI】https://doi.org/10.2116/analsci.34.387
【概要】ストロンチウムイオンとニッケルイオンを自動的に連続計測するシステムの開発を行いました。このデバイスによって、試料注入、濃縮、分離などの操作を人の手を介さずに自動的に微量分析することができるようになりました。
A sequential flow-based analysis system with on-line solid-phase extraction (SPE) columns coupled to microwave plasma atomic emission spectrometry (MP-AES) was developed for strontium and nickel determination. Crown ether chromatographic resin and dimethylglyoxime polymethacrylate resin were used for strontium and nickel retention under acidic and basic conditions, respectively; eluted with a nitric acid solution in both cases followed by MP-AES detection. The calculated detection limits were 0.25 μg L−1 for strontium and 3.56 μg L−1 for nickel.
3月26日(月)は、卒業式でした。
高貝研究室の卒業生・修了生は6名です。ご卒業おめでとうございます!
このうちの5名は、今後も院生としてまだまだ研究を続けていきますので、これからもよろしくお願いします。
2018年3月19日(月)富岡町文化交流センター 学びの森(福島県双葉郡富岡町)において、次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC3)が開催されました。当研究室からは、大学院生及び学部生が参加し、2件の研究成果発表を行いました。
ポスタータイトルは、以下のとおりです。
○伊藤 千尋・宮崎 隆・若木重行・鈴木勝彦・高貝 慶隆,“微少量サンプルの放射性ストロンチウム分析~表面電離型質量分析計による放射能測定~”
○阿部未姫,佛願道男,五十嵐淑郎,高貝慶隆, “バクテリア代謝物を利用するウラン回収剤の開発”
2018年2月26日-3月1日、Pittcon(The Pittsburgh Conference on Analytical Chemistry and Applied Spectroscopy)において研究成果発表をを行いました。
C. Ito, T. Miyazaki, S. Wakaki, K. suzhiki, Y. Takagai, “Thermal Ionization Mass Spectrometric Quantification of Radioactive Strontium-90 Using Isotope Dilution-Total Evaporation Method”
H. Ogata, M. Furukawa, Y. Takagai, “Simultaneous Quantitative Analysis of Raoactive Strontium and Radioactive Iodine by Cascade Type ICP-MS in Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant”
M. Nagasaku, W. Hinze, Y. Takagai, “One-Pot Synthesis of High Concentration of Silver Nanoparticles in Surfactant Medium”
M. Furukawa, H. Ogata, Y. Takagai, “The Development of New Type of Cyclonic Spray Chamber for ICP-MS or ICP-OES Combining Both Advantages of Gas Based Sample Introduction and Coaxial Nebulizer”
2018年1号の「RADIOISOTOPES」誌に総説が掲載されました。
【著者/論文誌名】古川真,高貝慶隆,Radioisotopes, 67(1), 17-30
【タイトル】ICP-MSによる放射性ストロンチウム90の迅速分析法―半減期が数十年のβ線放出核種の高速自動分析―
【DOI】https://doi.org/10.3769/radioisotopes.67.17
【概要】Sr-90は,ウランから生じる代表的な核分裂生成物です。半減期は,約29年の放射性核種で,γ線を放出せず,β線のみを放出する純β線放出核種です。γ線放出核種の計測は,非常に簡単ですが,純β線放出核種の計測はそれと比較すると格段に難しいことが知られています。震災以降,Sr-90のの迅速な計測のために多くの技術開発が進められてきました。この総説では,それらの技術を概説するとともに,特に,高周波誘導結合プラズマ四重極形質量分析計(ICP-QMS)を用いた技術に焦点を当てて,福島第一原子力発電所の分析の現状と展望を述べる。
12月1日(金)株式会社堀場製作所様にご協力いただき、福島大学においてpHメーターセミナーが開催されました。高貝研究室の学生も参加し、測定機、pH等についての説明の後、学生自身で身近な物質のpHを測定する実習が行われ、pHの測定方法、pHメーターの測定結果がどの程度の信頼性を持っているかなど、pHメーターの基礎知識を習得することができました。