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アメリカ化学会「ACS ES&T Water」誌に福島第一原子力発電所の地下水流動に関する論文がハイライト・掲載されました

修士2年生の丹治珠緒さんの研究成果が、2023年1月13日のアメリカ化学会「ACS ES&T Water」誌に論文掲載され,2023年新年1月号のSupplimental Coverに選ばれてハイライトされました。

【著者/論文誌名】T. Tanji, M. Furukawa, S. Taguma, K. Fujimoto, H. Sato, N. Shibasaki, Y. Takagai*, ACS ES&T Water, 3(1), 139-146 (2023).

【タイトル】Analysis of Groundwater Flows under the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Reactors Using Contaminated Water from 42 Subdrain-Pits

【DOI】https://doi.org/10.1021/acsestwater.2c00455

【概要】地下水の動態や水の流れを把握することはとても重要です。それによって,水質汚染などの将来の問題を予測して事前に適切な対策を講じたり、時には事前に解決することもできます。地下水は,地下でネットワークが広がっており,化学分析を行ったとしてもその水質にはほとんど違いがありません。そのため,敷地単位ような狭い面積(範囲)での地下水の動きや流れを把握することは容易ではありません。

東京電力福島第一原子力発電所の敷地面積は非常に広いとはいえ,3.5平方キロメートルほどしかなく,その敷地の地下水の水質にはほとんど違いがありません。1号機から4号機までの原子炉建屋の周りには、42基のサブドレンピット(井戸)があります。事故後、ピットから地下水を採水して放射能濃度を定期的に測定しています。汚染水が混入しているサブドレンピットは,敷地内に点在していますが、汚染箇所と地下水の流れの連続性や関連性を見つけだすことはできていませんでした。この重要性や課題は多くの研究者が認識していますが,狭い範囲で性質に違いの無い地下水の流れを理解することは依然として困難でした。

この研究では、化学分析で得られた計798データ(19因子×42ピット)を用いて、独自に改良した主成分分析(PCA)により地下水流動を明らかにしました。1号機から4号機までの地下水流動を2つの水源に由来する2つの流れに分類することができ,地下水頭が低い2号機の湾岸付近でこれらの流れが合流することを明らかにしました。この開発した方法は、この狭い地域における地下水のダイナミクスと水の流れを明らかにするのに適していることがわかりました。

   

 

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新世代紹介 Ver市長くん

2022.10.18

皆さんこんにちは,1年の早さに戦慄しているMWです。

気づけばもう新しく3年生が入ってくる時期になりました。

入学したての大学1年生の頃と比べると時間の流れがとても早く感じます・・・

 

2022年10月1日より高貝研に新しいメンバーが加わりました!

 

今回紹介するのは,市長くんです!

なんと市長くんは中国からの留学生でドルさん含め高貝研も段々とグローバルなメンバーになってきました。

 

毎年恒例の,高貝先生による洗い物講習&先輩たちによる練習実験も行いました。

    ← 高貝先生による洗い物講習

高貝先生がこっちを向いていただいた瞬間にパシャリ!

カメラマンMWなかなか良い仕事ができたのではないでしょうか?

  ←二人で協力して実験中

市長くんの一生懸命さがとても伝わってきます。

 

そんな市長くんに意気込みを聞いてみたところ,本を読むことだそうです。

この前,休日に福大の図書館で市長くんを見かけましたしどうやら本好きの予感・・・

MWは最近活字を読むのが辛くなってきているので,見習いたいところですね。

ちなみに,中国語で意気込み=热情 というそうで,漢字だけ見ると情熱かな?って思いました。

 

以上,市長くんの紹介でした!

これからの市長くんの成長に注目ですね!

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新世代紹介 Verポルコちゃん

2022.11.11

ご無沙汰しております!M1のRです。新世代紹介.

ポルコちゃんの紹介。ポルコちゃんはジブリが好き。

「ポルコ」はジブリの「ポルコロッソ」というキャラらしい。

(画像検索したら、なかなか男前)

 

ポルコちゃんの実験風景↓

←ドルさんに見守られて。

 

 

 

 

↓最近の様子(実験中!)

 

 

 

 

 

モットーは「とりあえずやってみる!」だそうです。

頑張ってください!

以上、ポルコちゃんの紹介でした。

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松枝誠さんが2022年度の東北分析化学奨励賞を受賞しました。

高貝研究室の博士後期課程の松枝誠さんが、日本分析化学会 東北支部 「東北分析化学奨励賞」を受賞しました。

授賞式・受賞講演が2022年12月17日に東北大学理学部にて開催されました。

 

 受賞題目「気相反応を利用した放射性同位体の多段分離-誘導結合プラズマ質量分析法の開発」

 

誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)で放射性同位体を分析する際は,同重体干渉の問題があり,これまで現実的な環境濃度を分析することは難しい状況でした。

松枝さんは,ICP-MS内のリアクションセルにおいて気相反応に着目した手法と各分離法を統合することで,新しい核種分析を実現しました。。

この業績は,環境動態や地球ダイナミクスの理解,核査察などの幅広い分野で有効な手段であり,将来の研究の発展も期待できるものであると評価されました。

 

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新世代紹介 Ver 一十君

皆さん!最近,経済新聞によく載ってしまうドルです。

最近マイナンバーカードを受け取りましたが,案外顔写真がイケてました。

あとは学生証の写真を変えたい。

今日は,今年度の新世代を紹介です。

サッカーが大好き。日本代表とアルゼンチン代表を応援していた一十君です。アルゼンチンが優勝して大喜び。

一十君は毎日おにぎりとお茶でランチタイム(お茶にも好みがあるようで)

↑ 練習実験の様子です。この日の一十はファールをしすぎて,先生からイエローカードも出るという熱い試合実験を見せてくれました。

研究室に慣れて楽しそうに毎日をすごしています。一十君のブログは最新のサッカーニュースばかりかも。

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令和4年度 JAEA福島研究開発部門成果報告会@富岡町で研究成果発表を行い,廃炉環境回復促進賞を頂きました。

2022年12月6日、令和4年度 JAEA福島研究開発部門成果報告会(富岡町文化交流センター学びの森)が開催され、高貝研から学類生2名が研究成果発表を行いました。

参加した2名は,それぞれ『廃炉環境回復促進賞』を頂きました。

・長沼和希,柳澤華代,及川博史,橋本淳一,高貝慶隆,“難分析核種Nb-94の吸着分離と分析用前処理剤への展開”

・大槻響,柳澤華代,高瀬つぎ子,高貝慶隆,“廃炉分析におけるLA-ICP-MSの優位性とSEM-EDXとの比較~世界的ヘリウム供給不足からの回避のために~”

 

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第41回溶媒抽出討論会(@東工大)で研究成果を発表しました。

2022年11月24-25日、東京工業大学において開催された第41回 溶媒抽出討論会で研究成果を発表しました。

【口頭発表】

・中川太一,鈴木怜花,松枝誠,高瀬つぎ子,寺島元基,高貝慶隆,“熱感応性界面活性剤の相分離現象によるジルコニウム酸化物微粒子の抽出挙動とゼータ電位との影響”

【ポスター発表】

・鈴木怜花,中川太一,松枝誠,寺島元基,高瀬つぎ子,高貝慶隆,“両性イオン界面活性剤の温度依存性相分離現象による金属酸化物および金属炭化物ナノコロイドの抽出・濃縮”

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アメリカ化学会「Langmuir」誌に銀ナノ粒子のin situ合成法に関する論文がハイライト・掲載されました

研究成果が、2022年11月8日のアメリカ化学会「Langmuir」誌に論文掲載され、論文誌のSupplimental Coverに選ばれてハイライトされました。

高貝先生のアメリカ時代の研究と永作美有さん(修士課程修了)の研究成果によるものです。

【著者/論文誌名】Y. Takagai, M. Nagasaku, T. Nakagawa, T. Takase, W. L. Hinze, Langmuir, 38(44), 13577-13583 (2022).

【タイトル】Preparation of Highly Concentrated Uniform-Sized Silver Nanoparticles via Use of Thermoresponsive Zwitterionic Surfactants

【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.langmuir.2c02322

【概要】この研究は、ナノ粒子の中でもよく使用される銀ナノ粒子を簡単にそして高濃度で合成する方法を開発したというものです。。

銀イオンの合成には,クエン酸塩還元法という方法がよく使われます。

しかし,このプロセスは結晶成長が遅く、粒子のサイズが揃った粒子を合成しにくいという問題がありました。

この論文では,クエン酸還元法に熱応答性の界面活性剤を加えると,高濃度で粒子サイズが揃った球状の銀ナノ粒子を合成できることを紹介しました。

合成した銀ナノ粒子は,界面活性剤の濃縮相に閉じ込めることができます。

このアプローチは、銀ナノ粒子を合成と同時に「抽出」と「濃縮」ができる「in situ相分離」を経る珍しい現象です。

直径 21.0 ± 2.5 nm の AgNPs のほぼ全量(合成収率 99.9%、抽出効率 98.6%)を pH 11の特殊な条件で相分離するとこのような現象がしょうじます。

このメカニズムや粒子の制御方法などを論文で記載しています。

 

 

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R4年度 放射線取扱主任者:第一種試験4名,第二種試験2名=延べ6名合格

2022年11月9日にR4年度の国会試験である「放射線取扱主任者試験」の合格者が官報で報告されました。

国家資格である「第1種放射線取扱主任者」ならびに「第2種放射線取扱主任者」に高貝研究室のメンバー5名(うち1名が両方合格)が合格しました。

第一種試験は,令和4年8月24日~26日に実施され,東京会場 で受験しました。

令和4年度の第一種放射線取扱主任者試験は、受験者数 3,097名 合格者数 896名 合格率 28.9%でした。

一方,第2種は、受験者数 1,534名 合格者数 316名 合格率 20.6%でした。

おめでとうございます。

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Springer「Analytical Sciences」誌でHot Article(注目論文)に選出→「O₂-CO₂混合ガスによる放射性ヨウ素のICP-MS/MS分析」

松枝誠さん(博士後期課程3年)の研究成果が、2022年11月号のSpringer「Analytical Sciences」誌に論文が掲載されました。

また,2023年11月号のHot Article(注目論文)に選ばれました。

 

【著者/論文誌名】M. Matsueda, J. Aoki, K. Koarai, M. Terashima, Y. Takagai*, Analytical Sciences, 38, 1371-1376 (2022).

【タイトル】Mass-spectrometric determination of iodine-129 using O2-CO2 mixed-gas reaction in inductively coupled plasma tandem quadrupole mass spectrometry. 

【DOI】https://doi.org/10.1007/s44211-022-00180-w

【概要】放射性のヨウ素129(¹²⁹I)は、半減期が約1600万年と非常に長い人工の放射性核種です。その一方で、原子力災害(例えば、原子力発電所事故や隣国の核実験)で放出され、甲状腺ガンを誘発する放射性ヨウ素131(¹³¹I)の半減期はわずか8日しかありません。そのため、災害や事故の原因を究明したり、環境にどのように飛散したかを数年後に追跡調査することは極めて難しいです。その問題を回避するため,半減期の短い¹³¹Iの代わりに半減期の長い¹²⁹Iが測定できれば、事故時の当時の状況や現在の環境への負荷の状況が分かります。しかし、環境中の¹²⁹Iの存在濃度は非常に低いので、これを分析するためには100リットル近くの試料水を濃縮して,分析機器で計測できる濃度範囲まで濃度を濃くする必要があります。

ところが,濃縮を行うと、分析ターゲットの¹²⁹Iだけでなく、元々環境にある(放射線を出さない)安定同位体の¹²⁷Iも同じヨウ素で化学的性質が一緒(=同じ元素)なので,一緒に濃縮されてしまいます。つまり、大量の¹²⁷Iの中に、ごくわずかなの¹²⁹Iがほんの少しあるという状況になります。このような状況を「¹²⁹I/¹²⁷I比が低い」と呼びます。

その一方で,誘導結合プラズマタンデム型質量分析計(ICP-MS/MS)で¹²⁹Iを測定すると、測定を妨害する核種が多く、さらには、ピークテーリングという現象があり(=m/z 127のイオンが大量にありすぎて, m/z 129にまで影響を及ぼして何を分析しているのか訳が分からなくなる現象のこと)、低い¹²⁹I/¹²⁷I比を計測することは困難でした。

今回,ICP-MS/MS分析装置のリアクションセルと呼ぶ機構に酸素と二酸化炭素の混合ガスを導入すると、非常に低い¹²⁹I/¹²⁷I比まで計測できることを発見しました。市販のICP-MS/MSでここまで非常に低い¹²⁹I/¹²⁷I比を計測できることはほとんどなく,これが評価されて論文掲載に至ったというものです。

This paper presents a mass-spectrometric method for determining the radionuclide iodine-129 (129I) from the significant amount of interference in inductively coupled plasma tandem quadrupole mass spectrometry (ICP–MS/MS) using a dynamic reaction cell passing a mixture gas of O2 and CO2. Thus far, mass spectrometry analysis of trace amounts of 129I has been hampered by the presence of xenon-129 (129Xe) and the formation of polyatomic ions from excess amounts of stable isotope 127I. In this study, flowing a mixture gas of O2 and CO2 into the dynamic reaction cell (Q2) successfully removed both 129Xe interference and polyatomic interference (127IH2) in the analysis of 129I in ICP–MS/MS. The resulting ratio of (background noise of m/z 129)/127I was 4.6 × 10–10 ± 3.3 × 10–10, which enables the analysis of 10 mBq/L of 129I in the presence of 100 mg/L of stable 127I without chemical separation. The detection limit of this method was 0.73 mBq/L (= 0.11 ng/L) with an APEX-Q sample inlet desolvation device. For demonstration purposes, spike and recovery analysis of rainwater was performed, and good agreement between the spiked and recovered amounts was achieved.

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高貝先生の誕生日 2022

2022.11.02

皆さんこんにちは、以前高貝先生に右肩と左肩が平行でないといわれてから姿勢が気になり始めたMWです。

研究室の最重要の日 ⇒ 高貝先生の誕生日がやってまいりました!

10月に3年生が加わり歓迎会がありと最近の研究室ではイベントごとが盛りだくさんです。

ささやかながら高貝研究室のメンバーでお祝いです。

今年のケーキは一部がハロウィン仕様で、少し遅めのハロウィンも楽しめました。

   ←高貝先生による恐ろしく早い手刀

プレゼントは高貝先生が欲しいと耳にした姿勢矯正ベルト。

高貝先生が出張に行くためスーツのため,残念ながら装着姿は見ることができず…。

もしかしたら、普段の服の下に着けてくださる日があるのでしょうか?

高貝先生は十分に姿勢正しいと思うので、もし着けていても普段との違いに気づけるか心配です…

次の日からは高貝先生に要注目ですね。

以上、高貝先生の誕生日会でした。

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歓迎会

2022.10.28

皆さんこんにちはMWです!

10月28日にいろんな歓迎会を行いました。

「3年生 4名」および「タイからの短期滞在研究員1名」および「大学院から高貝研究室に入った いわしサン」です。

もっと言えば,4年生もM1も歓迎会をしていないので,みんな歓迎会です。

場所は四季の里 アサヒビール園です!貸切送迎バスです。金谷川までようこそです。

遂に行われた4年生以下は初めての研究室での飲み会!

今回はそんな歓迎会の楽し気な様子を少し紹介します。

 

高貝先生による音頭でスタートされました。

みんな,高貝研にようこそ!!(遂に歓迎。笑)

最初の乾杯はやはり黒ビール!!

ジンギスカンとしゃぶしゃぶ! エンドレスでジンギスカン&しゃぶしゃぶ!

MWは初ラム肉(牛より好みかも)。肉は飲み物です。

 

どの席でも盛り上がっており楽しそうですね。

 

ポルコちゃんはピーマンが好きらしい。ピーマンを大盛注文,ひたすらにピーマンをBake & Ate(⇒過去形・完食)。

ピーマン6個分は完食。これでは緑になってしまいます。

 

あっという間にTime overの時間です。送迎バスに揺られて帰宅です。

初めての研究室での飲み会,とても楽しい時間を過ごせました!

また,研究室でどこかに行くのが楽しみですね。

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pHメータ講習会

2022年10月26日

市長です。2022年10月26日pHメータ講習会が開催されました。

pHメータでお馴染みの堀場さんに説明していただきました。

講習はpHメータの使い方や仕組みなどについて、後半は実際の測定です。

予想値と実測値が合っていればプレゼントがもらえるというオマケつき。

今後、身の回りのものに注意しながら化学を学ぶとオマケがもらえます。

 

↓ 皆さん、楽しそうな顔です。

       

今年の三年生たちも、真面目に学んでいます。

    

pHメータの使い方や測定スキルなどを身につきパワーアップです。。

 

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喜びのお知らせ~結婚式編~

2022.10.22

みなさまこんにちは。TMOです。

2022年10月22日,当研究室の卒業生,絶対的エースであるS少年さんと絶対的シンボルであるRまるさんの結婚式が行われました。

イエーイ!!ヒューヒュー!!

お2人はわたくしがB3だった若かりし日のM2の先輩でしたので,お呼ばれされてとてもうれしかったです。

当時から顔がよく似ているお2人でしたが,新婚生活を経てより一層似ている度合が増していました。

とっても幸せそうです。

 

結婚式に初めてお呼ばれされたTMOは,最近の結婚式はこんなにも新しいのかと感激しました!

(初めてですが。)

   

 

笑いあり涙ありの披露宴は,非常にあたたかいものでした。

お2人のご親族・ご友人みんなでお祝いする特別な空間は,とてもいいものだなあとしみじみ思いましたし,

参列者を楽しませる工夫がたくさんありました。

 

上司の方からのお祝いのメッセージは,S少年さんとRまるさんの最近のご様子が知れました。

研究室に所属していた当時もバリバリ活躍されていたお2人ですが,現在もその躍進はご健在のようです。

 

その後,我らが高貝先生から乾杯のご挨拶がありました。

幾多のスピーチ経験を乗り越えてきた先生のトーク力は,さすがとしか言いようがありません。

「乾杯!」の声が大きくてわたくしはほんの少しだけびびってしまいましたが,気持ちよくご会食がスタートされました。

 

語りだすとエピソードはまだまだ尽きません。

Rまるさんの予期せぬブーケトス,披露宴前に粛々と行われた高貝研首脳会談,じゃんけんチャンピオンIはしさんなどなど…

 

  

 

もっと気になる方は,S少年さんとRまるさん,高貝先生,先輩方またはTMOまでお問い合わせください。

S少年さんとRまるさん,お幸せにお過ごしください!

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中性子小角散乱実験@JAEA(茨城・東海村)

はじめまして!

ブログ初投稿になります,いわしと申します。

 

秋と言えばスポーツの秋や読書の秋など様々な秋がありますね。みなさんはどんな秋をお過ごしでしょうか?

さて,今回は実験の秋ということで,茨城県東海村の日本原子力開発機構にて10月13日から10月15日までの3日間にわたりSANS-JⅡという集光型偏極中性子超小角散乱装置を利用させていただき実験をしてきました!

 

今回は高貝先生,Npさん,TMOさん,もんじゃくん,私の5人で利用させていただきました!(SANS組ですね)

 

中性子小角散乱とは,中性子が物質に当たった時の散乱のされ方を調べることで,その物質内部の構造を解析することができます。

名前の通り小さい角度に出た散乱を測定するのですが,なんと検出器が最大で10 mとかなり大きいです!小さい角度の散乱は近いところではどれも同じ角度とみなされてしまうため大きくなっているようです。(初日はその大きさに驚いていましたが二日目には慣れてしまいました…)

写真の奥にも装置があります…

 

今回の実験では私は主に解析や器具の洗浄をお手伝いしました。実験は長丁場で大変な場面を多くありましたが,なんとかみんなで協力し測定を終えることができました!

この写真では解析と試料の準備をしていますね。

 

利用する機会が限られる装置でしたので,大変貴重な経験となりました!

次回がありましたら,今回の学んだことを活かしてより良いデータを取りたいです!

 

いわし

 

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福島廃炉研究国際会議FDR2022@J-ヴィレッジで研究成果を発表しました

2022年10月16日、福島県楢葉町のJ-ヴィレッジで開催されました福島廃炉研究国際会議/International Topical Workshop on Fukushima Decommissioning Research 2022 (FDR2022)で博士課程の柳澤華代さんが研究成果を発表しました。

【口頭発表】

・K. Yanagisawa, M. Furukawa, T. Hirata, Y. Takagai, “Quantitative Imaging of Radioactive Sr-90 Using Laser Ablation-Inductively Coupled Plasma-Mass Spectrometry”

Jヴィレッジ内のレストランでサッカー場を見ながら,お昼ご飯 ↓

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放射化学会第66回討論会@東京大学

皆さんこんにちは,GSWです。
初めてブログ執筆を担当することになり緊張しております…。

さて,今回は2022年9月15日~17日に開催された放射化学会第66回討論会(東京大学本郷キャンパス)のレポートです。

高貝研からは,私とNpさんがポスター発表,高貝先生が招待講演を行いました。

     

ありがたいことに,16日のポスター発表にはF川さんと日本分析化学会帰りのKIMさんも聴講に来てくれました。
久しぶりのポスター発表で緊張しましたが,1時間では足りないくらい議論が白熱し,大いに刺激を受けました。
Npさんも大御所の先生方に臆せず,質疑応答していたというウワサです。

あっという間だったポスター発表が終わり,マグロの中落ちを貪るNpさん。目がこわい…。

     

翌日17日の早朝は,高貝先生・KIMさんとともに神田明神と湯島天満宮をお参りしました。
私が漠然と「あたまがよくなりますように」とお願いしていたところ,
高貝先生は「予算が取れますように」と非常に具体的なお願いをしていました。
お願いする前に日頃の感謝を伝えるのがコツなのだそうです。

少し早めの昼食は東大中央食堂の名物「赤門ラーメン」。
見た目よりも辛さ控えめ,キムチテイストのあんかけラーメンという感じで,美味!
ただし,スーツの方はあんかけのハネにご注意ください。
私とKIMさんはブラウスにシミをつけてしまい,しばし意気消沈でした…。

午後は平田岳史先生の研究室見学のため,東京大学理学部化学東館へ。
東大本郷キャンパス最古の建物にある最先端の分析装置とは…?
こちらについては別記事でレポートしますのでご期待ください。

GSW

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研究室訪問:東大院理/地殻化学実験施設

皆さんこんにちは,GSWです。
さて,今回は研究室訪問のレポートです。

2022年9月17日,放射化学会第66回討論会の合間に,東京大学大学院理学系研究科 平田岳史先生の研究室に伺いました。
平田先生の研究グループでは,隕石や岩石に含まれる極微量元素の同位体分析を通じて,試料の起源や形成過程,年代の推定を行っています。
また近年は,生体中微量金属元素と生命現象との関わりについて解明する学問領域(メタロミクス)への応用も進められています。
これらの研究を支援する基盤技術として,平田先生らは質量分析法やレーザーアブレーション装置の開発にも積極的に携わっており,今回の研究室訪問では,研究に使用している最先端の分析装置の数々をご紹介頂きました。

平田先生の研究室がある化学東棟は東大本郷キャンパス最古の建物だそうで,竣工はなんと1916年。
関東大震災や東京大空襲を乗り越えた,100年以上の歴史がある建物なのです。
建物内に入ると,ところどころにクラシックな装飾に施されており,同行のKIMさんも「おしゃれ~!」と感嘆の声をあげていました。
まずは平田先生に福島のお土産(ゆべしラングドシャ)をお渡しして,その後は実験室へ。

ナノ粒子を分析中の学生さんとともにicpTOF(TOFWERK)の前にて。
撮影下手な私を見かねて,平田先生がかっこいい画角で撮って下さいました。
こちらの部屋にはFFFが2機種あり,それぞれの原理と特徴について教えて頂きました。

     

研究室で最も稼働しているという,Nu Plasma 2(Nu Instruments)を挟んでディスカッションする平田先生と高貝先生。
高速多点アブレーションが可能なJupiter(ThermoFisher)と併せて使うことが多いとのことで,Npさんも興味深々です。
周辺には自作のアブレーションセルがいくつもあり,日々改良を続けている様子が伺えました。

     

有機化合物イメージングのためのイオン源(この日は故障中)とレーザーアブレーション装置は自作。
接続されているのはSelexION(AB SCIEX)です。

これから稼働予定のIRIDIA(CETAC)は,vitesse(Nu Instruments)と接続するつもりとのこと。
この日はユーザートレーニングの真っ最中で,CETACの技術者が英語でレクを行っていました。
元素イメージングにかかる時間が従来よりも100倍速くなり,しかも全元素モニタリング可能ということで,「バケモノ」(平田先生談)のような性能を発揮してくれそうです。

実験室奥にある平田先生お気に入りの作業スペース。
真上には陽圧管理のための巨大なファン,すぐ後ろにはNeptune(ThermoFisher)がどっしり構えており,適度な閉鎖感が秘密基地っぽさを醸し出しています。

精密同位体分析をするためか,ホコリが装置周辺に滞留しないよう室内は陽圧状態に保たれており,実験室へ入室するときはスリッパへ履き替えるなど,コンタミ管理は高貝研よりも少しストイックです。
こういった文化の違いを体感できるのも研究室訪問のおもしろさですね。

質量分析装置とレーザーアブレーション装置の見本市のような研究室で,自作のレーザーアブレーション装置がまだまだたくさんありました。
いずれの装置も野心的な設計で,「分析化学が主役になる」という平田先生の言葉が反映されているように感じました。

平田先生,この度は見学を受け入れてくださりありがとうございました。
いつかこのようなすごい装置たちを扱えるよう,さらに精進したいと思います。

GSW

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日本放射化学会第66回討論会で研究成果を発表しました

2022年9月15日-17日、東京大学本郷キャンパスにおいて開催されました日本放射化学会第66回討論会で博士課程の大学院生1名および客員研究員1名が研究成果を発表しました。

また、高貝先生は、招待講演を行いました。

【招待講演】

・高貝慶隆, 柳澤華代, 青木譲, 古川真, “Sr-90の質量分析のフロンティア ~微小・微量・イメージング~”

【ポスター発表】

・柳澤華代, 松枝 誠, 古川 真, 平田 岳史, 高貝 慶隆, “レーザーアブレーション-ICP質量分析による90Srのマイクロスケールイメージング”

・中川 太一, 鈴木 怜花, 松枝 誠, 寺島 元基, 堀田 拓摩, 岡 壽崇, 北辻 章浩, 高貝 慶隆, “放射性微粒子のフッ素系界面活性剤のpH依存相分離現象に基づく均一液液抽出”

 

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日本分析化学会第71年会(@岡山大学)で研究成果を発表し、優秀ポスター賞を受賞しました

2022年9月14日-16日、岡山大学において開催された日本分析化学会第71年会で大学院生4名が研究成果を発表しました。

そして,木村梨子さんが優秀ポスター賞を受賞しました(発表144件中20件)。

【口頭発表】

・深谷夏希,山口克彦,高貝慶隆,“フーリエ変換によるフローインジェクション分析法の高感度化:流路内反応・多流路系への適用”

【ポスター発表】

・鈴木怜花,中川太一,松枝誠,寺島元基,高瀬つぎ子,高貝 慶隆,“粉砕機による金属ナノコロイド分散液の調製とTEM観察容易化のためのマイクロ液相への封入技術”

・齋藤文加,尾形祐輔,柳澤華代,松枝誠,大沼知沙,高貝 慶隆,“二元共重合体マイクロポリマーに対する金(III)イオンの優先的吸着および化学的脱離”

※展望とトピックスに掲載されました 展望とトピックス抜粋

・木村梨子,佐藤常寿,高貝慶隆,“トリチウム水のアルギン酸ゲルへの移行現象と塩の影響”

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高貝先生が文部科学大臣賞(工学教育賞)を受賞しました

高貝先生が第26回(2021年度)文部科学大臣賞(工学教育賞)を受賞しました。

高貝先生としては,科学技術分野の文部科学大臣表彰(令和2年度)に続き,2度目の文部科学大臣からの表彰となりました。

今回,対象となった受賞内容は「理工学的専門教育と福島の地域課題に向き合う放射線教育の相乗効果による次世代人材育成プログラム」です。

授賞式が,2022年9月7日(水)に日本大学理工学部(東京)にて行われ、2022年9月8日(木)16時より福島大学にて記者会見が行われました。

受賞名:文部科学大臣賞
標題:理工学的専門教育と福島の地域課題に向き合う放射線教育の相乗効果による次世代人材育成プログラム
受賞者名:高貝慶隆,山口克彦

 

 

 

 

 

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JASIS 2022

2022年9月7日

皆さんお久しぶりです。MWです。

 

9月7~9日に幕張メッセで開催されたJASIS 2022に参加してきました!

JASISのことは,先輩方からウワサを聞いており今回の参加はワクワクしながら行ってきました。

田舎者なので幕張メッセに着けるか不安でしたが,しっかり者のもんじゃくんがいますので安心です。

もんじゃくんは保護者です…(いつもありがとう!!)

 

会場に到着してまずは堀場製作所のブースへ。

↓  案内と解説をしていただきました。

昔のpHメーターの展示もありました。最初はpHメーターだと分からず,最新型までの進化に驚愕!

     ←通りすがりの人が「懐かしっ!!」と声がでるほどのpHメーター

 

展示されている新製品はオシャレで,最近では装置の外観にもこだわっているとのこと。

なかには,有名車(車名は忘れてしまいました)のデザイナーが手掛けた装置もあり,装置の性能だけでなく外見の進化も感じました。

ピンク色のファンシーな見た目の装置もありましたが,研究室にあったらとても浮きそうですね…(笑)

最新の装置や普段見かけない装置など様々なものを見て聞いて勉強することができとても充実した1日となりました!

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ラマン測定@日本大学工学部

2022.9.5

 

皆さんこんにちは!KIMです。

さて,遡ること1か月前の9/5に,日本大学工学部でラマン分光装置を用いて測定させていただきました。

近いようで遠い郡山…同じ福島県にある大学ですが,なかなか伺う機会が無く,日本大学は初上陸でした。

こちらがラマン分光装置です。

高貝研にはない装置なので貴重な経験でした。

お昼には学食に行ってまいりました!

日大のガラス張りの学食の外観とは似合わないような唐揚げ定食を食べました。

ただ,福島大学のご飯の量よりも若干多いような感じが…?

(工学部だけのキャンパスだけだから…?)

 

辺りを見渡しても男性が多く,近年女性が多い高貝研ではない光景でした。

先生曰く,物理工学科や電気工学となるともっと女性が少ないようです。

「リケジョ」の皆さん頑張らないとですね!

 

N先生,N研の皆様ありがとうございました!

KIM

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中間貯蔵事業見学会

2022年9月1日

 

こんにちは!もんじゃです。

ちなみに,Hzくんが話題にしていたナッツボンは噛まない派です。

 

先日,飯館村で開催された中間貯蔵事業説明会に参加してきました。

 

県内ではこれまでに約1,400万m3(東京ドーム11杯分)の除去土壌が発生しています。

この大量の除去土壌の最終処分量を減らす取り組みとして飯館村長泥地区では,除去土壌の再生利用が行われています。
再生利用では,除去土壌をバルクスキャンと呼ばれる機器によって測定します。測定の結果,8,000 Bq/kg以下のものを盛土や農地に利用するという取り組みです。

 

写真右上の濃い橙色の骨組みがバルクスキャンです。

 

なんとこの機械,見た目とは裏腹に非常に高精度で測定ができるという代物です。
人は見た目に依らないとは言いますが,機械も見た目に依らないのですね。

 

現在では,長泥地区での測定が終了したため解体作業が行われています。

 

バルクスキャン見学後に,再生土壌を使用した農作物の栽培についても説明を頂きました。

 


再生土壌を利用した水田(のどかな田園風景でした)。

 

バルクスキャン見学時に遭遇した,にわか雨により服がやや湿っていたため,時折吹く風が生暖かく感じられました。

 

最後に,花卉栽培についても見学しました。

 

キキョウやバラなどの様々な花が栽培されていました。

 

作業現場や村民の方々の癒しとなっているようです。

高貝先生も癒されていた?かもしれません。

 

もんじゃ

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日本化学会「Chemistry Letters」誌にプルトニウムのICP-MS/MS分析に関する論文が掲載され、表紙に選ばれました。

2022.08.02

博士課程の松枝誠さんの研究成果が、2022年7月16日の日本化学会「Chemistry Letters」誌に論文掲載され、Editor’s choice(優秀論文)に選出され 、インサイトカバーでハイライトされるともに2022年7月号の表紙に選ばれました。

【著者/論文誌名】M. Matsueda, T. Kawakami, K. Koarai, M. Terashima, K. Fujiwara, K. Iijima, M. Furukawa, Y. Takagai*Chemistry Letters, 51, 678 (2022).

【タイトル】Using CO₂ Reactions to Achieve Mass-Spectrometric Discrimination in Simultaneous Plutonium-Isotope Speciation with Inductively Coupled Plasma–Tandem Mass Spectrometry

【DOI】https://doi.org/10.1246/cl.220160

 

【概要】プルトニウムには様々な同位体が存在します。誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)でプルトニウムを分析する際、従来は、同重体干渉(同じ質量数の同位体が複数存在すると識別できない)のため、様々なプルトニウムの同位体を同時に定量することが困難でした。今回、ICPタンデム質量分析計(ICP-MS/MS)のダイナミックリアクションセル(DRC)でCO2ガス反応を利用すると、Pu同位体(Pu-239,Pu-240,Pu-241,Pu-242,Pu-244)のm/zでAm,Cm,Uなどのアクチノイドに由来する同位体干渉から生じるバックグラウンドノイズ強度をほぼ除去することに成功しました。