研究室の活動 (過去コチラからご覧ください) Archive

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For the Better Forum 2014(虎ノ門)にて講演&研究成果発表を行いました。

2014年11月12日に東京・虎ノ門ヒルズで開催されたパーキンエルマージャパン主催 For the Better Forum 2014にて,高貝研究室より高貝先生と岡本香奈さんが発表を行いました。

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イベント:For the Better Forum 2014~Customer Insight

開催日:2014年11月12日(水)10:00~

会場:虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区虎ノ門)

【招待講演内容】

高貝慶隆,“福島第一原子力発電所廃止措置に向けた地元研究者の取り組み”

【研究成果発表】

岡本香奈,高貝慶隆,“マルチスペクトルイメージング機能[Nuance■]搭載型フロー系誘電衛藤システムの構築と菌の疑似固定染色による定量と計数”

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ICP-MSによる原子力発電所事故に関わる放射性90Sr 分析について「ぶんせき 」誌(2014年10月号)に掲載されました。

公益社団法人 日本分析化学会の『ぶんせき(5 October 2014)』誌に研究成果が掲載されました。

【著者/論文誌名】 高貝慶隆 , 古川 真 , ぶんせき, 2014, No.10, 551-554

【タイトル】”高周波誘導結合プラズマ質量分析法による東京電力福島第一原子力発電所事故にかかわる環境試料中の90Sr分析“

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アプリケーションブリーフがWEB発信されました。

パーキンエルマーInc.社(米国)の技術資料(Application Brief)に、当研究室および共同研究者らが開発したSr-90分析技術が掲載されました。WEBから無料でダウンロード可能です。

Application Brief(アプリケーションブリーフ)とは、この分野に興味関心のあるカスタマーが、応用例・実施例として評価検討するのに役立つ技術資料のことです。この資料には、パーキンエルマー社のICP-MS装置NEXIONを使用して、Sr-90を測定する際の細かな実験条件や技術的な注意事項などの、現実的なアプリケーション情報が記載されています。

リンク ⇒ https://www.perkinelmer.com/CMSResources/Images/44-163522APP_Strontium-90-in-Soil-by-ICP-MS-App-Brief.pdf

 

 

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日本分析化学会第63年会(広島)にて4件の研究成果発表を行い、ポスター賞を受賞しました。

2014年9月17日(水)~19日(金)の会期で,広島大学東広島キャンパスにて開催されました

日本分析化学会第63年会」において高貝研究室より4件の研究成果発表を行いました。

若手ポスター部門にて,岡本 香奈(M2)さんが若手優秀ポスター賞を受賞しました。

 

【若手ポスター発表】

1. ”GC-及びLC-MS分析のための低分子量界 面活性剤を用いる曇点抽出法~環境汚染物質,農薬,医薬品を モデル物質として~“ ○松尾晴児1 ・高貝慶隆1,2 ,福島大理工1 ・福島大環境放射能研2  ,日本分析化学会第63年会(広島大学,広島)2014.9.17

2. ”福島第一原子力発電所の堰内溜まり水 (雨水試料)の 90Sr分析を目的とするカスケード濃縮分離型 ICP-MSシステムとミリベクレル(mBq)検出“ ○松枝 誠1 ・ 古川 真2 ・ 亀尾 裕3 ・田中 究3 ・石森 健一郎3 ・ 鈴木勝彦4 ・ 高貝慶隆1,5,福島大理工1 ・ パーキンエルマー2 ・ JAEA3 ・ JAMSTEC4 ・ 福島大環境放射能研5,日本分析化学会第63年会(広島大学,広島)2014.9.17

3. ”相分離現象によって生じる第二液体相か らの生物粒子単離法 ― フロー型誘電泳動法の構築によるメ ディア分離法の提案―“ ○岡本香奈1 ・高貝慶隆1,2,福島大理工1 ・福島大環境放射能研2 ,日本分析化学会第63年会(広島大学,広島)2014.9.17

4. ”両性イオン界面活性剤による金ナノ粒子 の曇点抽出と直線配列(1D)制御“ ○チャン ティフェ1 ・高貝慶隆1,2 ,福島大理工1 ・福島大環境放射能研2 ,日本分析化学会第63年会(広島大学,広島)2014.9.17

 

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Asian Environmental Technology誌にウランの飛散調査がトピックスされました。

イギリスの環境雑誌出版社 Envirotech online社が発行するAsian Environmental Technology誌(9月3日号,2014)に,日本では既に報告しておりましたウランの飛散調査に関する論文がトピックス掲載されました。

【掲載誌/号・ページ】 Asian Environmental Technology, published on the issue of 03rd Sep, pp.8-9 (2014).    → フリーでダウンロードできるようです。

【著者/論文誌名】   Y. Takagai and   M. Furukawa

【タイトル】  “Introduction of Isotope Ratio Analyses of 235U and 238U Nuclide in the Soil Using ICP-MS and Microwave Digestion ― Wide-Area Soil Survey Related to the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident”

 

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内容は,【分析化学, 60, 947-958 (2011). “マイクロウェーブ加熱分解/ICP-MS分析による土壌中235U及び238Uの同位体比分析と福島第一原子力発電所事故に係わる広域土壌調査”】の紹介記事です。

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第2回採水調査を行いました。

2014年9月6日(土)~7日(日),富山湾を中心にSr-90低バックグラウンド海水の採水活動を行いました。この海水試料は,本研究室で開発しています高周波誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)による放射性物質の分析手法の開発に利用されます。

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第5回分析化学セミナー(富山)にて研究成果発表

2014年9月6日(土)~7日(日)で開催されました雨晴アリーナ(富山県高岡市)で行われた第5回分析化学セミナーにおいて

研究成果発表を行いました。発表会では,高貝研究室より青野 真依(B4),八木沼 寛子(B4),岡本 香奈(M2)の3名が発表を行いました。

 

主催: 富山大学 間中研究室

開催地:雨晴アリーナ

参加者: 高貝研究室〔福島大学〕

     間中研究室〔富山高専〕

     押手茂克先生〔福島高専〕

     加藤 健先生〔茨城県工業技術センター〕

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平成26年度 東日本分析若手交流会(鶴岡)にて1件の研究成果発表を行い、ポスター賞を受賞しました。

2014年7月11日(土)~12日(日)の会期で,鶴岡メタボロームクラスターレクチャーホールにて開催されました

平成26年度 東日本分析若手交流会」において高貝研究室より1件の研究成果発表を行い、

遠藤 新(B4)が優秀ポスター賞を受賞しました。

 

【ポスター発表】○遠藤 新・阿部遼太・高貝慶隆,福島大理工,P-32 磐梯朝日国立公園五色沼湖沼群の青色湖沼に浮遊する天然ナノ粒子の電子線トモグラフィー(3D-TEM)“ 平成26年度東日本分析若手交流会鶴岡メタボロームクラスターレクチャーホール,鶴岡)2014.7.12

 

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パーキンエルマー社の出張授業にサポートとして参加しました(福島市立松川小学校)

2014年7月9日(水),CSR地域社会活動の一環として福島市立松川小学校で行われた(株)パーキンエルマージャパン社の出張授業に,高貝研究室(学生8名)もサポートとして参加させていただきました。

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環境放射能除染学会,第3回研究発表会にて研究成果発表を行いました。

2014年7月3日(木)~4日(金)の会期で,郡山市民文化センターにて開催されました「環境放射能除染学会」において高貝研究室から1件の研究成果発表を行いました。

 

【一般講演】”海水中Sr-90の短時間定量を目的とする鉄-バリウム共沈グロスベータ計測法” ○紺野 慎行高貝 慶隆(郡山市民文化センター,郡山)2014.7.3

環境放射能除染学会HPより,当日の発表会場の様子

環境放射能除染学会HPより

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第74回分析化学討論会(郡山)にて3件の研究成果発表を行い、若手ポスター発表にて賞を受賞しました。

2014年5月24日(土)~25日(日)の会期で,日本大学工学部にて開催されました「第74回分析化学討論会」において高貝研究室から3件の研究成果発表を行いました。

若手ポスター発表では,松枝誠(M2)が若手ポスター賞を受賞しました。

1.【一般講演】”環境試料中の全β放射能分析と放射性ストロンチウムに関する定量的評価” ○紺野 慎行1,2 ・ 高貝 慶隆2,3,福島県原子力セ1 ・ 福島大理工2 ・ 福島大環境放射能研3(日本大学工学部,郡山)2014.5.24

2.【一般講演】”カスケード濃縮分離型ICP-MS法による福島第一原子力発電所の水処理装置(サリー)から発生する滞留水中のストロンチウム90迅速分析“ ○高貝 慶隆1,2 ・ 古川 真3 ・ 松枝 誠1 ・ 亀尾 裕4 ・ 田中 究4 ・ 鈴木 勝彦5,福島大理工1 ・ 福島大環境放射能研2 ・ パーキンエルマー3 ・ 原子力機構4 ・ JAMSTEC5(日本大学工学部,郡山)2014.5.24

3.【若手ポスター発表】”カスケード濃縮分離型ICP-MSストロンチウム90迅速分析法における1兆倍安定同位体Sr共存の影響とその定量値補正法“ ○松枝 誠1 ・ 古川 真2 ・ 亀尾 裕3 ・ 鈴木 勝彦4 ・ 高貝 慶隆1,5,福島大理工1 ・ パーキンエルマー2 ・ 原子力機構3 ・ JAMSTEC4 ・ 福島大環境放射能研5(日本大学工学部,郡山)2014.5.25

 

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ICP 質量分析法による放射性 90Sr の迅速分析について「Isotope News 」誌(2014年5月号)に掲載されました。

公益社団法人 日本アイソトープ協会の『Isotope News(1 May 2014)』誌に研究成果が掲載されました。

【著者/論文誌名】 高貝慶隆、古川真、亀尾裕、鈴木勝彦, Isotope News, 2014, No.721, 2-7

【タイトル】”ICP 質量分析法による放射性 90Sr の迅速分析とその適用事例“

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日本化学会第94春季年会(名古屋)にて研究成果発表を行いました。

2014年3月27日(木)~30日(日)の会期で,名古屋大学 東山キャンパスにおいて開催されました「日本化学会第94春季年会(2014)」において高貝研究室から2件の研究成果発表を行いました。

  1. 【ポスター発表】 松尾晴児,高貝慶隆,“ガスクロマトグラフィー質量分析計の高感度化手法としての低曇点非イオン性界面活性剤を用いる曇点抽出”,日本化学会第94回春季年会(名古屋大学)2014.03.27.
  2. 【一般講演】 大友孝郎,五十嵐叔郎,高貝慶隆,“金属ポルフィリン錯形成における反応促進剤としてのシクロデキストリンの添加効果”,日本化学会第94回春季年会(名古屋大学)2014.03.30.

 

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ACS national meeting(アメリカ,ダラス)にて研究成果発表を行いました。

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2014年3月17日(月),アメリカ・テキサス州ダラスで開催されました「アメリカ化学会(ACS)の & Exposition」において研究成果発表を行いました。

【招待講演】 Y. Takagai, T. T. Hue, W. L. Hinze, Surfactant mediated extraction of nanomaterials, 247th American Chemical Society National Meeting & Exposition, (Dallas, USA), 2014. 3. 17.

プログラムは,247th ACS National Meeting のホームページをご覧ください。講演番号I&EC 34番

Abstractも,閲覧可です。

Monday, March 17, 2014 11:05 AM
ACS Award in Separations Science and Technology: Symposium in Honor of Daniel W. Armstrong (08:00 AM – 11:45 AM)
Location: Dallas Convention Center
Room: C148

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裏磐梯ビジターセンター「第9回学生研究発表会」

2014年3月16日(日),裏磐梯ビジターセンターにおいて「第9回学生研究発表会」が開催されました。

高貝研究室から,阿部遼太さん(B4)が,題目「「五色沼湖沼群とその他の湖沼におけるナノメートルオーダーの微粒子の計測と光散乱(青色の要因)に対する考察」で口頭発表を行いました。

開催報告やイベントの様子は, 『裏磐梯ビジターセンターHP』 および 『磐梯朝日遷移プロジェクトHP』 にアップロードされています。ご参照ください

阿部さんの発表内容は,地元で一般的に言われ続けていた定説とは異なるストーリーなので,驚かれる方も多かったようです。

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学生発表者の面々

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Pittcon2014(アメリカ,シカゴ)にて4件の研究成果発表を行いました。

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2014年3月2日~6日,McCormick Place(シカゴ)で開催されたPitton2014にて,

高貝研究室より4件の研究成果発表を行いました。

 

1)      Y. Takagai, M. Furukawa, Y. Kameo, K. Suzuki, K. Tanaka, Quantification of Radioactive Strontium-90 Using ICP-QMS with On-Line Serial Separation and its Application to Radioactive Contamination Survey, Pittsburg Conference & Exposition 2014 (Chicago, USA), 2014. 3. 2 (口頭発表).

2)      Tran Thi Hue, Y. Takagai, W. L. Hinze, Controllable Assembly of Spherical Gold Nanoparticles into One-Dimensional (1-D) Nanochains via Utilization of a Zwitterionic Surfactant and Associated Cloud Point Extraction Step, Pittsburg Conference & Exposition 2014 (Chicago, USA), 2014. 3. 3(ポスター発表).

3)      K. Okamoto, A. Manaka, M. Tafu, Y. Takagai, Sample Preparation and Quantification of Arsenic Compounds in Insoluble Gypsum Wallboards, Pittsburg Conference & Exposition 2014 (Chicago, USA), 2014. 3. 5(ポスター発表).

4)      M. Furukawa, Y. Takagai, Y. Kameo, K. Suzuki, Isotope Ratio Analysis of 235U and 238U Nuclide Using a Microwave Digestion Associated with ICP-MS and the Soil Survey Related to Fukushima Daiichi Nuclear Disaster, Pittsburg Conference & Exposition 2014 (Chicago, USA), 2014. 3. 6.

      

 

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Michael E Ketterer教授・来校

2014年2月27日(木),アメリカのMetropolitan State University of Denver のMichael E Ketterer教授が,高貝研究室およびストロンチウム分析装置の見学に来校されました。

Ketterer先生は環境放射能研究におけるICP-MS専門家の方で,アメリカでのウラン調査の講演をしてくださりました。

研究室の学生にとっては,ネイティブEnglishを聞けて良い刺激になったと思います。講演後,本研究室で取り組んでいるプロジェクトに関する意見交換や本研究室の施設設備見学を行いました。

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2013年度 卒業研究発表会にて2名が発表を行いました。

2014年2月10日,2013年度卒業研究発表会が行われました。

4年生の阿部 遼太さんと,歌川 翔也さんの2名が無事発表を終えました。

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英国王立化学会『Analytical Methods』誌に研究成果掲載&表紙でハイライトされました。

イギリス王立化学会の『Analytical Methods(21 January 2014)』誌に研究成果が掲載されるとともに,当該号の表紙デザインに選ばれました。

【著者/論文誌名】 Y.Takagai,*M.Furukawa,Y.Kameo, K.Suzuki, Analytical Methods, 2014, 6, 355-362

【タイトル】”Sequential inductively coupled plasma quadrupole mass-spectrometric quantification of radioactive strontium-90 incorporating cascade separation steps for radioactive contamination rapid survey

【表紙デザインPDF】https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2014/ay/c3ay90113k#!divAbstract

【概要】  Sr-90等のβ線核種は,放射性Cs等のγ線核種と比較して,簡易モニタリングが技術的に難しい。従来の分析法(ミルキング法)では,分析時間が2週間かかるために十分な調査には至っていない。迅速で精度の高い分析方法で,実験者の安全(放射線防護)を確保できる分析手法が望まれている。本研究では,オンライン濃縮-酸素リアクションの連続自動前処理システムによる放射性ストロンチウム90の高周波誘導結合プラズマ-質量分析装置(ICP-MS)を開発した。種々の検討の結果,本法は,Sr-90の同重体干渉の影響を全く受けないSr-90分析に特化したICP-MS分析であることを実証した。測定時間は,土壌試料のマイクロウェーブ加熱分解操作を含めると2時間,水溶液の測定装置の稼働時間のみでは15分であり,検出下限値(3σ)は,土壌濃度で3.9 Bq/kg (重量濃度換算:0.77 ppq)であった。また,本法は,安定同位体と放射性同位体のピーク強度比の計測(検量線の作製)を行った結果,非密封放射性物質としての管理が必要な放射性Sr標準溶液を使用することなく,安定同位体であるSr-88の標準溶液からマスバイアス補正によって定量できることが分かった。福島県内の空間放射線量の極めて高い地域の土壌からN.D.~89 Bq/kgまでの濃度範囲でSr-90を検出した。また,この土壌を公定法によってクロスチェックしたところ,定量値がほぼ一致し,良好な結果を得た。

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第4回分析化学セミナー(福島大学)を開催しました。

2013年12月14日(土)~15日(日),高貝研究室主催 第4回分析化学セミナーを開催しました。

主催: 福島大学 高貝研究室

参加者: 高貝研究室〔福島大学〕

      間中研究室〔富山高専〕

      押手茂克先生〔福島高専〕

      加藤 健先生〔茨城県工業技術センター〕

【セミナー内容】

 14日・・・福島大学見学&設備概要,発表会(高貝研3件,間中研1件),交流会

 15日・・・講演会(間中先生〔富山高専〕,押手先生〔福島高専〕,加藤先生〔茨城県工業技術センター〕)

発表会では,高貝研究室より阿部 遼太(B4),歌川 翔也(B4),松尾 晴児(M1)の3名が発表を行いました。

研究室間の交流も取れ,中身の濃いセミナーとなりました。

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For the Better Forum 2013(六本木)にて講演&研究成果発表を行いました。

2013年11月20日に東京・六本木ヒルズで開催されたパーキンエルマージャパン主催 For the Better Forum 2013にて,高貝研究室より高貝先生と松枝誠くんが発表を行いました。

 

イベント:For the Better Forum 2013~Making A Difference 変化を楽しもう~

開催日:2013年11月20日(水)10:00~

会場:六本木アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木)

【招待講演内容】

高貝慶隆,“福島の研究者によるふくしまとフクシマでの取り組み ~分析を通し て考える可能性と障壁~”

【研究成果発表】

松枝誠,高貝慶隆,“金属フタロシアニン結合型セルロースの合成とPAHsの 吸着挙動”

 

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チュニジア-日本 文化・ 科学・技術学術会議(TJASSST)2013で研究成果発表を行いました。

2013年11月15日(金)から17日(日)にかけて,チュニジア共和国(ハマメット)で開催されましたチュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議において,高貝先生,松尾晴児,松枝誠の3名が研究成果発表を行いました。

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・M. Matsueda , Y. Takagai, Synthesis and evaluation of cellulose bearing covalently linked metal phthalocyanine and porphyrine derivatives and its application to the removal of environmental mutagens, TJASSST 2013 (Hammamet, Tunisia) 2013. 11. 16.

・S. Matsuo, Y. Takagai, A new analytical pretreatment method for GC-MS analysis in quantification of 104 kinds of Herbicide / Pesticide residue in vegetable, TJASSST 2013 (Hammamet, Tunisia) 2013. 11. 16.

・Y. Takagai, W. L. Hinze, Surfactant Mediated Extraction of Environmental Polutants for Gas Chromatography – Mass Spectrometric Analysis, TJASSST 2013 (Hammamet, Tunisia) 2013. 11. 16.

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五色沼湖沼群での採水調査

2013年11月20日(水),磐梯朝日遷移プロジェクト(磐梯朝日国立公園の人間—自然環境系(生物多様性の保全)に関する研究)の一環で高貝研究室も採水調査を行いました。高貝らのグループは,湖沼微粒子の測定を担当しています。

今回は福島県立会津高校・生物部の皆さんも共同で参加して 「どうして湖沼が青くに見えるのか?」を解明するため,採水調査の体験して頂きました。

測定には,動的光散乱式粒子径分布測定装置(DLS)走査型電子顕微鏡(SEM)などを使用して測定します。

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平成25年度化学系学協会東北大会及び 日本化学会東北支部70周年記念国際会議(仙台)にて研究成果発表を行いました。

International Symposium for the 70th anniversary of the Tohoku Branch of the Chemical Society of Japan

 

 

 

 

 

 

 

2013年9月28日(土)~30日(月)の会期で東北大学川内北キャンパスで開催されました『平成25年度化学系学協会東北大会及び 日本化学会東北支部70周年記念国際会議』(International Symposium for the 70th anniversary of the Tohoku Branch of the Chemical Society of Japan)におきまして,本研究室から3件(招待講演1件,ポスター発表2件)の発表を行いました。

ポスター発表: 松尾晴児(M1)と松枝誠(M1)

○S. Matsuo (M1), Y. Takagai, “Gas chromatography mass-spectrometric quantification of pesticide residues in fresh vegetables followed by freeze drying-ternary component system in homogeneous liquid-liquid extraction”, 1P064.

○M. Matsueda (M1), Y. Takagai, “Synthesis and evaluation of various metal phthalocyanine-linked celluloses and the adsorption properties of polycyclic aromatic hydrocarbons”, 1P063.

依頼講演: 高貝慶隆

また,高貝先生が『70周年記念国際会議』のシンポジウム “Recent Advance in Analytical Science – MICHINOKU Symposium on Analytical Sciences –” にて,依頼講演を行いました。

Y. Takagai, W.L. Hinze, Additive Effects on Size Recognition in the Nonionic Surfactant Mediated Extraction of Silver Nanoparticles, the International Symposium for the 70th Anniversary of the Tohoku Branch of
the Chemical Society of Japan, “MICHINOKU Symposium on Analytical Sciences”, (Tohoku University, Sendai, Japan) 2013. 09. 28. (依頼講演)

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福島大学第55回定例記者会見にて研究成果を報告しました。

2013年9月18日(水),福島大学 第55回定例記者会見にて

ストロンチウム90(放射性物質)の新しい迅速分析法を開発” についての研究成果報告を行いました。

 

【研究概要】

福島大学,(株)パーキンエルマージャパン,(独)日本原子力研究開発機構,(独)海洋研究開発機構の合同チームは,放射性物質の一つであるストロンチウム90(90Sr)の新しい分析手法を開発した。90Sr はベータ線のみを出す放射性核種であるため,放射性セシウムなどのガンマ線を出す放射性核種と異なり,複雑な分析作業と長時間(2週間~1 ヵ月)にわたる化学処理および熟練の技術が必要であった。

今回,合同チームは,高周波誘導結合プラズマ-質量分析装置(ICP-MS)と呼ぶ分析機器を基軸として90Sr 分析に特化した分析手法を開発した。装置内の測定元素が通過する2 箇所に,『オンライン濃縮分離機能』と『リアクション機能』のストロンチウム認識機能を備えることで,段階的にストロンチウムだけが集まるシステムを構築した。測定に必要な装置稼働時間は約15 分であり,土壌試料などの固体試料の分解操作を含めたすべての作業工程を含めても8 検体で3 時間(=1 検体当たり約20 分)である。10mL の試料導入時における検出下限値(S/N=3)は,土壌濃度で約5 Bq/kg(重量濃度換算:0.9 pg/kg),溶液濃度で約3Bq/L(0.5 ppq)であった。迅速性で,現状のスクリーニング法としての利用が期待できる。本法は,非密封放射性物質としての管理が必要な放射性ストロンチム標準溶液を使用することなく分析できるため,緊急時において一般の環境分析機関でも測定することが可能である。また,全自動で分析するため,試料分解液を注入後,化学処理で測定者が被ばくすることがないなどの特徴を有する。
従来法は,本法よりも分析感度(=計測機器が測定することができる最少量)が優れているため,低濃度レベルの分析が可能である。しかしながら,本法は,迅速性に優れているので用途によっては有効な手段となりうる。特に,多検体の試料を処理しなければならない今回の原発事故のような緊急時に対応することができるため,90Sr 分析ツールの選択肢が増え,分析ニーズに応じた二者択一的に活用されると考えられる。

【開発メンバーとその所属】

・ 高貝慶隆(福島大学准教授)
・ 古川真((株)パーキンエルマージャパン):横浜市
・ 亀尾裕((独)日本原子力研究開発機構):茨城県東海村
・ 鈴木勝彦((独)海洋研究開発機構):横須賀市

 

またこの研究報告について,9月19-20日にかけて福島民報,福島民友,朝日新聞,毎日新聞,

NHK(県内版「はまなかあいづ」),テレビユーふ くしま(スイッチ)より報道がありました。

 

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