66th ICASS 2024@Niagara Falls

みなさまこんにちは。TMOです。

2024.6.26~28に行われました66th ICASS 2024@Niagara Fallsに参加してきました。

今回は,TMOとGSWさんの2人で参戦です。GSWさんとは航空券の関係で,現地のトロントピアソン空港での待ち合わせでした。実はTMOは,初のおひとりさま海外フライトで,恐る恐るでしたが何事もなく,入国審査も”顔パス”で通過しました。「余裕でした!」の婉曲表現ではなく,なぜかほんとに顔パスでした。(予習したのに…。)

トロントの空港からバスで2時間ほど移動してみますと,空港周辺の町並みはとても栄えておりました。何なのかはわからないでっかいタワーやビルが多く,道中も渋滞しているような進みでしたがナイアガラフォールズに近づくにつれて田舎風景に…。車窓からの景色を受け,「ああ,ナイアガラってやっぱり大自然の中にあるんだろうなあ」と感じたのも束の間,でかすぎるカジノタワー・ド派手で回転速度が速い観覧車・その周りの陽なアーケード街とTMOが抱いていた印象は大きく間違えていたことに気づかされました(笑)

滞在先のクラウンプラザホテルの前でバスを降り,チェックイン。

Google map上だと,ホテルの前からは滝目前のはずなのですが,あんまり見えない。7階のお部屋の窓からやっとアメリカ滝とレインボーブリッジのコラボレーションを見ることができました。ちなみに奥の方に見える(写真だと小さすぎるかも)高速道路のゲートのようなものはアメリカとのボーダーラインです。徒歩でも国境を渡ることができるスポットでした!

到着時刻は現地時間で20時過ぎでしたが,昨年のオタワ渡航でも感じたようにやっぱり明るい。

時間感覚が狂わされます。ちなみに今回の渡航中,時差ボケが改善されることはありませんでした…。

これが1番つらかった。後に大事件を生みます。

さて,ほぼ寝れていませんでしたが寝て起きると学会初日です。GSWさんの招待講演も,TMOのポスター発表もこの日が出番です。そんな我々の発表風景をぱしゃり。GSWさんのスライドはどれも美しく,全部で11枚も写真を撮っておりました。スライドの半分ほどを撮ってました。我ながら熱心なファンのようでした。

TMO自身の発表はというと…正直なところ「もうひと頑張りできたな」という気持ちでした。40分の発表時間のうち,後半は疲れてしまったのもありますがもっと質問に対してストレートに応答できたなあ…と反省です。もっと学ばなければなりません。

 

気を張り続けていたこともあって2人とも発表後は疲労困憊でした。

しかし,休息する間もなくマジックショーを見ながらのレセプションです。マジックシアターまでは徒歩で移動しましたが,生憎の雨です。普通は嫌がるかもしれませんが,TMOにとってはサンプリングタイムです。なんと今回はGSWさんが協力してくださりました!これで採水協力者のリストにGSWさんも仲間入りです。

今回鑑賞するのは,ナイアガラフォールズの街に個人シアターを持つマジシャンのショーです。

彼の肩書きはWORLD CHAMPION MAGICIANですよ?凄そうですよね。

しかし同じテーブル席になったICASSメンバーに彼を知っている人は誰も居ません(笑)

ショーは約2時間。アッと驚くようなマジックがいくつもありましたが,箱系のマジックの多さが気になってしまいました。また,もともと疲れていたことと寝不足も相まって後半は睡魔に襲われてしまいました。しかし,あんなに眠かったのにベッドに入ると前日と同様に数時間で目が覚めてしまいました。

学会2日目,3日目は他のプレゼンターの口頭発表を見に行きました。

各々で見たいジャンルの発表を見に行きつつ,講演会場の先々や食事の時間などにICASS参加メンバーの方々と談笑を楽しみました。

ちなみにTMOの大やらかしがここで1つ。日本時間+13時間という時差に全く対応できず,2日目の夜のレセプションを逃してしまいました。

それだけならまだよかったのですが,ポスター発表の優秀者の第3位に選ばれていたようで登壇する機会を逃しました…。翌日に出会った参加者の方が仰るには「TMOさんの名前が呼ばれましたが,会場がしーーーん…となっちゃってましたよ。”日本からきているから疲れちゃったのかな”とフォローしてくれてたよ。」とのこと。オーガナイザーの先生からは後ほどクレジットカードに奨励金を送りますねと言っていただきましたが,せっかくの国際会議の表彰式を逃すハプニングは直近5年ほどはないであろう失態でした。本当に悔しい…!

オーガナイザーの先生との記念写真↓

ちなみに今回のICASSは3日間開催でしたが,3日目の開催が危ぶまれるハプニングも起こりました。

学会2日目の夕食,レセプションに参加しそびれたのでホテル付近の地ビール屋さんに赴きました。

ビール飲み比べセットを嗜んでいると,隣のカフェから続々とお客さんが店外へと出てきます。その直後,ビール屋さんでも緊急そうなサイレンが鳴り,NIAGARA FALLS FIREラベルの付いた消防車が到着。4人ほどの消防士がカフェにゆったりと入っていきます。ボヤ騒ぎ程度かなあと思っていたところ,ウェイターから会計をして帰ってくれとの指示がありました。全然食べ終わってないし,なんならビールも飲み終わっていないのになんだなんだと思いながらも滞在先ホテルに戻ろうとすると,道中,学会会場のホテルロビーでスプリンクラーが作動しています。こちらは先ほどのカフェよりも多くの消防士が出動しており,どうやら出火元は学会会場のホテルだったらしい。

 

火事のおかげで学会会場のホテルに宿泊していたメンバーは大変そうでしたが,我々は隣の別ホテルに泊まっていたことによって生まれた利益が2つ。1つ目は,学会3日目の会場が我々が宿泊していたホテルに変更になったことです。部屋と会場を行き来することができるようになりました。距離の変化は地味ですが,非常に快適になりました。2つ目は,朝食会場が学会会場のホールではなく,ホテル上階の見晴らしの良いレストランでいただけたこと。この景色ですよ。

また皆様も恐らくお待ちかねのナイアガラフォールズ!間近に見たくてうずうずしていたナイアガラフォールです!学会の合間を縫って見てまいりました。ナイアガラの滝は,アメリカ滝とカナダ滝の2種類がありますが,どちらも迫力満点。訪れた際には絶対にナイアガラシティクルーズに参加してください。高貝先生が以前ナイアガラの街を訪れたときには霧の乙女号という名前のツアーだったようで,「とりあえず乗ってきな」という先生の助言を頼りに体験してまいりました。感想は写真が十分に物語ってくれています。

ツアー前↓         ツアー後↓

 

採水↓                     成果↓

 

国際会議に参加するといろんなベクトルの刺激が得られます。ほかの方の発表を見ていると,視野の広がりのおかげか帰国したらやりたい実験がたくさん出てきます。また,毎度のことではありますが英語での成果発表やコミュニケーションも未熟だなと痛感しつつも,勉強意欲が向上しました。

個人的には寝過ごしてしまったことが最も大きなハプニングでしたが,合間合間でもさまざまなハプニングばかり起こった思い出深い学会でした。また今回は2年連続で参加したこともあってか,皆さまからよく声をかけていただけました。ICASSの雰囲気がとても好きなので,またいつか参加できたら良いなと思います。

 

TMO