D1になりましたTMOです。
2023年7月26日~28日に、カナダのオタワで開催された「65th International Conference on Analytical Sciences and Spectroscopy (ICASS 2023)」に高貝先生,GSWさん,TMOで参加してまいりました。
今回参加したICASSという学会は、当時D1の高貝先生も参加したという大変縁のある学会です。TMOも同じD1のタイミングで参加することができて光栄でした…!
ICASSが催されたオタワは、街の真ん中にリドー川という河川が流れています。冬にはその河川が凍り、スケート靴での通勤・通学が見られるとのことです。遠目にみると非常に美しく、雄大な景色でしたがよくよくみると藻がたくさん浮いてました。これには高貝先生も「云年前はもっときれいだったと思う!あとこんなに工事してなかった!」とのコメント。
さて実際のところのICASSはというと、ほかの大学の皆さまは交流豊かで非常に大盛況でした。また、分析化学の集まりっぽさといたしまして女性の割合がとても高かったように思います。みなさま自身に満ち溢れていてとてもかっこよく見えました。個人的には朝食・昼食・コーヒーブレイクの準備がされているところにも感動しました。
わたくしは学類および修士課程におきまして、オンライン学会の時代を生き抜いてきました。対面でのセッションに不慣れであることやPacifichem 2021(@online)以来の国際会議に、飛行機に乗る前から緊張し、前日の夜もあまり寝られませんでした。しかし心配も束の間、ポスターセッション中は英語で自分の意見を伝えることに必死すぎて緊張を感じる次元にはおりませんでした。1人と話し終わるごとに疲労感をかみ締め、終わるころには瞼が重たくなってました。
一方、隣で堂々たる対話をするGSW師匠。もはや敬称は「さん」では収まり切りません。勢いに任せた隣のTMOとは別ベクトルの発表です。冷静に、でも盛り上がってお話されていて感銘を受けました。勉強になります。
翌日には高貝先生のご講演がありました。高貝先生のオーラル発表、これもまた非常に勉強になります。スライド資料が見やすい・分かりやすいことももちろん、英語での発表ではありますが緊張する様子も見られず(心のうちはいかほど?)、質疑応答ではアドリブも利かせた対話コミュニケーションに圧倒されました。
私にとって、このオタワで高貝先生とGSWさんと過ごした日々から得たものはたくさんあります。高貝先生とD3のGSWさんは、博士論文の執筆時期でもあるため、トランジットの時間も内容・書き方などのお打ち合わせをなさってました。章立ての多い博士論文はその構成を練るのに苦労しそうです…。2年後には私もその立場にあるはずなので自分はどう展開させようかなとイメージしながらしみじみと聞いてました。
またGSWさんとは同室での宿泊ということもあって濃ゆい時間を過ごせました。ポスターセッションにて疲労困憊で帰った日でも、すぐに寝るかと思いきや数時間夢中になって様々なお話をしました…。
どのお話も盛り上がりましたが、個人的に印象深かった話は、「このオタワ滞在期間に高貝先生って寝てる?」という話です。私とGSWさんは交代制で部屋を守護しているのか?というくらい寝る時間が被りませんでした(笑)どちらも起きている間はパソコンに向き合ってました。すると高貝先生からメールが届くのです。2人とも。交代制で寝ていた我々に対し、高貝先生はいずれの時間も起きていることになります…。翌日に真相を訪ねると、海外出張の間は日本との時差のせいで寝る時間がほとんど取れないとのことです。海外の時間で寝ようとする頃に日本からメールが届くとのこと…。確かに滞在が後半に近づくにつれてどんどん眠たそうでした。わたくしも高貝先生が海外にいても「出張中のところ失礼します。TMOです。」のあいさつでメールを安易に送る常習犯の1人です。今後は高貝先生のお過ごしになるタイムゾーンをチェックしてから送ろうと思います。
もっともっとオタワでの日々をお伝えしたいのですが、本ブログでも章立てを要するぐらい長くなってしまいそうです。執筆力もまだまだ鍛え上げないと…!と実感です。残りの思い出を写真にて語ること、わたくしの未熟さに免じてお許しくださいませ。
TMO