2023年3月9日、次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-8)が福島大学で開催されました。
高貝研からは、大学院生3名、学類生2名が参加し、研究発表を行い、
D2の柳澤華代さんが最優秀フロンティアスピリット賞を受賞しました。
本研究では、レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量分析装置を用いて、固体表面における微量な放射性物質の分布を定量的に可視化できる手法を開発し、 燃料デブリや放射性廃棄物の分析などへの貢献が期待される技術として高く評価されました。
なお、JAEA福島研究開発部門HPにも掲載されています。
https://fukushima.jaea.go.jp/info/20230309.html
研究発表のタイトルは、下記のとおりです。
【口頭発表】
- 柳澤華代,松枝誠,古川真,平田岳史,高貝慶隆,“難分析核種のダイレクト定量イメージング分析法の開発” 研究奨励賞分析技術部門(6件中1件),最優秀フロンティアスピリット賞(19件中1件)
・丹治珠緒, 高貝慶隆,藤本勝成,古川真,“水中に溶け出した微量成分からステンレスの存在を特定する~多変量解析による溶出プロファイルからの材料判別~”
【ポスター発表】
・鈴木怜花、中川太一,松枝誠,高瀬つぎ子,寺島元基,高貝慶隆,“滞留水中の微粒子計測を志向する金属酸化物コロイドの液相集積法の開発とそのメカニズムの推定”
・大槻響,柳澤華代,高瀬つぎ子,古川真,高貝慶隆,“アルゴンガスによるレーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析 ~国際物流混乱に左右されない安定した1F廃炉分析のための方策~”
・長沼和希,柳澤華代,及川博史,橋本淳一,高貝慶隆,“難分析核種Nb-94の吸着分離と分析用前処理剤への展開”