2019年7月5日(金)、東京電力ホールディングス株式会社様より福島大学に対して「難分析核種計測法の開発による福島第一原子力発電所廃炉作業効率化への貢献」の名目で感謝状が贈呈されました。
贈呈式は福島大学にて行われました。これは当研究室が中心となって開発した「放射性物質ストロンチウム90の自動分析装置」により、従来は2週間から1か月程度かかっていた廃炉分析業務の分析時間が30分程度に短縮したことによるものです。この装置は、2014年12月から福島第一原発構内で活用されています。
感謝状「貴学は難分析核種である放射性ストロンチウムを迅速に計測する手法を開発されました。
この技術により,福島第一原子力発電所における汚染水分析の作業を迅速かつ確実に
行うことが可能となりました。本技術開発にあたり,事故後早い時期から発電所の現場に
率先して来所され,当社と密に協調いただき,分析業務に携わる当社社員の技術力向上にも
ご尽力いただきました。そのご尽力・ご功績に対し,ここに感謝の意を表します。」
また、この内容は、地元の新聞紙にも掲載されました。