2017年5月3日に安積黎明高校にて『第2回福島県高等学校 理科研究活動講習会』が開催され,高貝先生ならびに高貝研究室のメンバーが「実験から学ぶ分析化学の基礎の基礎」を行いました。
県内の高校から化学部を中心とした高校生たちが安積黎明高校に40人程度集まってくれました。
我々高貝研究室からは先生とアシスタント(TA)として大学院生6人が行きました。
今回は,金属イオンの沈殿分離と金ナノ粒子生成の2つの実験を行いました。
本番前,数週間で入念に実験系を組み、準備をして本番を迎えました。

まず先生の説明から始まりまして、金属イオンの沈殿生成の実験を行いました。
金属イオンは銀イオン、銅イオン、鉄イオンの分別分離の実験をしました。


先日,別なイベントでデモ実験を実施したときは,小学生が対象の化学教室でした。
今回,高校生にもなりますとしっかりとしていて、説明をよく聞いて実験をしていたので、教える側も大変楽でした。




みんなこんな感じに沈殿生成したかな?

色の変化に驚いてくれていたのでこちらもとてもやりがいがありました。
次に,金ナノ粒子の合成を行いました。
金ナノのコロイド溶液(赤色溶液)を作って、赤色と緑色のレーザーポインタを使用しチンダル現象を見てみました。
するとレーザーが透過する色やしない色あって、みんな関心を抱いてました。

後片づけを高校生にやってもらいました。「片付けまでが実験です…」と大学の化学実験授業で良く言われたものです。。。
これにて実験を終了。
ちょうど夕飯時&皆のお腹も空いた頃でしたので、郡山にありますパスタ屋さんでDinnerをして帰りました。
満腹になりましたとさ。これにてしまい。皆さんお疲れ様でした。


O型
私たちの研究室では、環境や生体中に存在する超微量成分を分析(分離・定量)するための新しい分析システムを開発しています。その開発の過程で,新しい化学現象を発見することもしばしばあり,その化学現象の解明にも勤しんでいます。