研究室ブログ/日々の生活・・・
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第77回分析化学討論会で研究成果発表を行い、M1が「若手ポスター賞」を受賞!

第77回分析化学討論会が、5月27日(土)〜28日(日)龍谷大学(京都)において開催されました。

当研究室からは、研究員1名、大学院生2名、4年生1名が参加し、研究発表(一般講演1件,ポスター2件)を行いました。多くの研究者と意見交換等を行い、大変貴重な経験となりました。

タイトルは下記のとおりです。

・永作美有,Willie L. Hinze,高貝慶隆「曇点抽出法を利用する銀ナノ粒子のワンポット合成と両性イオン界面活性剤相への超高密度濃縮法の開発」

・尾形洋昭,古川真,高貝慶隆「スプリット流路を利用するカスケード型ICP-MS法による放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素の同時定量分析」

・Ayala Alejandro, Yoshitaka Takagai「On-line solid-phase extraction for sequential determination of strontium and nickel by microwave plasma atomic emission spectrometry」

そして、大学院修士1年生の永作美有さんが、ポスター賞を受賞しました。

おめでとうございました!

   

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県高校・理科研究活動講習会@安積黎明高校

2017年5月3日に安積黎明高校にて『第2回福島県高等学校 理科研究活動講習会』が開催され,高貝先生ならびに高貝研究室のメンバーが「実験から学ぶ分析化学の基礎の基礎」を行いました。

県内の高校から化学部を中心とした高校生たちが安積黎明高校に40人程度集まってくれました。

我々高貝研究室からは先生とアシスタント(TA)として大学院生6人が行きました。

今回は,金属イオンの沈殿分離と金ナノ粒子生成の2つの実験を行いました。

本番前,数週間で入念に実験系を組み、準備をして本番を迎えました。

まず先生の説明から始まりまして、金属イオンの沈殿生成の実験を行いました。

金属イオンは銀イオン、銅イオン、鉄イオンの分別分離の実験をしました。

先日,別なイベントでデモ実験を実施したときは,小学生が対象の化学教室でした。

今回,高校生にもなりますとしっかりとしていて、説明をよく聞いて実験をしていたので、教える側も大変楽でした。

みんなこんな感じに沈殿生成したかな?

色の変化に驚いてくれていたのでこちらもとてもやりがいがありました。

次に,金ナノ粒子の合成を行いました。

金ナノのコロイド溶液(赤色溶液)を作って、赤色と緑色のレーザーポインタを使用しチンダル現象を見てみました。

するとレーザーが透過する色やしない色あって、みんな関心を抱いてました。

 

後片づけを高校生にやってもらいました。「片付けまでが実験です…」と大学の化学実験授業で良く言われたものです。。。

これにて実験を終了。

 

ちょうど夕飯時&皆のお腹も空いた頃でしたので、郡山にありますパスタ屋さんでDinnerをして帰りました。

満腹になりましたとさ。これにてしまい。皆さんお疲れ様でした。

O型

 

 

 

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☆H28年度 卒業式☆

3月24日(金)は、卒業式でした。

高貝研究室の卒業生は、遠藤新さん、阿部未姫さん、尾形洋昭さん、小田島瑞樹さん、菊地彩さん、永作美有さんの6名です。ご卒業おめでとうございます♪ \(^o^)/

このうちの4名は、今後も院生としてまだまだ研究を続けていきますので、これからもよろしくお願いします。

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京都大学原子炉研究所&海洋研究開発機構

2月21日に京都大学原子炉研究所に伺い、

研究に関するディスカッションをさせていただきました。

分析のプロフェッショナルに囲まれ、緊張気味のI藤とS少年。

実際に放射性ストロンチウムを測定している先生にお話を聞き、

現状はもちろん、今後の研究について議論させていただきました。

 

そして、その後の2月22~24日に

横須賀の海洋研究開発機構(JAMSTEC)に伺いました。

なんと今回は研究船「かいめい」が停泊中!

船内を見学させていただきました。

 

大きいです。部屋も食堂もあって住みよさそうでした。

 

「しんかい6500」も点検中で貴重な内部を見ることができました。

「しんかい6500」の内部はほとんどが浮力材で人が乗れる空間はとても小さいのです。

 

そして、実物大「しんかい6500」のレプリカにも乗りました。

小型船の免許があればパイロットになれるそうですよ!

 

クリーンルームにも入らせていただきました。

I藤は実は着慣れているので、早着替えドヤ顔です。

クリーンルームでの作業はとても繊細です。

試薬も純度が高いものを使用しています。

分析はコンタミが命取りなのです。

 

最後にJAMSTECで行われている研究や

同位体比分析、年代測定について勉強しました。

同位体比は地球知るために非常に重要で、

TIMSやICP-MSの技術について改めて学ぶことができました。

 

とても充実した4日間でした。

協力してくださった皆様、

お忙しいところ、本当にありがとうございます。

今後とも研究に励みたいと思います。

 

伊藤

 

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高知コア研遠征

2017年3月12日から3月17日にかけて,高知にある高知コア研に行ってきました。

高知コア研は,国立研究開発法人 海洋研究開発機構JAMSTECの研究施設で,地球のコア試料の分析や保管,管理などを行っている施設です。

 

参加者はI藤とS少年と高知コア研の若木さん,途中から高貝先生とJAMSTECの鈴木先生が参加でした。

 

前泊ということもあり,一日目は少し観光を楽しみました

そんなわけで高知城に訪れました。

ライトアップされていたみたいで,少し不気味ですね

夜のお城も味がありました。

お城の町並みも昔ながらで良かったです。

 

さて,二日目からはいよいよ実験です。

遊んでばかりではいけない,とI藤さんも気合が入っていました。

高知コア研の若木先生のもと,4日間にわたりディスカッションと実験を繰り返し行いました。

実験の様子です。

高貝先生とJAMSTEC鈴木先生の合流により,さらに実験が有意義なものになりました。

ちなみに,高知コア研の白衣です

不思議な模様が入ってますね

理由はわかりません

 

最終日は,高知コア研の見学をさせていただきました。

施設の説明や,実験施設の役割など多くのことを聞けました。

次の写真は,地球のコア試料を保管する冷蔵庫です。

この試料は,海底から掘り出した地球のコアです。

この冷蔵庫の中は4℃に設定されています。

この写真の更に奥の部屋は,-20℃に設定されていて長時間いることができなかったため写真を撮れませんでした。

ここの試料は,多くの研究者から要求があるみたいです。

それだけ価値のある試料なんですね。

そのあと飛行機の出発時間まで観光を楽しみました。

昼の高知城です

またまた高知城ですね

もちろん高知城以外にも,観光地はたくさんありますよ

安心してください

高知城前の博物館でなぞの兜をかぶりました

うさぎとぼうしです

 

高知コア研での実験は,非常に有意義なものになりました。今まで知らなかったことをたくさん学ぶことが出来ました。

学習面だけでなく,経験者の技術も学ぶことが出来ました。

これからの実験にいかそうと思います。

 

飛行機からの写真です

少年Sは飛行機が怖くてびくびくしてました

 

S少年

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Pittcon@シカゴで研究成果発表を行いました

29 年 3 月 6 日(月)~ 3 月 9 日(木)シカゴで開催されたPITTCON2017で研究成果発表を行いました。

高貝研究室からは、大学院生3名、4年生1名が発表しました。タイトルは下記のとおりです。

  • T.Nakagawa, W. Hinze, Y. Takagai, “One-Pot Size-Controllable Synthesis with In Situ Preconcentration of Calcium Sulfate Nanorods via Use of Thermoresponsive Nonionic Surfactants”
  • M.Abe, M. Butsugan, S. Igarashi, Y. Takagai, “Synthesis and Evaluation of Desferrioxamine B-Modified Acrylic Resins and Its Adsorbability of Uranium(VI) Ion”
  • A.Endo, R. Miura, W. Hinze, Y. Takagai, “Utilization of Zwitterionic Thermoresponsive Surfactants for the Synthesis and In Situ Preconcentration of Monodispersed Spherical Gold Nanoparticles”
  • M.Konnno, Y. Takagai, “Simple Radiometric Quantification for Strontium-90 Using Iron–Barium Coprecipitation Following Gross Beta Measurement and the Application to Sea Water Around Fukushima”

 

 

 

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実証実験@米国ネバダ州立大学ラスベガス校

平成29年3 月 3 日(金)~3 月 5 日(日)、米国ネバダ州立大学ラスべスガス校(UNLV)に行ってきました。

 

先生も初ラスベガスでした!

まず1日目はUNLVにて放射性物質を取り扱うために放射線教育の基礎プログラムの受講とトレーニングを受けました。

  

放射線の種類から測定法などわかりやすく説明していただきました。アメリカで定められている実効線量限度は日本よりも若干高いことを知りました。

また放射線物質を扱う実験をする際は,いつ,どこで,何の放射性物質を使うのかが記入されていました。徹底されてますね…!

 

2日目,3日目はプルトニウム、アメリシウム、ネプツニウムの吸着分離実験と液体シンチレーションカウンターを使用した計測実習を体験してきました。

普段お目にかかれない放射性物質を目の前にして驚く私と先生。私たちのリアクションを見たネバダ州立大学の先生は

とても嬉しそうでした。

プルトニウム、アメリシウム、ネプツニウムなどを用いた吸着分離実験は、日本で体験できない実習項目なので、大変貴重な体験となりました。

  

最終日はお昼も食べずに実験を進めていました。みなさん本当にありがとうございます・・・!

 

そして!実験後の楽しみはご飯!and (夜の)ラスベガスを少し案内していただきました。

 

  

 

テレビでしか見たことのない町をこの目でみることが出来て…とても刺激を受けました!

 

忙しい中ご協力してくださったネバダ州立大学の先生方,学生さん,そして高貝先生に心から感謝申し上げます

 

A部

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次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-2)

第二回次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-2)が

2017年3月7日に東京工業大学大岡山キャンパスにて開催されました。

 

 

高貝研究室からはわたくし伊藤が参戦しました。

廃炉に関するあらゆる研究をしている方がたくさんいて緊張しましたが、

意見交換ができてとても有意義なポスター発表でした。

 

無事発表を終えた後は懇親会です。

そしてまさかの…

表彰\(^o^)/

核種分析に関する研究部門で研究奨励賞、

さらに、最優秀ポスター部門賞をいただきました!

とても驚いております。とても嬉しいです。

 

ぼっち参戦ゆえ自画自賛になってしまい申し訳ありません…。

応援と祝福をありがとうございました。

これからも頑張らせていただきます!!!

 

伊藤

 

 

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次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-2)で受賞

2017年3月7日に東京工業大学大岡山キャンパスにおいて、「次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-2)」
https://www.jst.go.jp/nuclear/training/training_ndec2.html
が開催されました。本研究室からは、伊藤千尋さん(M1)が「表面電離型質量分析計を用いる同位体希釈‐トータルエバポレーション法による微量ストロンチウムの精密定量法の開発」と題したポスター発表において、核種分析に関する研究部門で研究奨励賞を受賞し、さらに、最優秀ポスター部門賞でも表彰されました。

本当におめでとうございました。

 

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日本分析化学会「分析化学誌」に総合論文が掲載されました。

2017年4月号の日本分析化学会「分析化学」誌に放射性ストロンチウム(Sr-90)の高周波誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)に関する総合論文が掲載されました。

【著者/論文誌名】 高貝慶隆*,古川真,亀尾裕,松枝誠,鈴木勝彦, 分析化学, 66, 223-231 (2017).

【タイトル】“多段濃縮分離機構を備えるICP-MSによる放射性ストロンチウム分析”.

【DOI】 https://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.66.223 (⇒PDF別刷が無料でダウンロードできます)

【概要】この論文は,Sr-90を高周波誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)で分析する方法について概説した総合論文です.

放射性ストロンチウム(Sr-89やSr-90)は,α線やγ線をほとんど放出しないβ線放出核種であり,放射性セシウム等のγ線放出核種と比較して迅速に分析することが難しい核種です。この要因は,天然にある様々な核種から放射されるβ線のスペクトルが,それぞれ重りあってしまうため,どれがどの核種のスペクトルなのかの識別することができないためです。そのために煩雑な化学分離操作によってSr-90を単離して分析しています。これまで一般的な放射能分析法(ミルキング-低バックガスフローカウンター法)では,この化学分離の作業や効率的に分析するために必要な工程に多くの時間(2週間~1か月程度)を費やしてきました。

可能な限り早い廃炉の実現のためにも,迅速で精度の高いSr-90分析方法が求められてきました。私たちの研究グループでは,ICP-MSを用いた新しいSr-90分析法(=カスケード型濃縮法を組み込んだオンライン濃縮-ICP-MS法)を発案・開発してきました。この総合論文では,東日本大震災に伴って生じた東京電力福島第一原子力発電所(1F)事故後の廃炉措置において活用させるため,事故から5年間で開発してきた基幹技術と複数の要素技術ついて総説しています。

現在,いくつかの要素技術を付帯したこの方法は,実際の1F廃炉現場(=堰内雨水分析)において,Sr-90の検出下限値が0.056 ppq(0.28 Bq/L)で,1検体を20分程度で分析しています。また,この繰り返し分析精度(10 ppq(50Bq/L)でのn=10)は相対標準偏差2.9%を示しています。ここで解説した技術は,これまで放射能分析やICP-MS分析では達成できなかった問題を打開し,分析化学的にも新しい可能性があることを示していることを付記しています。

 

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2016度 修論発表会

2月17日に修論発表会がありました

高貝研究室では発表者が一人いました。

E藤さんです。高貝研究室のボス兼エースです。

聴衆者もたくさんいます。みなさん注目してるんですね。

皆さん注目するだけの発表でした!

発表後のE藤さんです。どやってますね。

発表が終わった後に,卒論修論お疲れ様会をしました!!

カツです。発表した人たちは先生からのごほうびでいただきました。

少年Sはあまりカツを食べに行かないのですが,お店のカツはこんなにおいしいのかと驚きです

また行きたいですね。

少年S

 

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卒業論文発表会

2017年2月15日に,卒業論文発表会がありました!

今年の発表会は,私たち高貝研究室,猪俣研究室,高安研究室そして大橋研究室の計4研究室の合同発表会でした。

発表前のO形さんの様子です

自信に満ち溢れてますね

期待できそうです

でもやはり会場入りすると緊張感が漂っていますね

ちなみに発表前の3年生I橋君の様子です

緊張感がありませんね

発表の様子です

みなさんスーツでキマってますね

パワーポイントもすばらしかったです!

ちなみに自信満々だったO形さんの発表です

自信があっただけのすばらしい発表でした!

先生方からの厳しい質問などもありましたが,しっかりと答えることが出来ていました

発表会も終わり,一段落がついたことでしょう

4年生の皆様おつかれさまでした

Sで。

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液シン

みなさんこんにちは

 

2017年1月26日にあった出来事です。

福島大学の高貝研究室,山口研究室の三年生及び福島高専の生徒は,パーキンエルマージャパンの方々に液体シンチレーションカウンターの原理や使い方などを教わりました。

午前中は,福島大学の山口先生が,シンチレーションカウンターについての講義をしてくれました。

その写真がこちらです

理科室みたいですね

実際に装置を見て仕組みを教わりました。

山口先生の持っている掃除機みたいなものがシンチレーションカウンターです。

実際に私たちも測定をしました。

原理など学んだ後に,実際に装置を扱ってみるとより深く学ぶことが出来ますね。

 

午後は,パーキンエルマージャパンの方に来ていただいて,液体シンチレーションカウンターについて講義していただきました。

講義の様子です。

まずは,液体シンチレーションカウンターの原理を学びました。シンチレーションカウンターとの違いを知ることが出来ました。

実際に,測定も行いました。

皆さん興味津々でしたね。

 

 

 

 

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日本分析化学会「分析化学誌」に論文が掲載決定となりました。

2017年3月号の日本分析化学会「分析化学誌」に放射性ストロンチウム分析の自動計測システムの補正法に関する論文(報文)が掲載されました。

【著者/論文誌名】 古川真,松枝誠,高貝慶隆, 分析化学, 66, 181-187.

【タイトル】“オンライン固相抽出/ICP-MSにおける放射性ストロンチウム分析のための内標準補正シグナル積算法の開発”.

【DOI】 https://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.66.181  (⇒論文のPDFが無料でダウンロードできます)

【概要】オンライン固相抽出-誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)は,放射性ストロンチウム(Sr-90)を迅速に分析できる手法です。これは,福島第一原子力発電所の廃炉措置に関する分析業務でも活用されています。このICP-MSは,単独で使用するよりも,オンライン固相抽出という分析感度を向上させる機構を併用することで,非常に低濃度レベルまでSr-90を正確に分析することができます。しかし,試料によっては、Sr-90と共に濃縮された共存物質が溶出し,その濃度が非常に高濃度であると,プラズマに導入されたときにシグナルが減少(減感)して,分析値に狂いが生じる可能性があります。

今回,この問題を解決するために,新しい補正法を開発しました。内標準物質というSrとは関係ない元素を利用して補正する手法とシグナル積算法という計算方法を利用した「内標準補正シグナル積算法(ISCSI)」を開発しました。この方法は,クロマトグラム状のカラム濃縮・溶離ピークと,オンラインで添加された内標準元素の連続シグナルを同時に計測します。これによって得られたシグナルを逐次,補正してピーク面積として得る手法です。本論文では,一例として,Sr-90分析へと適用し,共存元素濃度が比較的高い環境試料水にSr-90の添加回収試験を実施しました。本法を使用しない場合は,添加量に対し87%の分析値として得られましたが,本法を使用することで103%に補正できました。また,0.4~2.0 ppq(2~10 Bq/L)のSr-90溶液50mLにおける繰り返し測定(n=10)ではRSD 5.2~12.6%と高い再現性を示し,良好な結果を得られることがわかりました。

 

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環境創造センター in 南相馬

 

2017年1月13日に南相馬にある環境創造センターで見学・実習に行きました。

福島は大雪だったのにも関わらず、南相馬は雪一つない晴天!

絶好の実習日和です(`・ω・´)

 

はじめに、

環境創造センターで働いている方々がどのような仕事をしているのか、

廃炉に向けてどのような役割をしているのかについてお話を聞きました。

 

また、センター全体を見学させていただきました。

新しい建てられたこのセンターの中には緊急時のための様々な対策があり、

震災の教訓を多く感じる場面がありました。

 

特に、二階にある大会議室は映画のセットのように広くて驚きました。

医療班というような役割ごとに机が分けられ、

外部と画面を通して会議を行えるなど、

大会議室内で情報を共有できる環境が整っておりました。

 

 

そして今回のプログラムではコンタミの実習もしました。

赤色の食紅を加えた試料(生物試料、灰試料)をU8容器に入れるというシンプルな作業。

作業後に養生シートに霧吹きで水をかけることで

食紅の色が浮き上がってくるという仕組みです。

 

普段分析化学を勉強している我々の腕の見せ所です!

 

E藤さんもSデも真剣です。

 

結果は…!

見えますか…?赤いです(笑)

気を付けて丁寧に実験を行ったのですが、

実験台や手袋が予想以上にコンタミしておりました。

この実習によってコンタミの経路を視覚的に実感し、

一つ一つの作業やデータの解釈を慎重に行うことの重要性を感じました。

 

最後は福大生と福島高専生、職員の方々との集合写真です。

お忙しい中、たくさんの学生を対応していただきありがとうございました。

 

Eーとう。

 

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H28度 放射線取扱主任者試験 7名合格

国家資格である「第二種放射線取扱主任者」に高貝研究室のメンバー7名が合格しました。

「放射線取扱主任者」とは,放射線障害の防止を監督する者のことで,国家資格に位置付けられます。資格は第1~3種があり,第1種と第2種には国家試験があります。第2種試験は,同年8/26(金)に実施され,当研究室からも(第58回,仙台会場で)受験しました。

(公)原子力安全技術センターより,合格者情報の公開,ならびに,試験問題と正答の掲載がありました。

その情報によると,受験者2,623名,合格者 801名,合格率 30.5% のようでした。2016年10月24日に合格者の発表があり,合格証が手元に届きました。

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ICP-MS解体

 

パーキンエルマージャパン社の協力により、

2016年12月15日に福島大学でICP-MSの解体を行いました。

 

座学では、パーキンエルマージャパン社の活動や

微量分析における精度や誤差、ICP-MSなどについて学びました。

 

そしていよいよICP-MS解体ショーです!

どんどん解体されます。

 

普段絶対に見ることができない四重極や検出器など、

学生はもちろん、先生方も興味津々です。

 

解体された部品を見て、その役割を学び、

ICP-MSという装置そのものが

まさに英知を結集した技術であるということを学びました。

私もICP-MS使ってみたい!!!と思ったので今度使います(`・ω´・)

 

お忙しい中、

貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

 

伊藤

 

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海外演習報告会

こんにちわ!

2016.11.30に海外演習に行ってきた学生さんたちの報告会が行われました。

人間支援システム専攻はアメリカのコロラド州立大学へ放射線について勉強をしに、

産業システム工学専攻は台湾へリサイクルの勉強,環境システムマネジメント専攻はベトナムへ水質調査に行って来たようです!!!

どの組の報告も実に興味深いものでした。

発表の様子です。

先頭バッターはN作さん

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N作さんの発表はいつ聞いてもはきはきしてわかりやすいです。

続きましてOがたさん

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キマってますね

海外での経験は、日本とはまた違う独特なものだと感じました。

来年三年生が経験することになるのでしょうか、楽しみですね。

S少年

 

 

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卒論中間発表

2016年11月16日に四年生の卒論中間発表がありました。今年は4研究室合同の発表で少し大掛かりです。

三年生も参加し,来年の自分たちのためにも真剣に見学していました。
院生の方々は暖かく見守っておられました。

発表の様子です

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あとは本番に向けて仕上げるだけです,がんばってください!!

ちなみに,,,

発表後は四年生方は生き生きとしていました笑

 

四年生方おつかれさまでした。

 

S少年

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ベトナム料理パーティー&誕生日会

2016年11月14日に,ベトナム料理パーティー&誕生日会をしました!!

ベトナム料理は留学中のトアさんが作ってくれました。

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おいしかったです!!春巻きのようなもので,皮はぱりぱりしておいしかったです。醤油にあいました
飾りつけも綺麗ですね

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11月に誕生日の方々のお祝いをしました。
こんなにたくさんいるんですね
おめでとうございます

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スイパラです

そしてなんと高貝先生もお誕生日でした!!!
プレゼントはマッサージ器でした。
日ごろの疲れを癒してください。

いつもお疲れ様です。。。

 

S少年

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国際会議「事故廃棄物の安全管理に関する研究カンファレンス(RCWM2016)」@いわき

平成28年11月7日(月)に日本原子力研究開発機構(JAEA)廃炉国際共同研究センターの主催で開催された国際カンファレンス「事故廃棄物の安全管理に関する研究カンファレンス(RCWM2016)」
(開催場所:いわき産業創造館(LATOV)6F 企画展示ホール)において,高貝が招待講演者として発表しました.

発表者: Yoshitaka Takagai, Makoto Furukawa, Yutaka Kameo, Katz Suzuki,

タイトル: ”Rapid analysis of Sr-90″.

ホームページ: https://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat05/RCWM2016.html

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国際学術会議「第12回日韓材料界面シンポジウム」@御殿場

平成28年11月2日(水)〜5日(土)に開催された、国際学術会議「第12回日韓材料界面シンポジウム」において招待講演を行いました。

シンポジウムでは、Y.Takagai 「Smart Condensation of Spherical Gold Nanoparticles in Surfactant-Rich Medium」の発表を行いました。

https://www.cheme.kyoto-u.ac.jp/2koza/jksm2016/index.html

 

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ふれあい科学館@郡山

平成28年10月22日(土)に高貝研究室のメンバーで,郡山のふれあい科学館にて,小学生を対象に科学実験講座を行いました。

講座内容は「色を取り出し、光をつくる!?」ということで,紫キャベツから色素を取り出し,身近にある洗剤やレモン汁などを使ったpH変化による色の変化みる実験と、いろいろな色素の溶液にブラックライトを当てて溶液を光らせる実験を行いました。

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それぞれに、身近にある溶液が中性、酸性、アルカリ性のどの種類になるのか予想を立てて実験を進めて行く様子は、科学の探究心に触れてもらえるいい機会だったのではないでしょうか。小学生なとが科学に触れる機会を増やせるこの活動に、今後とも協力して行きたいです。

 

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ふれあい科学館で小学生と実験しました!!!☆

皆さん、こんにちわ!

2016年10月22日に郡山のふれあい科学館で小学生と理科実験してきました!

テーマは『色を取り出し、光をつくる!?』です

紫キャベツから色素を抽出し様々なpHに調整するとなんと色見本帳になることから

身の回りの液体を紫キャベツ溶液に加えてpHの調査をしました!!

小学生の皆さんは”pH”という難しい内容についてもとても熱心に話を聞いていて

いざ、実験!!!となると率先して行動をしていました。

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自分の加えた液体で色が変わることに目を輝かせながら眺めている小学生たちがとても可愛かったです!

蛍光の実験でも興味津々な子供たち!

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私たち高貝研究室メンバーも小学生との実験をとても楽しめました(*´ω`*)

そして、楽しめたとともに小学生の皆さんが理科,科学に興味をもついいきっかけになれていたらうれしいな~と思うばかりです!!

また私たちメンバーも小学生を見習いたくさんの好奇心と興味をもって更なる勉強をしていこうと思います!!!

 

N作

 

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ハノーバー大学訪問@ドイツ

平成28年10月16日(日)〜20日(木)、ハノーファー大学ゲオルグ・シュタイン・ハウザー教授の案内により、環境放射能・放射線防護研究所をはじめとする大学施設を視察し、学生教育も含めた共同研究の可能性について意見交換を行いました。

 

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