Archive for 7月, 2024

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3 rd International Conference on Advanced Materials and Characerization(AMC-2024)(@タイ / バンコク)で研究成果を発表しました

2024年7月24日-26日に、タイのバンコクで開催された「3 rd International Conference on Advanced Materials and Characerization(AMC-2024)」で学生2名が研究成果を発表しました。

タイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

・T. Tateno , R. Kunii , T. Takase , K. Washiyama , Y. Takagai, “Separation of Astatine-211 minority chemical species in aqueous solution by ion pair chromatography”

 

・K. Naganuma , M. Matsueda , K. Yanagisawa ,H. Oikawa , J. Hashimoto, Y. Takagai, “Separation of niobium using silica gel and its application to niobium analysis”

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みちのく分析科学シンポジウム2024(@東北大学)で研究成果を発表しました

2024年7月20日に、東北大学で開催された「みちのく分析科学シンポジウム2024」で学生2名が研究成果を発表しました。

タイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

・楠裕翔,柳田脩,Willie. L. Hinze.,高貝慶隆,“両性イオン界面活性剤を用いる曇点抽出における第二液体相を構成する因子の特定”

・伊藤央泰、柳澤華代、古川真、高貝慶隆,“ストロンチウム同位体希釈ー誘導結合プラズマ質量分析を利用する10種金属イオンの同時定量”

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みちのく分析科学シンポジウム2024@東北大学

みなさま,こんにちは。一十です。

 

2024720日に東北大学で開催された,みちのく分析化学シンポジウム2024にて,

ポスター発表を行いました。

高貝研究室からの参加者は,もんじゃさんと私のふたりです。

 

福島大学と比較して,東北大学の青葉山キャンパスは,広大な敷地を有しており,

方向音痴な私は青葉山駅から会場の工学研究科総合研究棟に到着するまで,

駅の出入口付近に設置されていた学内マップに何度も戻る羽目になりました。

周囲の建物とマップをよく照らし合わせてから,進路を決めているはずなのに,

道に迷ってしまうのは,なぜなのでしょうか。

 

いつも車を運転する度に,カーナビが登場する以前の人々は,

地図だけを頼りに目的地へたどり着いていたのかと想像して尊敬の念を覚えています。

 

昨年に引き続き,2度目の参加となる,もんじゃさん。

緊張していた私とは対照的に,落ち着いて,発表や質疑応答に臨まれていました。

 

目をつむってしまっている私。

多くの方に私の発表を聞いていただき,大変嬉しく思ったものの,

今回頂戴した質問の中には,既存のデータだけでは,十分にお答えできないものがいくつかあり,

得られた結果に対して,根拠を持ってメカニズムを説明できるように,実験を積み重ねて,

自身の研究に対する知見を蓄積させていきたいと強く感じました。

 

一十

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中性子放射化分析@JRR-3(茨城県東海村)

みなさんこんにちは,ポルコです!

7/10,11に茨城県東海村にあるJRR-3という施設で中性子放射化分析実験をしてきました。

昨年に続き福島県立医科大学のW先生にお世話になりました!

2人旅ということでワクワクドキドキしながら実験しました。

 

中性子放射化は試料に中性子を当てて放射化させ,その放射能を測定するという実験です。

今回は中性子の照射は職員のみなさまにお願いし,放射能測定のみを行いました。

 

1試料あたりの測定時間が短く,頻繁に試料交換が必要だったので終わるころにはヘトヘトでした。

朝から一生懸命実験していましたが,ちょっとした待ち時間にW先生と少しはしゃいだ写真を撮ってみました!

W先生一緒に撮ってくださりありがとうございます!

↑測定結果にビックリ! 頭を抱えている風です。

 

実験も終わり,私たちの疲れを癒してくれるのはやっぱり海鮮ですね。

日替わり定食と目光のから揚げは何度食べてもおいしいです。

 

またこのご飯に出会うまで,一生懸命研究に励みたいと思います!

W先生ご指導いただきありがとうございました。

 

ポルコ

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ICASS 2024(@カナダ,Niagara Falls)で研究発表を行い、The 3rd Place Poster Prizeを受賞しました

2024年6月26日~28日に、カナダのNiagara Fallsで開催された「66th International Conference on Analytical Sciences and Spectroscopy (ICASS 2024)」で学生1名が研究発表を行い、The 3rd Place Poster Prize(ポスター賞3位)を受賞しました。

タイトルは、以下のとおりです。

【ポスター発表】

・T. Tanji, M. Furukawa, K. Fujimoto, Y. Takagai, “Material Classification Method for Stainless Steel Series Using Multi-Element Component Data Obtained by ICP-MS in Partially Dissolving Materials”

 

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66th ICASS 2024@Niagara Falls

みなさまこんにちは。TMOです。

2024.6.26~28に行われました66th ICASS 2024@Niagara Fallsに参加してきました。

今回は,TMOとGSWさんの2人で参戦です。GSWさんとは航空券の関係で,現地のトロントピアソン空港での待ち合わせでした。実はTMOは,初のおひとりさま海外フライトで,恐る恐るでしたが何事もなく,入国審査も”顔パス”で通過しました。「余裕でした!」の婉曲表現ではなく,なぜかほんとに顔パスでした。(予習したのに…。)

トロントの空港からバスで2時間ほど移動してみますと,空港周辺の町並みはとても栄えておりました。何なのかはわからないでっかいタワーやビルが多く,道中も渋滞しているような進みでしたがナイアガラフォールズに近づくにつれて田舎風景に…。車窓からの景色を受け,「ああ,ナイアガラってやっぱり大自然の中にあるんだろうなあ」と感じたのも束の間,でかすぎるカジノタワー・ド派手で回転速度が速い観覧車・その周りの陽なアーケード街とTMOが抱いていた印象は大きく間違えていたことに気づかされました(笑)

滞在先のクラウンプラザホテルの前でバスを降り,チェックイン。

Google map上だと,ホテルの前からは滝目前のはずなのですが,あんまり見えない。7階のお部屋の窓からやっとアメリカ滝とレインボーブリッジのコラボレーションを見ることができました。ちなみに奥の方に見える(写真だと小さすぎるかも)高速道路のゲートのようなものはアメリカとのボーダーラインです。徒歩でも国境を渡ることができるスポットでした!

到着時刻は現地時間で20時過ぎでしたが,昨年のオタワ渡航でも感じたようにやっぱり明るい。

時間感覚が狂わされます。ちなみに今回の渡航中,時差ボケが改善されることはありませんでした…。

これが1番つらかった。後に大事件を生みます。

さて,ほぼ寝れていませんでしたが寝て起きると学会初日です。GSWさんの招待講演も,TMOのポスター発表もこの日が出番です。そんな我々の発表風景をぱしゃり。GSWさんのスライドはどれも美しく,全部で11枚も写真を撮っておりました。スライドの半分ほどを撮ってました。我ながら熱心なファンのようでした。

TMO自身の発表はというと…正直なところ「もうひと頑張りできたな」という気持ちでした。40分の発表時間のうち,後半は疲れてしまったのもありますがもっと質問に対してストレートに応答できたなあ…と反省です。もっと学ばなければなりません。

 

気を張り続けていたこともあって2人とも発表後は疲労困憊でした。

しかし,休息する間もなくマジックショーを見ながらのレセプションです。マジックシアターまでは徒歩で移動しましたが,生憎の雨です。普通は嫌がるかもしれませんが,TMOにとってはサンプリングタイムです。なんと今回はGSWさんが協力してくださりました!これで採水協力者のリストにGSWさんも仲間入りです。

今回鑑賞するのは,ナイアガラフォールズの街に個人シアターを持つマジシャンのショーです。

彼の肩書きはWORLD CHAMPION MAGICIANですよ?凄そうですよね。

しかし同じテーブル席になったICASSメンバーに彼を知っている人は誰も居ません(笑)

ショーは約2時間。アッと驚くようなマジックがいくつもありましたが,箱系のマジックの多さが気になってしまいました。また,もともと疲れていたことと寝不足も相まって後半は睡魔に襲われてしまいました。しかし,あんなに眠かったのにベッドに入ると前日と同様に数時間で目が覚めてしまいました。

学会2日目,3日目は他のプレゼンターの口頭発表を見に行きました。

各々で見たいジャンルの発表を見に行きつつ,講演会場の先々や食事の時間などにICASS参加メンバーの方々と談笑を楽しみました。

ちなみにTMOの大やらかしがここで1つ。日本時間+13時間という時差に全く対応できず,2日目の夜のレセプションを逃してしまいました。

それだけならまだよかったのですが,ポスター発表の優秀者の第3位に選ばれていたようで登壇する機会を逃しました…。翌日に出会った参加者の方が仰るには「TMOさんの名前が呼ばれましたが,会場がしーーーん…となっちゃってましたよ。”日本からきているから疲れちゃったのかな”とフォローしてくれてたよ。」とのこと。オーガナイザーの先生からは後ほどクレジットカードに奨励金を送りますねと言っていただきましたが,せっかくの国際会議の表彰式を逃すハプニングは直近5年ほどはないであろう失態でした。本当に悔しい…!

オーガナイザーの先生との記念写真↓

ちなみに今回のICASSは3日間開催でしたが,3日目の開催が危ぶまれるハプニングも起こりました。

学会2日目の夕食,レセプションに参加しそびれたのでホテル付近の地ビール屋さんに赴きました。

ビール飲み比べセットを嗜んでいると,隣のカフェから続々とお客さんが店外へと出てきます。その直後,ビール屋さんでも緊急そうなサイレンが鳴り,NIAGARA FALLS FIREラベルの付いた消防車が到着。4人ほどの消防士がカフェにゆったりと入っていきます。ボヤ騒ぎ程度かなあと思っていたところ,ウェイターから会計をして帰ってくれとの指示がありました。全然食べ終わってないし,なんならビールも飲み終わっていないのになんだなんだと思いながらも滞在先ホテルに戻ろうとすると,道中,学会会場のホテルロビーでスプリンクラーが作動しています。こちらは先ほどのカフェよりも多くの消防士が出動しており,どうやら出火元は学会会場のホテルだったらしい。

 

火事のおかげで学会会場のホテルに宿泊していたメンバーは大変そうでしたが,我々は隣の別ホテルに泊まっていたことによって生まれた利益が2つ。1つ目は,学会3日目の会場が我々が宿泊していたホテルに変更になったことです。部屋と会場を行き来することができるようになりました。距離の変化は地味ですが,非常に快適になりました。2つ目は,朝食会場が学会会場のホールではなく,ホテル上階の見晴らしの良いレストランでいただけたこと。この景色ですよ。

また皆様も恐らくお待ちかねのナイアガラフォールズ!間近に見たくてうずうずしていたナイアガラフォールです!学会の合間を縫って見てまいりました。ナイアガラの滝は,アメリカ滝とカナダ滝の2種類がありますが,どちらも迫力満点。訪れた際には絶対にナイアガラシティクルーズに参加してください。高貝先生が以前ナイアガラの街を訪れたときには霧の乙女号という名前のツアーだったようで,「とりあえず乗ってきな」という先生の助言を頼りに体験してまいりました。感想は写真が十分に物語ってくれています。

ツアー前↓         ツアー後↓

 

採水↓                     成果↓

 

国際会議に参加するといろんなベクトルの刺激が得られます。ほかの方の発表を見ていると,視野の広がりのおかげか帰国したらやりたい実験がたくさん出てきます。また,毎度のことではありますが英語での成果発表やコミュニケーションも未熟だなと痛感しつつも,勉強意欲が向上しました。

個人的には寝過ごしてしまったことが最も大きなハプニングでしたが,合間合間でもさまざまなハプニングばかり起こった思い出深い学会でした。また今回は2年連続で参加したこともあってか,皆さまからよく声をかけていただけました。ICASSの雰囲気がとても好きなので,またいつか参加できたら良いなと思います。

 

TMO