TMOです。前回に続き、2023.9.21~2023.9.25のウィーン訪問記をお送りいたします。
今回はTU Wienと採水に関しての記事です。ウィーン訪問の大きな目的の1つである、TU Wienに行ってまいりました。
TU Wienは、ウィーンの街のど真ん中にありました。ホーフブルグ宮殿やシュテファン大聖堂をはじめとするウィーン生粋の観光地の付近に位置しているためとても栄えていました。
ここでは、キャンパスに併設されている本屋さんに立ち寄り、TMOは派手派手な実験ノートを2冊入手しました。きっと実験もバチバチにはかどるでしょう!現在進行形で書き進めている実験ノートはまだ半分ほどページが残っています。たくさん実験・検討を重ねてイケイケノートに切り替わりたい!(本末転倒が否めない…。)
TU Wienには、環境放射能学の今を先行くGeorg先生のラボがあります。
街中にあったキャンパスとは異なる場所に原子力センターがあり、そこにGeorg先生のラボがございました。
原子力関連の施設は住宅少ない場所、海沿いなどにあるイメージを持っていたTMO。ウィーン中心部からは少し離れているもののトラムに乗り、数10分で行けるような街中にあったのでとても驚いてしまいました。建物内にあるサロンのような場所では多くの学生さんが交流していました。自分も交流の場に混ざりたい気持ちを抑えてTU Wienの施設訪問を無事に終えることができました。
この長期間のウィーン滞在では、隙あらば採水を試みておりました。気合を入れ、30本以上のサンプル管をスーツケースに入れてきたのですが正直もっと必要でした。それだけウィーンの街には採水できるポイントが散りばめられていました。また今回は、ウィーンからは少し離れた世界遺産登録されているハルンシュタット湖でも採水をしてまいりました。
研究室メンバーにも協力していただきながら日本中、そして世界中の水をコレクションしてます。がっつり採水・計測結果をまとめて日の目を浴びさせたいところです。
実は採水場所によっては、水を汲むのに命を懸けなければならないようなポイントもあります。TMOでは水を汲むことが困難な場所に関しては高貝先生にも協力していただきました。
今回の採水では、
高尚な場所であることは分かっていながらも治外法権に甘え、採水意欲を抑えられなかったTMO。(写真1参照)
綺麗なハルンシュタット湖の湖沼水を汲むために崖下まで降りてくれた高貝先生。(写真2参照)
採水はできたものの白鳥と鴨に囲まれ、逃げられなくなったTMO。(写真3参照)
風に煽られた水により、夜なのにびしょ濡れになってしまった高貝先生。(写真4参照)
などの採水秘話が生まれました。特にびしょ濡れになってしまった先生のお姿。みなさまにも生で見ていただきたかったです。夜のウィーンでびしょびしょです。TMOは「ええー!大丈夫ですか!(笑)」と言いつつも笑いながら先生の写真を撮っていたのでした。
以上、ウィーン訪問記を二部にわたってお伝えしました!
約1週間ほどの出張は、普段のラボ生活では味わえないことばかりで非常にいい刺激になりました。
一方で実験意欲の向上にも繋がりましたので,日々精進してまいります。
TMO